鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

一億総活躍社会

2015-10-01 15:53:27 | 思いつくまま

 午後から曇ってきました。 雲は黒く、いつ降り出してもおかしくない感じです。 なんでも夜から明け方にかけて”爆弾低気圧”のために、大荒れの天気になるようです。 程々にしてほしいですね。

  

 3日に近くの保育園で運動会が予定されており、そのためにテントを一杯張っておいたのですが、爆弾低気圧のために強風で吹き飛ばされないようにと、テントを外し始めたりもしていました。罪な低気圧です。

                         

 きょうから10月、衣替えですか、とともにいよいよ今年も残すところ3か月となりました。 きょうは1日のため、きのうまでは秋の交通安全県民総ぐるみ運動のため5日間連続のあさの立哨となりました。

     

 連続となるといささか疲れます、正直なところ。 そして我々も衣替えで、11月一杯まで合服の上下を着用することになります。 10月中はちょうどいいくらいなのですが、合服だと11月は寒さを感じるようになります。

           

 近くの女子高の生徒も上着を着用していました。 でも子どもたちの中にはまだまだ半袖半ズボンの子どもがいます。見ているだけで寒くなってきます。 本屋に入ると、出入り口にいちばん近いところにあったのは、いろんな「カレンダー」と「手帳」でした。 新潮文庫の「白い本」も店頭にありました。

 

    

         

 ところで24日ですか、独裁者がまたしても国民の目をくらますために、目を、注意を逸らせるために、変な新しい経済政策を言い出しました。アベノミクスの第2ステージだそうです。「一億総活躍社会」を目指し、新しい「3本の矢」を放ちました。

 皆さんは「一億総活躍社会」という言葉を見て、聞いてどう思いましたか? 明るいイメージを持ちましたか? はっきりいってnewoneは驚き呆れました。 今どきこんな文言を使うのかと。

 「一億」なんて言葉を使われると、真っ先に思い出すのは、戦争法案も通ったことだし、「一億玉砕」という言葉でした。ぞっとしました。 「一億総動員」もそうです。さらに「一億火の玉」とくれば「撃ちてし止まん」でしょう。 

 徴兵制も敷かれて、「積極的平和主義」という「積極的武力主義」の大日本帝国へ逆走ですか。独裁者を野に放したままにしておけば、これから向かうのは「一億総暗黒社会」でしょう。 

 「積極的平和主義」を世界に公言しているのですから、それならまず手始めに、シリア難民を積極的に受け入れてみてはどうでしょうか。そうしてこそはじめていっていることが絵に描いた餅ではないということが証明されるでしょう。 しかし現実は金を出すだけで終わりのようです。 イラク戦争のときのトラウマはどこに行ったのでしょうか。金だけではなく、血も汗も流さなければ国際貢献したことにはならなかったのでしょう。

 奇しくも29日ですか、菅官房長官が言いました、「・・(福山雅治と吹石一恵の結婚を受けて)・・、ママさんたちが一緒に子どもを産みたいとか、そういう形で国家に貢献してくれたらいいなと思っています。たくさん産んでください。」 これじゃまるで戦時中のスローガン「産めよ増やせよ」と同じじゃないですか。

   

 (どこからともなく現れた ドローン です。かなり高いところを飛んでいました。)

 3本の矢とは、① 希望を生み出す強い経済、 ② 夢をつむぐ子育て支援、 ③ 安心につながる社会保障、だそうです。 そしてGDP(国内総生産)600兆円の達成も目標と言います。 よくものうのうとこんなことを言えるものです。

 確かにこれから戦争法案に基いてアメリカに代わってドンドン海外へ派兵して行けば、お金はいくらあっても足りるということはないでしょう。経済は成長し続け、国家に富が集積されなければ、財政は破綻してしまいます。 

 軍事費(三軍の装備費や派遣費以外にも戦死者や傷痍軍人に対する補償等も)はどんどん増え、産軍複合体はますます強固に強大となり、誰もその流れを止めることはできなくなっていくでしょう。 何しろ全ての組織等において幅を利かせているのは”無責任体制”そのものですから。

 天邪鬼のnewoneには、3本の矢はこう映りました。 ① 絶望を生み出す超格差経済 ② 夢を削ぐ子育て支援  ③ 不安につながる社会保障

                        

 戦争法案が可決されたことで、日本の流れというか、構造は大きく「右習え」と変わっていくでしょう。 経済は成長しなくてもいい、所得は増えなくてもいい、仕事がなくなってもいい、失業者は全員徴兵する、徴兵して性根を叩き直す、国家のために命を投げ出すような、そして理科系の国民の大量育成、軍需産業の充実強化、そして目指すは軍事大国日本、その先にあるのは改めての!日米太平洋戦争!、今度こそアメリカに勝つ!何が何でも勝って、祖父の恨みを晴らす!

 もしかしてもしかして、独裁者はそういう夢を持ってるのかもしれないなという夢想・妄想をしてしまうnewoneではありました。

 


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