鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

強風吹き荒れて、

2012-12-06 22:30:47 | 思いつくまま

  いやあ参りました、きょうの強風。 爆弾低気圧のためですか、この時期20数メートルの強風が吹き荒れると、もう外には出たくなくなります。 出られません。 ということで出ませんでした、午後の後半までは。 午後遅くになってようやく風も止んだのですが、冷気はかえって増したような気がしました。 12月も6日です。寒さ、冷気もいよいよ本番です。 ノロウイルスが全国的に流行っているようですので、うがいや手洗いを徹底して罹患しないように注意したいものです。

 

 12月に入って強い雨、強い風の天気が続いていますが、総選挙の方もそうなるのでしょうか? 今朝の新聞ではどこの新聞も、””自民党が単独過半数を確保””という見出しが一面を飾っているようです。 いいんですか?それで。 国民の生活が守られると本当に思っているのでしょうか? 信じられません。 またもとの自民党の長期(独裁?)政権が続いてもいいのでしょうか?

 10年間で200兆円の公共事業で国土強靭化を図ると言っています。自民党時代に今まで何兆円を公共事業につぎ込んできたでしょうか? どれだけの効果があったのでしょうか? その結果どうなったか? 今回のトンネル事故だってそのツケが回ってきたということになりませんか。 造るだけ造って、維持補修にはお金を掛けない、つまりは安全を犠牲にしてきた。 これから道路や橋、建物が続々補修・補強工事が必要になってきます。 原発も含めて建造物を造ることは、見直しも含めて再検討してみる必要があると考えます。

 それだけのお金があるのであれば、個人的には教育にこそ投資して欲しいと思います。 各党の公約みたいなものに一通り目を通しましたが、次世代を担う子どもたちの健全育成、教育にこそお金をかけるべきではないか! 義務教育期間の一クラスの児童生徒数を30人以下にして、その分やる気のある先生の数を増やしていけば雇用の新設・確保にもなるし、子どもにとってものびのびと勉強できる環境を提供することになります。

 今一番やらなければならないこと、国家というものを維持していくつもりであるならば(もちろん維持なんかしなくてもいいのですが)、100年先を見据えた教育体制の見直しと確立です。 一クラスの児童数を減らすことと、義務教育にかかる費用の完全無料化(給食費やPTA会費等も含めて)を目指して、全国民一致して推進していく必要があります。それこそが将来の日本という社会を確立し、維持していく原動力となると信じています。世界に誇れる人材も育っていくことが可能となることでしょう。 義務教育期間の子どもたちの環境を、子どもたちのための視線で整備していけば、当然その次の高校や大学の在り方にも大きな変化を、自ずともたらすことになるでしょう。

 

 子どもたちと言えば、この本です。 私の好きな作家、天童荒太の最新作『歓喜の仔』(上下巻)です。 11月の新聞の広告にでかでかと掲載されました。 それをみて嬉しかったですね、彼の本の愛読者としては。 このところ新作が出ていないので、どうしているのか気になっていたのですが、上下2冊のハードカバーの本が出版されました。

 

                

 天童荒太といえば、どうしても 『永遠の仔』 が強烈です。 私もこの本を読んでから熱烈なファンとなったものです。 ほとんど全部の著作を読みました。 新しい 『悼む人』 は、今回の東日本大震災の犠牲者のことを見据えていたのかと、今になって思うほどです。

 写真入りの大きな広告では、ものすごい文言がちりばめられていました。

 ”” 大ベストセラー『永遠の仔』、直木賞受賞作『悼む人』を経て、天童文学はここまで進化を遂げた。  愛も夢も奪われた。残されたものは、生きのびる意志だけだった。  運命を切り拓く勇気ある者の胸に高らかに鳴り響け、≪歓びの歌≫。  いじめ、差別、テロ、裏切りーー。この残酷な世界で、なぜ人類は滅びないのか? 壮大なテーマへの回答である本作は、私たちが生き抜くための”道標”。  未体験の疾走感、震えるほどの衝撃。 超弩級の感動作、世界文学の誕生! ”” 

 ウーン、でも正直なところ、そこまで喧伝するのは、ちょっと無理があるのではないかと思いました。 進み具合が一筋縄ではなく、ついていくのがなかなかに困難を感じさせる複雑な構成です。 兄弟妹3人が主人公となるのですが、3人に背負わさせた宿命というか運命はあまりに過酷であり過ぎ、それはありえないだろうという感じがしてしまい、それが根底にあったもので、最後まで行ってもなんかしっくりこない、もやもやしたものが残ってしまいました。 それが残念です。 ということは、物語に素直に入っていけなかったということになるのでしょうか。

 振り返ってみるととってもよく考えられた流れになっているのは分かるのですが、それに付いていくのは大変なことだったと思います。

 でも、兄弟妹3人への惜しみない応援の気持ちは十分に感じてしまいます。 そして、題名からも想像できるように、そうなのです、ベートーベンの第9交響曲・合唱付きが、そのメロディと詩がこの小説のベースを形作っているのです。だから余計に親しみを感じもし、少年としての「第九」の解釈にも興味を持った次第です。

 

 きのうも親しい男女で飲み会をし、あしたは豊齢学園の仲間での忘年会があります。 忘年会は先週が一回目でした。  アルコールをたくさん飲む機会が多くなります。 飲みすぎないように十分注意しましょう、ご同輩!!


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