あこう通信

日々の気づきや出来事について
日本道での活動

五島の島旅②・・・No.1097

2024-05-26 05:15:21 | Weblog

五島は祈りの島、信仰の島と言われています。島の一部は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として2018年に世界文化遺産に登録されました。江戸時代から明治半ば頃まで二百数十年間、弾圧されても潜伏して信仰を守り続けたキリシタンが暮らしておられたそうです。五島列島には51のカトリック教会堂がありますが、今回は、訪ねた教会堂のうち幾つかを紹介します。写真は五島で最初のレンガ建築による教会堂(井持浦教会堂、1897年創建 現在の聖堂は37年前に改装)です。五島各地から選ばれた岩石で建造されているそうです。傍らの井戸は聖泉とされています。

ロマネスク、ゴシック、和風建築が混合した白亜の木造教会堂(水之浦教会堂 1880年創建)です。長年の潮風にさらされて老朽化し解体され1938年に新築されていて屋根は瓦葺きです。↓

乏しい建設資金のため、近くの砂岩の切石を積んだ力強い外観の教会堂(頭ヶ島天主堂 1919年創建)内装は花模様が多様されていました。↓

今回、9つの教会堂を訪れたのですが、それぞれに特徴があり心に残りました。50年前に五島を訪れたので多くの事は忘れていましたが、教会堂の印象は強く心に残っていました。世界遺産に登録されて以来、多くの観光客が訪れてますが、残念なことに心ない見学者もいて教会内が荒らされる事も多く、信者以外の立ち入り禁止の教会が多くありました。地元の人々の気持ちを大切にしながら観光する事が一番ですね。

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五島の島旅①・・・No.1096

2024-05-19 05:15:07 | Weblog

先日、長崎県の西に浮かぶ五島列島を訪ねましたので、数回に分けてご紹介します。学生時代以来、半世紀ぶりの訪問です。五島は自然豊な島、祈りの島、歴史のある島で見所一杯です。幸いにもお天気に恵まれ、美しい海と島の自然を味わう事が出来ました。海の深さにより緑色から青色へ変化する色の美しさに思わず目を奪われました。

上五島の奈良尾神社には樹齢650年以上もある天然記念物の巨木がありました。その木の名は『アコウ』というのです。私の名前と同じなので、嬉しくなりました😊まさに「あこう通信」にふさわしい木ですね。

高さ約25m、幹周りが13.9mもあり、根っこが二股に分かれていて両足で踏んばっている姿で参道をまたいでいるのでまるで天然の鳥居です。その下をくぐっての神社詣でした。アコウの木は南の島でよく見かけるガジュマルと同じイチジク属とのことです。五島列島は自然豊かで鹿や猪など多くの野生動物もいます。

早朝の散歩の途中、宿の近くの神社にお参りしようと石段を見上げたら、野生の鹿がまん中に立ち止まってこちらをじっと見つめていました。まるで神様に招かれたような雰囲気で驚きました😊

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思わぬ里山の絶景・・・No.1095

2024-05-12 05:15:16 | Weblog

毎朝、里山を散歩していると思わぬ風景に出会うことがあります。普段、見慣れた風景も季節や天候のタイミングにより大きく変わるというか、化ける瞬間があります。写真はその一瞬をとらえたものです。地元の里山には大きな沼や池らしきものはありません。ちょっと大げさかもしれませんがまるで絵のようなきれいな風景に思わず立ち止まり、写真を撮りました😊

なぜ、鏡の池が突然現れたか?タネを明かせば、田植え前に水を張った水田なのです。たまたま風もなく、水面が鏡面状態になりました。翌日に同じ場所を通りましたが、水位が下がり雑草が現れて鏡面になっていませんでした。次の写真は田んぼの上に架けられたありふれた橋ですが、水田に影が映るとまるで大きな池にかかる橋に見えます。早いもので、今年も田植えの季節がやってきました。田植え前の水田はありふれた風景を化けさせます。短い期間ですが、身の回りにある風景の瞬間を楽しんでいただければと思います😊

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元気の出る桜・・・No.1094

2024-05-05 05:15:42 | Weblog

桜前線前線は北海道に上陸しました。友人の話では4/28に函館が満開という事でした。今年の桜も最終段階に入りました。近年は桜が終わると初夏が始まるようで、各地で夏日を記録するなど温暖化で春がどんどん短くなっているようですね。過ぎゆく桜を惜しみながら、今年初めて出会った桜を三つご紹介します。

青森、弘前公園のハートの桜です。公園管理の方が偶然見つけられたそうでハートの形になった桜のこずえです。多くの方が写真におさめていました。自然の造形ですが、桜からの愛を感じます。

次は岩手県、小岩井農場にある一本桜です。100年以上前に植えられた老木で、放牧した牛を夏の強い日差しから守る「日陰樹」だったそうです。雲に隠れていますが、後ろの山は残雪の岩手山です。雄大な景色にひとり立つ桜は堂々と咲いていて力強さを感じる「かっこいい桜」ですね。

最後は岩手県、盛岡市にある石割桜です。盛岡藩の家老の屋敷跡の桜で、庭石の割れ目に桜の種が飛んできて芽を出して、成長とともに石の割れ目を押し広げていったものだそうです。エドヒガンという桜で樹齢は400年ほどだそうです。国の天然記念物に指定されていて今も割れ目は広がっているそうです。石をも割る逞しい老木の桜の生命力に驚くばかりです。頑張る姿に励まされました。元気が出ますね😊

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