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CYCODELIC WEBLOG

今思った事は主にTwitterで書いています。このブログは何か余程の事でなければ書いていません。

up!本当に楽しい。毎日乗ってる。通勤も。休日のちょっとした買い物にも。

2013-10-20 | (かつての)日常のWeblog

予算の都合で仕方なく選んだ最底辺の車なのに…まいりました。

贅肉の無い魅力にすっかりまいってしまいました。
あれもこれも与えられていない簡素さを肯定的に受け入れ開き直った者だけが到達できる、おかしな面白さを感じます。例えるなら岩石オープンに乗ってハイになっているような、虚栄心から解放されるくすぐったい喜びとでもいいましょうか。
もっとも、それだけならしばらく乗れば次第に冷めてきて、惨めで侘しい一面の方が気になってきそうなもの。なのに、サスペンションの動きやドアの閉じる音など神経に障りやすい所は大変上質で乗り心地が良く、また質素に見えるシートも疲れにくくて座り心地良いため、安物を捕まされた不満がすぐ五感に響いてきたりしません。
浮いた車高も細い70タイヤもスチールホイールも、もうこのままでいいやー!という気分になります(←早まるなっ)。不思議ですね。購入前にカタログ見ているうちは、もうちょっとかっこよくローダウンしてインチアップしたアルミホイールを探そうと思っていたのにね。

運転に関しては、軽量なことがここまで快感だとはねえ! 本当に恐ろしく軽いなッと実感します。エンジンは個人的には非力だと思いますが、それでも軽々と動いてしまいます。ASGの都合により自動変速モードのロー~セカンドの時だけは機構上どうしてもぶっ飛ばしたスタートができませんが、ギヤのせいで他車より遅いのは本当にそこだけ。セカンド以降は「スイスイ」という表現がこんなにふさわしい車も他に無いでしょう。ASGで唯一問題があるとすれば急な登坂ぐらいです。しかしスタートとて登坂とてはじめからマニュアルモードにすればもたつくことはありません。

脱線しますが、
この手のロボタイズドマニュアルトランスミッションは流行りらしいですね。いや、他社の方はどれもはるかにマシみたいです、up!よりも(笑)。
でもね、
慣れなのですよ。

やはりコツがあるのです。それを掴めば滑らかにギヤを上げていくことができます。私はもう完全にマスターしてます。(コツは略)
たぶん同乗者からは普通のオートマに乗っているのと区別がつかないのではないかな。
それができなきゃ下手くそなのよ、前も書きましたけど。
一般人に多少の上手さを要求する設計は確かに間違いだとは思います。ただ特に難しくもないことなので言い切ってしまいますよ。
up!を自動車教習所のオートマ教習車に採用したら良いと思うほどですよ。

話を戻します。

軽さを語れば、我が人生で一番良かった車は断然、初代の最初期型ユーノスロードスターだと思っているのですが、あれよりもさらに軽く感じます。それでいて剛性はup!の方がはるかにしっかりしている印象ですからね。あっちは馬力もあってブンブン振り回す楽しみがありましたけど、軽い怖さというか例えば強めにブレーキ踏むとすぐ4輪ロックしますし、路面によっては軽さ優先で剛性を犠牲にしたボディがグニャグニャしたり、バイブレーションもすごかったですからね。ロールバーとかハードトップなどで少々がっちりさせるとだんだん重くなり、するとすぐその悪影響が感じられました。それに比べたらup!は剛性面の不安がなく、だから軽さの快感を邪魔しません。時代が違いますから、こんなド廉価でも最近の設計は見事なのですね。

そういえば、純正のスチールホイールは6kgしかありません。大概のインチアップしたアルミホイールはこれより重い製品ばかりです。ややオーバースピードでヘアピンをターンした時のグリップの不安から、せめてワンサイズだけでも幅広なタイヤを履きたいと思うこともあるのですが、さてどうしましょう?…そんなことが唯一の悩みどころであります。

Fiat500もきっと同じだったんだろうなぁと思うこともありますが、私が買えたのはmove up!がやっとですから。あっちは未練なく忘れます。(絶対あっちがこれより上級車)

一方、最新の軽自動車なら違っていたでしょうね。「いや、なに言ってんだ?同じだろ!」と思われるかもしれません。でも軽自動車だったらたぶん私は上級グレードに手を出していたでしょう。例えばN-ONEならTourer Lあたりにしてたんじゃないかな。するとたぶん今up!から受ける面白さは感じることなく出来の良い、負けた気がしない、快適実用車で終わっていたような気がしますね。up!は勝ち負けとかどうでもいい、他の奴がどうだっていい、良い意味で自己中な域にイッちまいますからね。




今度の車は丸くないッ!

2013-10-13 | (かつての)日常のWeblog

ビートルに比べたら、だけどね。

さて、本日、

up!を迎えました。
move up!です。フォルクスワーゲンで一番安い車(笑)。
下位グレードだからフォグランプ無し。でも造形美的には絶対こうあるべき。
タイヤは今時70でね。車高高いわ。でもロールは意外としない方ですね。
ホイールなんかガン鉄よ。でもホイールキャップのデザインは悪くないですね。
ハンドルもプラです。でも気にするな。ド廉価を楽しめ。

10年前の人生計画では、今頃クアトロアバントに乗っているはずだったのにな~。まさか人生こんなに大幅グレードダウンしてるとは思ってもみなかったもんな~!(汗)。

ま、でも、私はもともと小さい車が好きですからね、一昨年あたりからFiat500あたりが欲しいなと思ってましたからね、N-ONEも悪くないと思っていたほどですからね、今の自分ならup!は意外な展開でもないのかもしれません。
ただできればGT up!が欲しかったんです。待ってたんですけどねぇ…とうとうニュービートルターボが逝く迄に発売されませんでしたから。仕方ないですね。
なお、high up!にしなかったのはローエンドの潔さがないからです。あっちは上級モデルだけに内装は断然ステキなんだけど、エンジン同じだし、標準装備のアルミホイール好きじゃないし、フロントバンパーにフォグランプがあるのは絶対カッコ悪いし、こういう割り切った車だから安い方でもういいやと。それでも払うの大変なのを忘れるなよっ。

この車は面白くて、左足でクラッチ踏まなくてもいいマニュアルなんですよ。私はそもそもマニュアル出身ですもんで。オートマは30過ぎて結婚してから仕方なく買ってたわけで。
実はup!で最も感心したのがこのマニュアルモードの解釈と感触です。自動変速モードからマニュアルモードへの切り替えの境界が全く無いんですからね、驚きますよ。シームレスに行き来できる。従来のオートマによくある+-印のおまけ機能のようなシフトアップ&ダウンの使い心地とは雲泥の差です。
それで乾燥車重920kgですから、エンジンは非力でも足として充分通用しますし、燃費に至っては感動的に喰いません。ガソリンいっぱい使ってグイグイ加速して走る時代ではないんでしょうね。

ところが、そうは言ってもほとんどのシーンでは自働変速モードでオートマとして運転する人が多いはず。オートマとして見た時、ASGという名のロボタイズドマニュアルトランスミッションの世評がすこぶる悪いんです。確かに私の印象も同感ではありました。特にローからセカンドへギヤチェンジする時が滑らかじゃない。これ、本当にテストドライブして作ってますか?と疑いたくなるほど。また、上り坂になるとギヤ選択がおかしいのはDSGも同じ傾向ですけど、こっちはクラッチ一枚でしかも非力だから一層やばい。バックギヤも弱々しいです。
発売されたばかりの頃に乗った試乗車も、購入前にしばらく借りた代車もそのような傾向がありましたね。

しかし!
今日、自分で買った新車に乗ってみると、少し違う!
変速のショックがそこそこ抑えられていて、明らかに滑らかになっているではありませんか!

もしかして発売一年で不評がフィードバックされましたかね?ね?ね?

もちろんこれでもDSGなどに比べたらちっとも褒められないですよ。でも初期のは本当にこんなもんじゃなかったからね。酷かったから。絶対この一年で大きく改善しているに違いない。さもないとすればうちのがアタリだなんてことになっちゃうんだけどいいの?(笑)

そもそもね、ASGに文句を言ったら負けだね。と、私は思ってはいました。
下手くそで未熟者だと自白しているようなもんですよ。
up!がどういう性質の車か考えれば、アクセルの踏み方はおのずと決まってきますからね。
こいつでギクシャクしたら「おぬしはまだまだだな」と車からダメ出しされていることになるでしょう。
なんにせよこれから長く付き合うことになる車です。愛情をもって愛情をもらって乗らないとね。

あ、書き忘れるところでしたが、
イスは妙に良いです。高級感ゼロですが、とても座り心地良い。これなら腰痛にならないんじゃないかな?