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ITホワイトボックス

2009-04-22 23:41:31 | テレビ番組

またしても、NHK教育のテレビ番組から。

「ITホワイトボックス」
http://www.nhk.or.jp/itwb/

ホワイトボックスって、冷蔵庫とか洗濯機のことかな?違うの?

はじめてみたのが、もう第3回目の放送だったのですが、テーマは、

メールは盗み見られないのか?

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え?

てゆーか、

盗み見られることはない

などと、みんな思ってるんですか?!

という衝撃を受けました

この番組では、盗み見されちゃうので、暗号化が大事だよ、という流れにもっていき、公開鍵暗号の説明なんかも盛り込まれていました。

視聴者は、この番組の説明を聴いていて、ちゃんと理解できたんでしょうかね

盗み見が可能だということを、実際にやってみせてました。

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結局、ネットワーク上の盗聴によって、盗み見を行ったようです。

なーんだ・・・

携帯電話のメールで、盗み見をデモしてくれたら、なかなかやるなってほめてあげたんですけど。

ネットワークの盗聴って、思ってるほど、そう簡単にはできなさそうだと、個人的には思うのですが、この番組中では、ARP spoofingとかまでやったんですかねぇ?

ほかにも、盗み見する手段なんていくらでもあって、パソコンに悪意のあるソフトウェアがもぐりこんでたりすると、暗号化してたって無力です。

盗聴以外の手段だっていろいろあって、インターネット・プロバイダとか学校や会社のサーバー管理者に、悪意のある人がいて、メールの内容が流出しちゃうとか、あるかもしれないです。

それに、法律的に正当な手段をもってして、堂々とメールを見ることができるとか(検閲っすね)・・・

というわけで、インターネットなんか信用できない。これにつきるわけです。

ちなみに、私、インターネットバンキングは、使ってません
(てか、申し込んだけど、暗証番号忘れて使えなくなった

コンビニATMでさえ、怖くて使えないっていうのに・・・

すごいなーと関心したのが、これです。

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日本科学未来館というところに、インターネットのメールの仕組みを理解できる模型が展示してあるそうです。

これみたいですね。メールっていうかインターネット全般が対象?
http://www.miraikan.jst.go.jp/exhibition/ex3/

白と黒の玉が、ごろごろころがっていって、通信するさまを目で見られるものらしいです。

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これ、まるで、ピタゴラスイッチが巨大化した、みたいな?

さて、番組では、RSA公開鍵暗号の説明に入り・・・

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出演者の一人は、「素数って、1から9の数字のこと?」とか言っちゃって、公開いや後悔してたんですけど、この人は、視聴者に「ああ自分よりも下がいる」と安心させる大切な役目を担っているようです。

個人的に気になったのは、この図です。

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この図の説明では、Nが素数だ、と見えてしまうんですが、Nは素数じゃないです。

(見にくいですが)右側面に見えている、PとQのそれぞれが素数です。

一応、ナレーションではPとQが素数だと言ってるんですけど、図がまずいので、ここだけ、ちょっと気になりました。

今だと、小学校とか中学校で、こういうの勉強してるんですかね?

この回の放送では、暗号化の重要性を主張していましたが、メールの暗号化って、ほとんど使われていないですね。

個人的には、暗号化よりも、「署名」がもっと使われて欲しいです。そのメールが、たしかに本人から送信されている、ということが確認できるのが署名ですが、技術的には、暗号とほとんど同じ技術を用いています。

署名があれば、なりすましによる詐欺などに、かんたんにはひっかからなくなって、いいんじゃない?と思うのでありました。

ここでいうホワイトボックスは、ブラックボックスの反対の意味で、日ごろ、内部の仕組みをよく知らないまま使っている複雑な機械(=ブラックボックス)について、中身の仕組みを白日の下にさらしましょう、というような意味なんだろうな、とようやく気がつきました。ソフトやハードの検証で使われる用語「white box test」のwhite boxですね。