これまで、QEMUの実行のときに、-redirオプションを使って、
START qemu.exe -L . -m 128 -hda freebsd.img
-enable-audio -localtime
-redir tcp:10022::22
-redir tcp:10080::80
としていたので、
- ゲストOSのSSH(ポート番号22)に接続するときは、ホストOSのポート10022番
- ゲストOSのHTTP(ポート番号80)に接続するときは、ホストOSのポート10080番
にアクセスするという風にしていましたが、Windows上でWindowsのWebサーバを動かすとか、Windowsでsshデーモンを動かすなんてことは、いや~んなきがしたり、意味ないので、まずしないでしょう。だから、ポート番号を10000番ずらす必要はない気がしてきました。
というわけでポート番号を変えちゃいます。
START qemu.exe -L . -m 128 -hda freebsd.img
-enable-audio -localtime
-redir tcp:22::22
-redir tcp:80::80
これで、
- ゲストOSのSSH(ポート番号22)に接続するときは、ホストOSのポート22番
- ゲストOSのHTTP(ポート番号80)に接続するときは、ホストOSのポート80番
となります。すでにWebサーバがWindowsで動いていたりするときは、80番にするのはだめですけどね。でも、やっぱり、このほうがすっきりしていていいですね。
おっと、もしかして、Administrator権限が必要になるのかな?いつもAdministratorsグループのアカウントを使ってるので気にしていませんでしたが。
■ SSHログイン
ポート番号はデフォルトのまま、ふつうにSSHログインできるようになります。ホストOSにSSHログインすると、実はゲストOSにログインしてしまう、ということになります。
teraterm sshの場合、こんな感じ。
LANで接続している別のパソコンから、QEMUが動いているWindowsパソコンへSSHログインすれば、ゲストOSのFreeBSD上で動いているApache2にアクセスできます。
■ PukiWikiの設定変更
ポート番号10080で動かしているとき、うまくいかなかったので、pukiwiki.ini.phpにて、URLを指定していましたが、これはコメントアウトしてしまいます。指定しなくても動くようになります。
// Specify PukiWiki URL (default: auto)
//$script = 'http://192.168.0.27:10080/wiki/';
■ Webサーバ(Apache)へのアクセス
URLの「:10080」がいらなくなって、すっきりします。
LANで接続している別のパソコンから、「http://QEMUを実行しているPCのアドレス/」にアクセスすれば、ゲストOSであるFreeBSD上で動いているApache2にアクセスできます。
■ WebDAVの設定変更
Apache2にアクセスするためのポート番号を10080から80に変更するので、WebDAVにアクセスするためのURLも変わってしまいます。
(QEMU)ApacheとWebDAVでファイル共有で解説したのと同じように、ネットワークプレースを作成しなおします。
「マイネットワーク」の中にある、以前作った、ネットワークプレース「127.0.0.1上のdav」(http://127.0.0.1:10080/dav/)は、紛らわしいので削除しておきます。
ところで、この古いネットワークプレースを削除しようとしたら、Windowsが固まってしまいました。Ctrl+Alt+Deleteして、タスクマネージャで、エクスプローラを殺したら、復帰しましたが・・・なんだかなぁ~