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CYCODELIC WEBLOG

今思った事は主にTwitterで書いています。このブログは何か余程の事でなければ書いていません。

個性的な弦だった

2015-02-15 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい
Optimaと言うコーティング弦を試しました。(ただし金ピカじゃない方)
これの愛用者は何人か知っており、めずらしい製品ではないみたいです。ただ私にはかなり個性的に感じましたので久しぶりにログ残そうかなと。

もっとも張り替えて数週間経ちますけれどね。どうも第一印象ですぐ判断しちゃいけない弦のような気がしましてじっくりチェックしておりました。
なにせね、最初に張った瞬間「おまえはもう死んでるのかぁ!?!?」とあせったもんで。これ、誰もが死んでいると思うはず(笑) 。

ええ、もちろん死んでなんかいないのです。
それくらいハイが新品らしくない。まぎれもなくコーティング弦特有のハイです。
よくある樹脂コーティングではなくメッキのコーティングとのことですが、材は何であっても結局似た地味めの傾向が多少あるものですね。
新品の弦が短時間だけ持ち得るフレッシュで突き抜けるようなハイを必要としている人は絶対張ってはいけませんよ。

それに対してアタックの破裂音はなかなか。ズビズビ。
新品らしくないのはハイだけですから、ハイミッドからローまでは表情に富み、充実しています。それも溢れて広がる感じではなく、ぎっしりスキマなく凝縮されているような、ソリッドさが感じられます。グルージーさはあまりないですね。

ユニークなことに、音の切れの良さがあります。キレの良さではなくて。ピタッと止めると無音になる。全体に無秩序に倍音が溢れ出すことがない。音価コントロールしたい人にもラクでしょう(ラクして良いかは話は別だけれどね)。タッピングとか向いているんじゃないでしょうか。

コードもとても良いです。ラウドじゃないが整う印象。全ての和音が統制とれて言うこと聞いてくれるみたいな。低音でも意外と綺麗。

16の高速フレーズをごまかさずに指弾きしたい人にも良いんじゃないかなぁ。音符が繋がってしまうことがないでしょうから。すじこじゃなくていくらというか。サーデュークの間奏が綺麗というかラクというか。

スラップをする場合は地味になりますね。一般的なスラップに求められる周波数が前に出ていませんから。シャープじゃない。鮮やかじゃない。余韻が全くないからまるでリバーブ切った様に、キラッとしない。
ただし歯切れは不満ないです。
左手のヒッティングの金属的なミュートサウンドも鳴りにくいです。
でもべつに一般的にしなければ(笑)にぎやかにもうるさくもいくらでも表現できるでしょう。

フレットカンカン響くあの周波数はあまり出ていません。これはメリットなのかな。
この世で一番フレットノイズが目立たない弦はと聞かれたらOptimaと答えようと思いました。

録音する場合も周波数をいろいろとカットしないで済む弦かもしれません。試していませんけれど。


音質以外の話をしますと、手触りはざらつきがなくて滑らかですが、テンションがきついです。
それがちょっと程度じゃないですよ。とってもきつい!
左手は問題ないけれど、例えば一週間ぐらいサボった右手のヤワな指先には痛いです。それがいやであまり弾きたくなくなります。まったく情けないなぁ(笑)。

でもこのハリだとピックにはかなりイケる弦だと思いますよ。
似た奏法ですが、サムだけをピックの様にオルタネイトするとやはりすごく良い音がします。

よく躾けられていて言うことを聞いてくれてしかもはしゃがない、そんな弦でした。

SUHR Koji Comp

2014-09-23 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい
【注】写真のセッティングはめちゃくちゃです。


さて、それではKoji Compのベースでのインプレです。
非常に手強いコンプですので、詳細にレポートします。読みづらいので覚悟してください(笑)。

はじめに
見た目こそ素晴らしく上質な印象ですがその正体は、近年主流のオプティカルコンプの真逆を行く、かつてのエレハモ製コンプにあったようなどエグい効き方のオールドスタイル。それに最新の小細工を施すことで過去には得られなかったクリーンな音が出せる珍しい製品です。


【Comp】
普通Compと表記してあるノブがひとつだけあるならばそれはスレッショルドの意味である場合が普通でしょう。しかし稀にSustainと表記した方がふさわしいのではないかと思いたくなる製品があります。コンプレッションと一口に言ってもいろいろキャラがあるのです。この製品がモロそれ。でかい音を潰す働きよりも、小さい音になるほどでかくし続けることで音を持続させようとする働きの方が際立っています。昔のギター用コンプに多いキャラだね。

従いましてまずは、
1ノブゆえに調節できないリリース&ディケイに癖があります。
かなりサステイナーの性格が強くて、最後はホワイトノイズだけになるまでゲインアップを続けて音を伸ばしてくれます。リリースタイムはCompノブを小さくしてもあまり短くできないし、ディケイも最後の最後にやっと蝋燭の炎を消すように働きます。
通常ベースではスッと自然に効果が消滅するようなセッティングが好まれますから、これでは厄介です。

肝心のゲインリダクションは味気なく無粋に抑え込むタイプ。効き自体はとても強いので、ベースではCompノブを回すとしてもせいぜい10時あたりが限度。8時以下でもピークはぺったんこに均されます。いわゆるリミッターのようには働きません。
というわけでこの製品では積極的にCompノブ最小付近を使うべし。最小=7時にしてもピークは抑えてくれますから。大概の製品は最小付近は効果が弱すぎるためそこを使うのは有意義でないことが多いものですがこの製品は違うのです。


【Attack】
かなりサステイナーの性格が強いため、アタックタイムは短くするほど、抑えたアタックの後に来るゲインブーストによる音量の盛り返しがより一層モワッと目立つようになりますから注意が必要です。ギターでは色々なセッティングが使えるでしょうけれどね、繰り返しますがベースではどうしてもCompノブ小さめ&Attackノブ大きめで使うしか逃げ道はないですよ。
つまり、アタックタイムが終わりゲインリダクションが始まる時にすぐ短いディケイが始まろうとする時をうまく近づけてなめらかに繋ぎ合わせるようにするのが自然な音にするコツとなります(言っている意味わかるかな?)。
セッティングのスタートはこの際、思い切ってCompノブ最小、Attackノブ最大から始めちゃってもいいでしょう。
具体的には私のメインベースの場合、Compノブを8時あたり、Attackノブは16時あたりで、なんとか近づく印象でした。
自分の望みではなくコンプの都合で値を決めているみたいでおかしな話ですが、この時点で望んだ音にはなり、まだ少し回せるゆとりが残っていますからから結果よしとしましょうか。
また、あえてアタックのパコパコ感のあるザンネンコンプを演出したい時は(したい人いるのか?)、Attackノブは10~12時あたりでよく聴いてあまり奇妙に感じないポイントを探すと良いでしょう。
いずれのセッティングもめちゃくちゃ難しいですけれどね。とにかく真剣によーく聴いて決めなくてはなりません。短時間では無理なので、休日一日潰して追い込むしかないでしょうね。難しい時はヘッドホンでチェックする人がいるみたいですが、アンプでもわかりやすいと思いますよ、それほどはっきり効きの強いコンプですからね。


ただし、
この製品には魔法のノブがあります。おかげで少々雑にセッティングしてもある程度救済することができるんです。それが次に述べる2つ。モダンな小細工セクションだと思います。


【Mix】
コンプレッションされた処理音と原音を混ぜることができます。ブレンダーですね。
全てのセッティングで少々効きすぎな音になっても最後にMixを使うことで相当味は薄められます。今風な発想のコンプだなぁと。手法としては昔からあるんですが、ストンプボックスとしてブレンダーのノブが備わっているのは古くてもBarber TonePress、最近でもXotic SP Compぐらいですかね(他にあったらゴメン)。詳しく知りませんがもしかしたらFLIP BC-XのSHAPEノブも実はこれと同じ仕組みなのかもしれません。
原音を混ぜたらコンプの意味がないと考えるのは(私も同感ですが)実際は間違っています。そりゃぁバイパス音と同じ100%の原音を合わせるとしたら意味がないでしょうけれどそうではなく、音量を減らした原音を混ぜる内は心配には及びません。音のシェイプを整える効果しかないです。この製品だと処理音を10%~100%の範囲で調節できるとのこと(つまり原音は90%~0%)。Photoshopなど画像処理に例えれば、調整レイヤーできつめに効果を作っておいて透明度で加減するのに似ているなと。言わばブレンドコーヒーと一緒ですよ。


【Level】
OUTの手前での最終ボリュームです。ここの働きは非常に高品位なクリーンブースターそのものですね。
この製品は(くどいけれど)サステイナーの性格が強いため、処理音の段階で少なからずゲインブーストされていて迫力があります。なのでMixで原音の生真面目な音を混ぜるほど迫力が削がれおとなしい印象になってしまいますが、そうなっても次のLevelでばっちり元気な音に復活させることができます。それはLevelが単品クリーンブースター顔負けだからできる芸当で、そうしているところがさすが今の時代の製品なんだなと。
Mixと合わせてモダンだなと思うんです。
MixとLevelを通過することで音質的には救われてしまう。おかしな考えではありますが、結果的にコンプレッションのキャラがどうであれバイパスよりオンの方がグッとくる音になるのだからエフェクターとして存在価値はあると思うんです。


【Voice】
小さなスイッチはEQのようなもので、左にするとハイミッドが、右にするとトレブルが持ち上がるようです。
いずれもギターのピッキングのアタックを聴かせる目的用途かな?
ベースでもフレーズがやかましくなります。
ノイズも上がるのでよく聴いて使うか判断を。


【FXリンク】
頭の上にリモートペダル端子と切り替えスイッチがあります。日本語の取説が手元に無いため使い方はよくわかりませんが、リモートペダルを使用しないのであればどの位置でも問題にはならないはず。


その他


気が利いていることに、なんと!バイパス音をトゥルーバイパスとバッファーバイパスの2つから選べるセレクターが内部にあります。この機能が付いているエフェクターを私は他に知りません。耳で聴いても大きな差は感じませんが、バッファーの価値をわかっている人にとっては素晴らしい機能でしょう。
今まで盲信的にもてはやされてきたトゥルーバイパス至上神話を崩す製品がやっと現れて、しかもSuhrのようなわかっていらっしゃるブランドからとあって、私は感動すらしています。

ACアダプタは普及品でも大丈夫です。

ホワイトノイズはありますが、よほど強力に掛けすぎなければ目立つことはないです。気にしなくて良いレベル。ノイズは処理音にのみ乗ってくるので、Voiceを使わないとか、Mixで原音を混ぜることで軽減できます。

過剰入力には比較的強くてよく耐えている方です。オーバーしても格好良く歪むことは無く、クリップしてブチッとなります。5弦Dなんぞドンと叩く時は気をつけてください。


結論
私は気に入りました(笑)。今、結構イイ音出ています。こうなるまで何日かかったろう。

(我がホームページにも書き足しましたので合わせてご参照あれ。)

こんなのいきなり中古置いてあるか?普通

2014-09-21 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい
ベースに使っている人いないんじゃないかな?というコンプにあえて手を出してしまう悪い癖がありまして私。

…またやっちまいました。

先日、かのバーチーズに初めて行って参りました。
7月に開店したことは知っておりましたがなかなか行ける機会がなかったので、
たーみーさんオフ会ついで集合場所に利用させて頂き、やっとおじゃますることに。
今さら胡蝶蘭を持って行くのも遅すぎますから、ホント甲斐性ないけれど手ぶらでね(汗)。
BLUESTEELとかSR2000でも買って売上になればまあいいんじゃないかなとか考えておりました。

しかし結局、そこで私は弦の5倍もの買い物をするハメに(笑)。
持ち帰ったのが上の写真のコンプでした。

Koji CompというSuhrが作ったコンプです。綺麗な中古品。すごい品揃えだわバーチーズ。
これを手放したあなた、この子はうちで育てます。

先生に翻訳させるとこうなります。



浩二か…。
いやまじでKojiって何だ?誰?(←だが調べない)


詳細はものすごく長い文章になりますので、次のブログで。


まきちゃん派?

2014-09-13 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい
またもやOPBの話。

実はこのベース、3弦の5フレットを押さえた時だけ、しびび~んと蚊の鳴くようなビビリが出てましてね。

ええ実際、蚊は鳴きませんとも(笑)。
でもそんな雑音でももう気になっちゃってね。
小さなビビリならどうでもいいという判断は健全じゃないですよね。
そういうこともあって先月もネック外して調整したりしたのですけれど、ビビリはどうしても消えないのです。
どうやら反っているのが原因じゃないなと。
押弦を色々試すうちにどうも5フレットより低い…ずばり4フレットが弦振動に当たっているのはわかってきました。
さては4フレットが浮いてるか
 →素人目には浮いてない(厳密には知らん)
じゃぁ5フレットが摩耗して低くくなったから=他のフレット削る?
 →やだなー…っちゅうか素人目には摩耗しとらんし
まさかナットが出荷時張ってあった095弦の深さなのに自分は090弦を張っているから低すぎる=ナット交換?
 →まじですか…っちゅうかじゃぁなぜ今になってビビるよ

で、本日、突然、解決。

ふつうペグで弦を巻く時「一番下までキッチリ巻くべし」とか教わったことないですか?
Fenderみたいにヘッドアングルが無い場合、4弦と3弦はそうすることでナットへ当たる力を稼ぐのが理由だったはず。
それを意識しないで、弦が自然に勝手に巻かれたい位置で巻いてみた。
上の写真で3弦のポストを参照あれ。この状態。とはいえ特に上がっているわけでもないんです。今まで左手でペグを回しながら右手でグイグイ押さえ込んでポスト根元まで下げて巻いていたのが手前のピンぼけの4弦ポストですよ。3弦ではその右手を使わなかっただけの位置ね。
そうしたら、ビビリ全くなくなりました。

危惧される様な問題も結局起きてないです。弾けるし鳴るし、おかしくない。

なんかもう無理矢理一番下までギュウギュウ巻かなくても良いんじゃないか?
ナットへかかる力なんてのは必要以上になっているなら充分なんじゃないだろうか?
それより、ナットで曲がる角度がきつくなることで弦の振動が多少違ってくるものなのかもなぁ。
それが曲がりにくいフラット弦ならなおさら、とか。
フレットやネックの問題とは別に、弦の振動の仕方によってある場所にバズが出たり消えたりすることももしかしてあったり…、なんて。
ええわかって言っているわけじゃありませんよ、検証不十分ですし、でも今後もう少し意識してみましょうかね。
この歳になって気がつくのは遅いのかな(笑)。

てなわけで、近々プロのメンテを依頼しようと悩んでいたのですが、しばらく様子見で、なんともなければこのままで済みそうで良かったです。
そうでなきゃね。このクラスの楽器なんだからちょっとやそっとで狂ってもらっちゃ困りますよ。




真姫ちゃんネタ期待した人、ごめん悪かった。
じゃぁ言っときましょう、私はかよちん派です。(←ど少数派では)



回すのが恐い

2014-08-14 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい
いや~2年ぶりの夏休みでありますよ(去年は無かったの)。

そんな夏休みの一日を利用し、恐る恐るOPBのネック調整をしました。
恐る恐るというのは、あまりしたくないことだからです。
うちのOPBはカスタムショップ製のツルシなのですが、昔のオリジナルの構造にちゃんと則っていまして、つまりネックをボディから外さないとトラスロッドを回せないのです。
まぁそれはべつに珍しい仕様ではありません。古いベースを模した製品ならよく採用されていることです。
でも、私はこれがとても苦手なのです。

その理由は、トラスロッドを回す難しさではなくて、
実はボルトオンネックを締める力加減がわからないから、なのです。
だからネックを付けたり外したりしなければならないこの仕様はとてもイヤ。

このネジ、どこまで強い力で締めたら良いのでしょう????

まさか全力で締めても構わないものじゃないですよね?
なぜなら、あんまり強く締めるとプレートが変形してボディの木材にめり込んでしまいそうですし……実際そういうプレートを何度も見たことはありますからね。

木ネジなのですから丁度良い適切な締めトルクがあるはず、その箇所に必要にして充分なね。しかも何度も同じ穴に締めるわけですから、相手は木である限り、既に出来ているネジ山の強度なんてたかが知れていますよね。繰り返す程に脆くなっていくに決まってます。

私は木じゃなくたってネジ山をバカにするのは大変得意なのですよ(笑)。

この部分、木ネジを木材に締め込むのではなく、せめて埋め込みナットにボルトを締める構造であったなら、自然に止まるまで締めれば悩むことないのですがね。そういう楽器も今なら存在するとは思いますが、これは古式OPBですからねぇ、望むのも無理な話ですね。



自分の部屋のアンプについて今更

2014-06-14 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

どんだけネタが無いのかと思われるかも知れませんが、

はいこれ。私の愛するSWR LA8であります。その名の通り8インチ一発のミニサイズな30Wベースアンプですよ。

SWRお家芸のオーラルエンハンサーがなんと常時ONされている(OFFにすることも調節もできない…わっはっは)とのことで、いつだって輪郭くっきり。とは言えLA15とかLA12ならさぞかし良かったかも知れませんが、8インチで輪郭くっきりでもねぇ…。確かに小さすぎるルックスの割には元気は良いですけれど、リッチな重低音は一切ありません。
でも褒めたいところがありまして、キャビネットの板が薄い箇所で3cm厚い箇所では5cmありまして分厚いのです。その板でこのサイズですから剛性がっちがちの塊となっています。容量もないのでバスレフもありません。コーンだけで勝負です。
これが悪くない。
箱鳴りしなければブレもなく8インチコーンをクリアにぶん回せる。弱々しさはみじんも感じられないぴりっとした響きです。音程はよく聴き取れ、ミスタッチもフレットノイズも「このへたれめがッ!」と指摘され、その時のボリュームは最小位置です。最小で充分音量は出ます。電気も喰わないエコな奴。
たまにボリュームを上げてみますと恐ろしくうるさいです。でもバンドで抜けないうるささです。子犬が吠えているあのうるささと例えればおわかりいただけるでしょうか(笑)、一般的な大きいアンプが大型犬の迫力あるバウッだと思ってください。ええ所詮そういう音ですが普通の部屋で大型犬が毎日全力で吠えていたら貴方いつかコロされますよ。

また、その関連ですが、特に重低音が唸らないために近隣の壁を越えて騒音が伝わりにくい…のではないかなもしかしてたぶんきっと…と感じます。我が部屋は足の踏み場がない狭小四畳半ですので、ただでさえ小さなこのキャビをなんと!写真のように縦にして(=細い)、しかも防振ゴムを四角に敷いてフローリングに置いてあります。これにより床鳴りしないので、深夜、隣の寝室で寝ている家族からも「るせーよあーた!」等と言われたことがありません。どうですかマンション住まいベーシストの鏡と呼んでもらいましょう(笑)。

涙ぐましいわ。

問題点は、これで音作りをすると他のシチュエーションでヘンな音になります。あくまでも自宅練習モニターですので。歪みモノなんぞ(例えばVT Bassとかね)はこれぐらいの歪みのノリが良いぞと思ってセッティング決めたのに、本番では同じノブ位置だと全然ヌケず結局踏まなかった、なんてことはしょっちゅうでした。
一方、コンプの効きはよくわかるため、これでセッティングを追い込んでおけばどこへ行っても掛け過ぎな音にはなりません。
そもそも音に色気が乗らないアンプです。つまらない音。チューブの魅力とは真逆ですね。だからアウトボードプリのキャラもよくわかります。問題点であると同時に便利な点と考えていいでしょう。使いようですよ。

まぁなんだかんだ申してもこのサイズのベースアンプ古今東西数あれど、これよりマシな製品は未だに少ないのではと、私は思っています。2001年秋に発売で、新品時の定価45,000円。当時ベーマガに宣伝記事が載りましたよね。それ読んで簡単に洗脳されて私はすぐ買いに行きましたよ。でもあの時買っておいて良かったです。この初代のLAシリーズはすぐデスコンになっちゃいましたからね。後継モデルはイマイチでしたもんね。

さておしまいに、ブログに書いても市場は時の流れで変わるものでありますが、このLA8の滅多に出ない中古が今現在、検索すると出てきますね(まるでステマ)。小さいアンプをお捜しの貴方、試しに試奏してきてはいかがでしょうか。あ、試奏しないで買ってから後悔して私に文句を言わないように宜しくお願いします。


18周年

2014-04-19 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

楽器をいくつも持っている人は、同じフレーズを、楽器を替えて弾いてみることはよくあるでしょう。

そんな時、どの楽器でもイマイチ上手く弾けない難しいフレーズがあったとして、ある楽器でだけは苦もなく弾けたりすることはありませんか。

うちの場合それがこれ。

私にとても甘い一本。もしもこればかり弾いていたら徹底的に堕落するでしょう(笑)。

ふと思ったのですがこれを発注したのが95年夏頃、受け取ったのが96年春でしたから、今年は18年周年ですね!もしも娘がいたら高校卒業しちゃうじゃないですか?!(←なぜ娘だ?)

道理で上手くならなかったわけよ。


調整法がわからない

2014-02-09 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

いや~!1月1日以来、更新しなかったですねえ!みっともないっ。
言い訳は、ネタが無いだけではなく、まじで仕事が忙しいからなのです。
消費税が8%に上がるでしょ?そのために某業界の値段表記したある設備を作り替えなければならないのですけれど、その数社の(もちろん全社ではないが)発注が今一気にやってきておりましてね。こんなのわかっていたことなのになんで各社前もって余裕あるスケジュールにせずわずか2~3ヶ月前のこの時期に発注してくるかね、と。(←日本語おかしいが直す気力すらなし)

というわけで2月も3月もあまり更新しないと思いますがどうかお許しください。ま、そこまで見られてないから問題ないとは思うけれど(笑)。

当然ながら休日も土日もほとんど無いのでありますが、今日は早めに仕事が片付いたので更新を。ほんのちょっとだけですが、なんせネタはありませんので。

さて。このブリッジね。

ご存知、某有名楽器メーカーのこのブリッジ、どうやっていじるんでしょう?
ええ、所有しておきながら調整方法がわからないのです。
ググれカス!と聞こえてきますが、おかしなことに検索しても出てこないのです。実はこれちょっと旧式なブリッジでして、Foderaの現行ブリッジはこれじゃないんです。
これ、ネジが妙に多すぎますよね。それぞれが何のネジか知りたいのですよ。
ちなみにこのブリッジはロックされていまして、まずはロックネジがどれかわからないと何も始まらないのです。つまり、私が買った時からすべてのサドルが固まっているのです。

そんなんでよく…とお思いでしょうが違います、今まで調整したことがなかった=いじる必要がなかったからなのです。
購入時から同じ弦を張りますが、オクターブすら狂わないのです。
うそつけ?そんなことがあるかい?いやまじですよ。ホントだってば。信じる人いる?(笑)

 


逆を言うと、あんなにあってもうまく収納できていたわけさ

2013-12-03 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

なんかね、すっげえじゃんじゃか機材が出て行ってるのに、

足の踏み場のなさが全然改善されない…。

元が狭いところは物がなくなっても決して広くはならない。

 

真面目な話を。

しばらく我がいくつかのベースの引き取り手を募集しておりましたが、
皆様のおかげで、その全てを嫁がせることが出来ました。
そもそもの理由は、まもなく我が身に降りかかるであろうどうしても逃れられそうにないある経済的危機(それが何かは野暮なので略)に備えてのことでした。1本でも売れれば焼け石にも水は掛けられると思ってのあがきのつもりでした。それがなんとありがたいことに出した全て売れる結果になりました。
お陰様でド金欠スパイラル地獄から抜け出すことができました(涙)。
私を救って頂いた皆様、本当に感謝しております。いえ、大げさではなく、まじで。

私はものに情が移る癖があり長く持ち続ける性格です。この場できちんと語っておきます。今回皆様に引き取って頂いたベースは全て、いらなかったものは一本もありません。よほどのことでなければ絶対に手放すことのない、気に入っていた大切なものでした。
その意味で、興味なくなったらすぐ売ってしまう人ではなく、どうか私同様に気に入って大切に可愛がってくれる良き伴侶と呼べるような人にめとってもらいますように祈りながら、募集しておりました。
すると幸いなことに願い通りの人たちが次々と名乗り出てくれて、本当に安心して送り出すことができました。

ご興味を持ってコンタクトをくれた皆様、引き取って頂いた皆様、この場にてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。


ちいさなヘッドだが

2013-12-01 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

今日マチャさんのスタジオへ行ったら置いてあった新兵器。

べつに新製品ではないらしいです。ここんとこずっと機材アンテナ張ってないのでホント疎いね。恥ずかしながら全然知らないのです。

で、SWRじゃないですか。

意外なことに真空管入りでね、なかなか真空管入りらしい気持ち良いクリーンな音なので、感心しちゃいました。私ね、真空管は歪みだなんて思ってませんから。真空管のクリーンが魅力なんだって。

この手の良し悪しを測るのにリファレンスになるのが、nyakkeeeさんのAmpeg B-15sね。人生であの音を聴いておいて本当に良い経験をしたな。あれを基準に比べることで「この真空管機材」あるいは「あのシミュレーション機材の真空管っぽさ」がどんだけイイ線いっているか判断できるようになりましたもん。

ついでに牧野さんの(本名かい)ベイビーブルーも実に良いね。同じSWRだし、このご先祖ってことかな。そして我が家のオーディオ用のトライオードのアンプね。とにかく聴かないと何も語れませんよ。

さてこのヘッドに戻します。イコライザーが3つともパライコなのが難易度高いかな。なれないと納得いく音作りがすぐできないかも。またそこで音作りできないとこのアンプの良さがわからないでしょうな。

それと、なんだかんだ言ってもSWRなんだからオーラルエンハンサーは使わざるを得ないね(笑)。

最後に、コンプ部はよくある1ノブ。効き方は悪くない。で、 これをドライウェットブレンドする仕組み。今こういうコンプ、踏みモノでもいくつか存在してまして、どれも好評ですよね。まぁ塾長はコンプの音だけで勝負してみんかいッ!!という考えの製品が好きですから評価は高くしませんけど、結局出音は文句ないし、アンプ内蔵ならその方がふさわしいかもね。

 

私?…買いませんよ。予算以前に、出番はないのだよ。

 

 

おまけ。

今日はついでに青線を試奏させてもらおうかなぁと思っていましたが、行ったら「もうないよw」と言われました(涙)。


プリ

2013-11-29 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

ブルーLEDの有害光線のフレアが出まくりです

ものすごく久しぶりに、機材ネタであります。
楽器ではなくてプリです、ベース専用アウトボードプリアンプ。
その名も「Shin's Music BASS MASTER PREAMP」

Shin'sというメーカーは優秀なボリュームペダルで名を馳せていたので知っていました。でもここのコンプはバッサリ言ったことがありましてね。ごめんなさい正直者で(笑)。あれはギター用コンプだからベースの奴が文句言う資格ないんですよ。だけど本当に良いコンプは大概ベースにも良いことが珍しくないものでね。
その印象だけで同メーカーの他の製品についても決めつけた想像をして敬遠してしまいまして、しばらくShin'sの存在は眼中から外れていました。

ところがある日、あのマチャさんのスタジオにこのプリが置いてありましてね。音に人一倍うるさいマチャさんが絶賛するもんだからちょっとだけ試させてもらったのですよ。自分のアクティブで。するとなんかこうムファッと音圧のある面白い音がしたのです。
普通プリは言っちまえばイコライザーで音作りするだけの物でしょ。この手の踏み箱プリでこういういきなりプッシュされた音が出た経験なかったなと。

でもその時はあまり過剰評価しないように気を引き締めていたのです。だってあの豪華すぎる機材環境でのことですから、どんな物でも自分の家の環境より、否、へたなリハスタよりゴージャスに鳴るスタジオですのでね、だまされるんです!(笑)このプリだけの音とは判断できないなと。
しかも高いんですよこれ!4マン以上しますから。良心のカケラもない価格設定。おいそれと手が出ません。
私はこれをしばらく記憶から抹消することにしました。

それが先日、大変運良くご縁あって、手放されるお方と巡り会う機会に恵まれまして、お願いして格安で譲っていただいたのでした。

あちこちでほざいておりますが私、今年は超ド金欠です(笑)。
従いましてあわててヤフオクに手元のエフェクターやらコンプやらをどかどか出品しましたよ。このプリあれば今うちにある他のプリはあまり使わないはずなのでEBSとFREEDOMも出品しましたわ。ええ、もちろん届いてから3つのプリの音を比較しての決断です。それぞれ高性能な良いプリなのですけどね、余裕なかったので仕方ないです。


さて肝心の話をしますか。
一言で片付けますと(片付けんな)、
あれ~?このプリは真空管入ってないよね?なのに出てくる音はまるで出来の良いチューブアンプヘッドそっくり。ものまねが上手ですねえ!

まずクリーンな状態でトーンフラットで、既にあのムファッっとした音圧に押される感じ、どうやって作り出されているのでしょう。見事です。つか不思議だわ。
その結果、通しただけで音が太くなって圧が増して気持ち良くなります。
ドーピングですな。悶絶するかテンション上がるかのどちらかです。

そこにドライブをブレンドできるのもすごいアイデアで、歪加減だけではなく混ぜ加減や、さらには歪のトーンまでもコントロールできます。
しっかりオーバードライブさせることももちろん可能ですが、このプリならせっかくだからちょっとしたサチった表情なんかを付け足したいものです。これは一般的な歪み物エフェクターではできそうでできたことないんですよ。


とまぁここまででもうすっかり満足しそうになっておりますが…いけませんっ!これはブースターではなくプリなのですから。プリはイコライザーをいじってナンボだとは思うのです。
しかし実のところ、そのイコライザーがかなり特徴的なプリで、一般的な効き方ではありません。
音色を操る用途としては力不足な、どういじっても大胆な変化をしない変なイコライザーなのです。理由はなんとなくわかりますよ。
なぜなら通しただけで気持ち良くなる音なので、この後さらにどうこうしたいという欲が失せていますから、あまりイコライジングする気がしないでしょ。そういう性格の機器に載っている3バンドイコライザーですから、なるほど、気持ち良い方向から逸脱しないようになっていまして、余計には働きません。全てがとんでもなくスイートな効き味となっていまして大変ユニーク。
正直わかりにくさはややあります。メリットとしては元の音が激変する心配もないから悩むことなく存分に回せることです。

バスは音の存在感がドスッと現れるようになります。
上げてもローがまわったりブーミーになったりはしません。下げてもあまり細くはなりません。まぁもともとノータッチでローに不足ないのであれば回さずに済むかもしれませんよ。

ミドルは音の密度がグイッと濃くなります。
絶妙ですな。奇妙なうるさいポイントにピークが来ることがなくてハイミッドが出過ぎない。こんなラクに上げられるミドルは初めてですねえ。ミッドフルテンでも気持ち悪くなりませんからね。
もしかしてShin'sでは、ベースという物はそもそもミドルは上げるもんじゃないぜ!という基本的な思想をお持ちなのかなと感じちゃいます。

トレブルもキレや明るさなど高域の存在感だけが強調される印象で、上げてもハイが鼓膜に痛く響いたりしません。
なんとここは特徴的なことに所謂エンハンスドフィルターになっていまして、上げると思いっきりミドルカットし、下げるとやたらミドルブーストします。このミドルカットはEBSのMicroBass2のような上品な性格ではなくかなり大胆なので痩せた音に感じることもあるでしょう。もしもトレブル上げつつミドルカットされた音にしたくない場合、同時にミドルも思いっきり上げるだけで大丈夫ですね。エンハンスドフィルターがうまく相殺される感じ。よくできていますよ。


唯一の注意点は、歪みやすいことですかな。
初めにアクティブでも面白い音がしたとは申しましたが、アクティブのベース本体のバスやミドルをフルに上げたり、このプリの前にゲインのややでかい出力のエフェクターを繋いだりすると、途端にこのプリは歪んでしまいます。入力レベルにだけ少し気をつかう必要はありそうです。そうすればアクティブでも良い効果が期待できると思います。例えば、前にコンプを通すならレベルを下げられるタイプを使うだけで一気に解決です。

あ、ハムにも弱いとは前オーナー様から伺っています。電源はちゃんとしとかないとダメなのは他のエフェクターにも多いので問題ではないでしょう。短いセッションなら電池でも問題ないでしょうね。取扱説明書に注意されているほど電池の減りは早いとは私は感じませんでした。

こんなにツボなプリを作れるメーカーなら、先述のコンプだって、ベース専用を作らせたらきっと相当凄い物ができるメーカーではないかと思うんですけどね。
けど容赦ない値段にされるかな?


売りたし

2013-11-05 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

ここだけの告知です。

残念ですが止むを得ず、私のベースをいくつか手放そうと思います。

プリクレとフォデラとコッポロとOPBの計5本だけは早まらず手元に残しますが(な~んだよぉ~とブーイングが聞こえる)、その他は売ろうと考えております。でも私の嗜好は一般的じゃないので、欲しがられる物は少ないかもしれません。

恥を覚悟で白状しますと、まとまったお金が必要な事態に押し迫られまして、何か売ってでも工面しなきゃと。私が売ることが出来る物は趣味の楽器しかないもんで。

金欠じゃなければ手放さないのですが、仕方ありません。

最終的には楽器屋さんへお願いしようと思っておりますが、物は試し、まずしばらくはこの場で告知して様子を見てみます。

よろしければ、どうぞ下記のページをご覧ください。お問い合わせお気軽に。

http://nice-n-groovy.hiyoko.biz/ngb_forsale.html

こんなページを作っても買い手はつかないような気がしますが、ものは試しにね。

 

追記

おかげさまでだいぶ減ってきました!ありがとうございます!


5弦のペグの配列

2013-08-31 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

5弦に限った話なんですけどね(6弦以上は持ってませんので)、

この写真のようなペグ配列つまり低音弦から3対2の配列よりも、低音弦から2対3の配列の方が自分は好きなのです。実は少ないよね。

その理由は、5弦のあの極太な弦を張る時、ナットからペグのポストまでの間隔が近いと巻きにくいじゃありませんか?
例えば傾斜していないヘッドの片側一列だけにペグが並んでるベースもありますが、その場合フェンダースタイルのようにポストは太軸なことが多いのでまだマシなんです。
ところが対面式のペグのポストは大抵は細軸なので、ナットから出て急に横に曲げる力できりきりと無理矢理巻く感じでしょ。弦によってはテーパーの部分を巻ききって太い所が巻かれそうになってしまうじゃない(写真のもそうよ)。あれ、なんかいや~な感じがいつもするのです。

音への影響とかテンションとかはよくわかりません。ペグの位置だけではわずかな差しかないかもしれない。
でも2対3で製作している職人さんには何か理由があるのかもね。

他愛ない話でした。


指板

2013-07-27 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

たまの楽器ネタ。たぶん私は今以上に所有楽器は増えませんからね(汗)、またその話かよ?みたいな展開しかできませんけど。

本題。
うちにあるNS-2の指板がとても好きなのです。
ただのローズウッドだと思うんですけどね、
まるで薄~くグロス塗装してあるかのように妙に艶があるんです。孔も非常に細く目立たず、つるつるテカテカな表面です。もしかしたら泥だんごと同じ原理かな?何かで徹底的にこすればここまで研磨されるのかもしれません。つまりただの手垢だったりしてね(笑)。いやいやたぶん手垢は違いますよ、指板全面に均等に艶がありますからね、手垢なら付くところに集中するでしょう。

ここで指板の色の話。
Fender好きな人に語らせると、指板は茶色っぽい色よりも黒々としてまるでエボニーに見間違えるようなダークな色を良しとする傾向がありますよね。
ではFenderではない楽器ならいかがでしょう?
私の見た目だけの好みは、木目の織り成すコントラストが豊かな、明るい茶色から暗いこげ茶色まで多彩に組み合わされた、不均等な縞模様のような、派手目な指板に萌えます。あくまでもそれが私の好み。
だからこのNS-2の指板はほぼ理想像。
このベースはかつてヤフオクで手に入れたんですがね、出品時に写真を始めて見て、指板が目に入った瞬間にグサッとハートを射抜かれました。
つまりは一種の木目フェチなわけです。
で、それが先述の艶によってニス塗りのアンティーク家具のように一層引き立って見えるのですよ。
思い起こせば、木目の美しいミッドセンチュリーの椅子などは適度な加減のクリア塗装で仕上げられているではありませんか。あれに通じる魅力を感じてしまうのです。

実は我が家のコッポロの指板も良いんです。
そっちは赤茶色から始まるムラのある縞模様が表れたやや彩度の高い色なんです。それが鼈甲風ピックガード付ブラックボディとマッチングヘッドに挟まれ、そのカラーリングのバランスときたら!…そこが見た目では一番気に入っているところだったりします。

今回は見た目だけの話ということで、硬派な人ごめんなさい(笑)。


書体つながりで

2013-05-27 | (かつての)ベースとコンプ持って旅に出たい

例えば、こういう印刷物を製作する場合、書体でとても悩みます。

上の6種類、どれがお好み?

全部サンセリフフォント=いわゆるゴシック体(ただし一般呼称)です。
3つずつ上下に分かれているのは訳があるんですが(当方の分類の都合なので)、今はそこは考えずに。

これら6つとも全て由緒正しい伝統的なド定番有名書体をセレクトしております。
ベースに例えるならオールドフェンダーみたいなもんでしてね。後から出てきた書体がだいたいにおいて偉大な先人を超えられないのは字の世界も同じなのです。
(※ 書体名は最後の注釈を参照あれ)

この下の文章を読むと少々ながら選ぶのに影響を与えそうなので、空欄をあけます。選んだ後に続きを読んでください。

  

  

  

 


【参考1】

英小文字の「a」には2タイプあります。
です。

前者を「ウルトラセブンみたいなa」と呼んでいるのは私だけみたいです(笑)。

個人的には後者の方が好みです。前者みたいに書く人は実際いないからね。ところが書体の世界では圧倒的に前者が多いです。だから体制的な印象が有り、血の通った感じや面白みは無いと思っていますが、まぁそんなのは私の主観ですので。

 


【参考2】

従来から略称として使っている“SFCJ”のロゴはこれ。繰り返しますが由緒正しい有名書体です。

これは上記6つの中に同じ書体があります。わかるかな?

 


【参考3】

いわゆるゴシック体では無いセリフフォントの場合、SFCJサイトや横断幕そしてTシャツの背中部分に利用しているのはこれ。セリフフォントは文字の端々に装飾ヒゲが付いている書体ね。今回はこういうのじゃなくてサンセリフフォントでの表記案を考えています。

 


 

 

※書体名
①ヘルベチカ
②フルティガー
③フーツラ
④ユニバース
⑤ギル・サン
⑥オプティマ
それぞれどういうフォントかはグーグルやウィキとかで調べてみてね。