
今や一流に成ってしまったファレル・ウィリアムスをかけています。これまた嫁さんのリクエストで買いました(笑)。
私も最近あんまりCD買わなくなったから、こういう流行モノなどは数ヶ月遅れて手にしている始末ですよ。
(蛇足ですが、私の周りでTOP40音源を聴いている人って他にはもう1人ぐらいしかいませんね。誰も聴かないのかな?と思うこともありますが、思えば私も邦楽は聴きませんから実は似たようなもんです。アンテナの向きが違うだけなんですよ。話を戻します。)
でもファレルの場合は「しぶしぶ」は一切ありません。1stからそれなりに評価してましたからね、この2ndもいずれは買っていたかもしれません。
ただし最初に聴いた時は戸惑いました。新旧二つがあまりに似てないから。
後ノリを強調したゆる~いラップ専門だった1stの面影は全く無い、2ndはジャスティン・ティンバーレイクばりなオサレ歌モノポップスですなあ(ジャスティン本人もぬかりなく参加してる)。
まるで同姓同名の別人のようですよ。この調子だと(話早いけど)次作がどうなってしまうのか心配になるね。
なお、そのポップスとしては見事なメインストリームに位置していると思います。ここ数年で一番の傑作ではないでしょうか。久しぶりに捨て曲が無いアルバムに出会いましたよ。80年代にあった全曲シングルカットされそうな感じのね。
リズムの表現も新鮮で、黒人の作品の中でもずば抜けて洗練されていると思いました。
でもね……これ、もはやブラックミュージックではないね。
仮にこういったクリエイティブ方針だとラファエル・サディークみたいになるのがブラックミュージックの真っ当な姿でしょ。なんかね、黒人ならではの意地とでも言うかスピリッツが無いんですよね。
いやこのボーダーレスが今後のブラックミュージックの指針になるのかもしれませんが、もしそうだとしたら、私はもう今後出るブラックミュージックを聴かなくなるかもなあ。
こうして誰もが時代とともに頑固じじいになっていくのでしょう(笑)。クラシックブラックミュージックだけを墓に入れてもらいます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます