裏を見せ 表を見せて 散る紅葉 ・・・「良寛辞世の句」
自分をひらひらと裏も表も見せて散っていく紅葉に例えている
死に行く自分のことでもあり、「裏を見せ表を見せ」というのは
四十歳年下の貞心尼に自分の裏も表も何一つ隠さず見せてきたこ
とをいっているのであろう・・・と、京都教育大学の岸見一郎氏の
解説だと書かれていた。
僕は、てっきり「良寛」の作・・・だと思っていたが、違ったらしい
「良寛辞世の句」だと言うのだ。
人間、死ぬる時に、墓場まで持って行きたい事も有ろうかと、僕は
思うのですが、良寛さんは無かったのでしょうね。矢張りそこら
辺りが、僕ら凡人と違うところなのでしょうね。
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何れにしても味わい深い「句」ですね。
この季節になると、時々思い出します。
季節柄・・・かも知れませんが、加齢からくる「そういう年」だから
かも知れません・・・ね。