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CDなんて撮ってないで、私をもっとかまってと目で訴えています。
ブレイディといえば普通トム・ブレイディを連想しそうですが、ウェイン・ブレイディも覚える価値がありますよ。
これね、知ってる人いないだろうな。2008年の作品なので新しくないんですが、もうね、ここ数年の中じゃ一番のボーカルアルバムですな。ずっとカーステレオの愛聴盤なんです。そういやブログで紹介したことなかったなと思いまして。
曲がすごくイイですね。捨て曲無しですよ。甘くて爽快で聴いてて気分良くなる。
所謂アーバンアダルトなんですが全体にうっすらと50~60年代風の不思議な雰囲気が漂っているのが良い感じなのです。でも単なるR&Bをわざとらしく再処理した「よくあるもの」とはちょっと違うんだな。オリジナリティあると思う。ブラックミュージックにしては安易にグルーヴを押し出しすぎず(露骨なグルーヴ強調傾向はキライです)なかなか洗練されている感じ。ヒップも入っていない。そういうカラッとした曲。無いんですよこういうのが。ボーカル用のオケなんだな。よく練れてるなって思います。
歌は当然いける。スムーズでやや渋い表現。古典的ソウルの1スタイルとも言えるフェイク&シャウトの少ない素直な歌い方。
なんというかね、この人きっとサム・クック大好きなんだろうなぁと。オリジナルのあの熱っぽさは実は全く無いし、声質も柔らかくて全く違うんだけど、そんな影響がちらほら。その証拠に有名な1曲"A CHANGE IS DONNA COME"のカバーが入ってまして、そりゃぁもう、よみがえるサム・クックですよ! 物真似師の芸に近いです。
でもまだお若いんだよ。
しかも驚くなかれ、なんとコメディアンとしても成功している人らしいよ。そのへんは詳しくないけどね。むこうの芸能人の才能は半端じゃないね。
現在2枚しかないんだけど、数年に1枚ペースでいいからコンスタントにアルバム出して欲しい人ですね。
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