CYCODELIC WEBLOG

今思った事は主にTwitterで書いています。このブログは何か余程の事でなければ書いていません。

WAYNE BRADY

2011-07-03 | (かつての)今日のBGM

CDなんて撮ってないで、私をもっとかまってと目で訴えています。

 

ブレイディといえば普通トム・ブレイディを連想しそうですが、ウェイン・ブレイディも覚える価値がありますよ。

これね、知ってる人いないだろうな。2008年の作品なので新しくないんですが、もうね、ここ数年の中じゃ一番のボーカルアルバムですな。ずっとカーステレオの愛聴盤なんです。そういやブログで紹介したことなかったなと思いまして。

曲がすごくイイですね。捨て曲無しですよ。甘くて爽快で聴いてて気分良くなる。

所謂アーバンアダルトなんですが全体にうっすらと50~60年代風の不思議な雰囲気が漂っているのが良い感じなのです。でも単なるR&Bをわざとらしく再処理した「よくあるもの」とはちょっと違うんだな。オリジナリティあると思う。ブラックミュージックにしては安易にグルーヴを押し出しすぎず(露骨なグルーヴ強調傾向はキライです)なかなか洗練されている感じ。ヒップも入っていない。そういうカラッとした曲。無いんですよこういうのが。ボーカル用のオケなんだな。よく練れてるなって思います。

歌は当然いける。スムーズでやや渋い表現。古典的ソウルの1スタイルとも言えるフェイク&シャウトの少ない素直な歌い方。

なんというかね、この人きっとサム・クック大好きなんだろうなぁと。オリジナルのあの熱っぽさは実は全く無いし、声質も柔らかくて全く違うんだけど、そんな影響がちらほら。その証拠に有名な1曲"A CHANGE IS DONNA COME"のカバーが入ってまして、そりゃぁもう、よみがえるサム・クックですよ! 物真似師の芸に近いです。

でもまだお若いんだよ。

しかも驚くなかれ、なんとコメディアンとしても成功している人らしいよ。そのへんは詳しくないけどね。むこうの芸能人の才能は半端じゃないね。

現在2枚しかないんだけど、数年に1枚ペースでいいからコンスタントにアルバム出して欲しい人ですね。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿