「卒啄の機」
「卒」・・・雛が卵の内側からつつくこと
「啄」・・・母鳥が外からつつき破ること
この共同作業でひながうまれるから、得がたいタイミングという
意味です。特に鳥などは「プリンティング現象」で、生まれて最初に
目にしたものを「親」だと思ってしまうそうだから、なおさらでしょう。
この、絶好のタイミングと反対に「六日の菖蒲」「十日の菊」という
ものがあります。
****************************
六日の菖蒲(むいかのあやめ)
六日は端午の節句(五月五日)の次の日になります。
菖蒲は五月五日の端午の節句に使うもので、六日では遅い。
そのことから「時期を逃して役に立たないことの喩えとして
「六日の菖蒲」と言うようになった。
十日の菊も同じように九月九日が菊の節句であることから
十日では役に立たない・・・六日の菖蒲と同じ喩え。
****************************
子育ての時は「卒啄の機」に気を遣いましたね。
今は「卒啄の機」を気にするような事には出合わないのでね
忘れがちですが「六日の菖蒲、十日の菊」とかに、自分がならない
ように気をつけて生きていかないといけません。
上手い例えが思いつかなくて、何とも説明のしようが有りませんが
意味さえ理解していたら、意外と、そうならないように生きていける
ものです。
今年は太宰府の菖蒲を見に出かけたいですね。それも出来たら
雨が降ってる日に・・・。
外の雨は上がったようです。青空が出ています。
北風が強くて寒いですね。