狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

先を読む

2008-05-26 01:59:00 | ひとりごと


山で林業に携わる人達は、5年先10年先、いや50年先を見越して
植林し、手入れを怠らない・・・と。


僕が花を育てるようになって4年が経ちました。まだまだ知らない
事ばかりですが、植物を大きくするに必要不可欠なものは「太陽・
水・肥料」の3っだと聞かされましたが、僕はその3っ以外に「風」
もまた必要であると思います。


この春温室から出したばかりの「紅葉の苗木」は、樹高こそ60cm
程に成長していたけれど、幹は細く、雨でも降ろうものなら、葉に
吸着した水分の重みで今にも折れんばかでしたが、外に出し風に
当てて育てたお陰で、幹も太くなり、今では少々の風が吹いても
首を折ることもなく悠然と立っています。



前の「種を蒔く」に書いたように、何時何時に花を咲かせたいから
何時いつ頃に種を蒔くかを考えなくては、花を育てることは出来ま
せん。山で林業を営む人達のように、10年先20年先までとは言わ
ないまでも、せめて何ヶ月か先までは読めないと、花は咲かせられ
ないのです。


ビギナーの内はそれが出来ないので、場当たり的な作業となって
しまいます。


人間も同じ事で、学生時代は親の庇護の下で生きています。
社会に出て、実社会の波風に揉まれて初めて一人前の人間に
成長することが出来るのだと思います。


車の運転も、今や「予測して運転」せよ・・と言われます。
予測する・・・それが安全運転の秘訣・・だとも。
何事に於いても「先を読む」そういう思考回路を早く作ることが
肝要でしょう。




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