鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

これでいいのでしょうか?

2012-12-11 22:09:22 | 思いつくまま

  先週ですか、今度の総選挙で自民党が過半数を獲得するという見通しが多数のマスコミで報じられたとき、それでいいのか!?と思いつつも、そうなれば自民党にも慢心が生じるかもしれないし、国民は自民党が多数を取るのであればもう応援しなくてもいいかなという気持ちになって、実際の自民党の支持は少なくなるのではないか、当選者も減少するのではないかという淡い、薄い期待を抱いたりもしたのですが、困ったことにどうもそうではないようです。

 

 自民党単独でも絶対多数を獲得するだろうし、公明党と合わせれば300議席を超えるだろうという、私に言わせれば 恐ろしい 選挙結果になろうとしています。 みなさんはそれでいいとお考えでしょうか。

 

 あの安倍晋三が自民党の総裁から、日本国の総理大臣・首相に指名されるのです。 あのおちょぼ口、舌足らずの右翼の男がまた日本国の総理大臣として君臨するのかと思うとぞっとします。 憲法を改正して富国強兵を目指すことを認めていいのですか?

 

 また公共事業中心の、財界と一体となった経済成長を目指す自民党政権が日本国のかじ取りをする。 私の大好きな”自然の美しい日本”を、いつでもアメリカと一緒になって、いやアメリカのお先棒を担いでも、軍事力を強化してすぐにでも、どこにでも派兵できるような国にしようとするのは許せません。

 

 安倍の率いる自民党では、とても沖縄の平和はありえません。 依然として沖縄を安全保障のため、日米安保のためという口実で、沖縄を本土の犠牲にし、生贄とし続けるでしょう。 (自分の長州ですべての基地を引き受けるというのであれば、天晴ですが。) 沖縄問題の解決はほとんど無理でしょう。

 

 きょうは12月11日。 あの忌まわしい東日本大震災から1年9ヶ月が経ちました。早いものです。 もう風化ということが言われています。 忘れないでほしい! 置き去りにしないでほしい! というのが被災者の声となっています。 被災者がこういうことを言うなんて、言わなければならない状況をどう思いますか。 

 

 とくに福島県。 福島県の問題は沖縄の問題と似ていませんか。 福島は置き去りにされかねません。 原発です。 除染の問題はとても解決からは程遠いですし、ふるさとを追い出された人たちの将来はどうなるのですか。 子どもたちの生活、健康はどう保障されるのでしょうか。

 

 今総選挙の結果を心待ちにしているのは、他ならぬ電力会社ではないでしょうか。自民党の圧倒的な勝利ということを今か今かと待ち望んでいることでしょう。 とどのつまりは自民党は脱原発や卒原発にまじめに取り組もうとはしていない、とりあえずは今度の総選挙を勝ち抜くために、国民に対してはどっちつかずの公約を掲げているだけで、圧倒的多数の議席を獲得した途端豹変することは目に見えています。

 

 そういうことが分かっているために、電力会社はまた以前のようなバックボーンができるだろうと、現在強気な態度に出ているのだろうと思います。 以前のように電力会社は自民党の一大勢力としての応援団になることでしょう。 電力と権力の癒着、一体化が復活するのではないか。

 

 そういう状況下では、発送電分離なんて不可能となるでしょう。電力の自由化も交代するでしょう。名前だけは株式会社となっていますが、実態は自由競争とは全く無縁の独占公社といったほうがお似合いでしょう。

 

 ここからは下世話な話しとなるかもしれませんが、案外軽視はできないのかなとも思っています。 安倍の健康のことです。 3年余の野党時代だから元気でいられたのではないか? これが総裁から総理になった時点で、もう今までのような好き勝手な物言いは出来なくなります。 国内外の周りも許さなくなってくるでしょう。 軽挙妄動するわけにはいかなくなるからです。 日本国を代表する首相として冷静な、調和を目指す行動が必要とされます。 

 

 そういう厳しい国内外の環境にさらされても彼の健康は大丈夫なのでしょうか。今までとは異なった物凄いストレスにさらされます。 自分がかって総理大臣だった時よりもはるかに厳しい周囲の状況となっています。 そういう時に健康に不安のある人間を一国の総理大臣としていいのか? 少なくとも総理大臣になるような人間は健康が第一、心身ともにすこぶる健康である者がなるべきです。そういう条件をつけてもいいのではないですか。病気になればいつまた、政権を投げ出してしまうかもしれません。 健康上の問題で短命内閣になるのは避けるべきです。

 

 健康に不安があるということからはまた別な見方もできます。 誇張していると言われそうですが、それは健康に不安があれば、それだけ暴走する心配がないかということです。 つまり、もうこうなれば、かくなるうえはなるようになれということで暴君、独裁者にならないか? 

 

 まあここまでなることはありえないだろうとは思いますが、権力を握ってしまった人間、しかも強力な正式な軍隊を持ってしまうと、一度使ってみたい、命令してみたいと思ったりはしないのでしょうか。そういう誘惑に駆られないのでしょうか。何か誰かの小説にあったような気がします。

 現在の小選挙区制度の下では多くの死に票が生じてしまいます。3割くらいの得票で絶対安定政権ができてしまう。 これは小党が乱立してしまったということが残念です。これではどう見ても固定の支持層がある自民党に有利です。 反自民党の票を多数の小党で奪い合っている。自民党はほくそ笑んでいることでしょう。

 それでもあなたは自民党に投票するのですか???

 写真はきょう午前中撮影の牛越橋直下下流のサケの死骸です。 政権交代によって日本中至る所屍累々ということにならないことを願っています。

 

 


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