鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

崩壊した仙台城の石垣等

2012-01-20 21:20:13 | お知らせ

 今週の初め頃かな、朝のテレビニュースで仙台城の石垣の被災状況を放送していました。

 実は私も10日に散歩がてら仙台城まで歩いてきました。 以前は歩行者も通行禁止でしたが、今は歩行者は通行できるようになりました。 といっても本丸へ向かう石段までですが。 だれもいないかなあと思っていたら、先方を女性がひとりゆっくりと歩いていました。

 考えてみると本丸まで歩いていくなんてことは、はじめてかも。 山城ですので思っていた以上に結構厳しい道のりでした。 これはもしかして、歳をとって足腰が弱ってきた証拠なのでしょうか。 帰りはひざが笑ってしまいました。 いやはやお恥ずかしい次第です。

 これは大手門(今はない)の左隣にある隅櫓の裏側です。 大橋の方から見ると無事だったとしか見えなかったのですが、庇が物の見事に潰れていました、ひび割れもすごいものです。

      

 これは大手門の右側の土塀の裏側です。 ここはブルーシートが掛けられていて被災したというのは分かるのですが、どれだけひどかったのかはやはり行って見てみなければ分かりません。 

 

 次からは坂道を本丸に向かいます。隅櫓から少し行っただけの右側の石垣の様子です。

 

 ここから先の写真は、本丸への階段から先の石垣等の崩壊の様子となります。これ以降は「通行止め」となっていますが、行くなと言われると行きたくなる、鮎と同様天邪鬼の者ですから行って見ました。

 

 

 

 

 

 道路の状態としては、片側なら通行は可能なくらいになっていますが、当然崖側の状況も脆くなっているでしょうから、詳しく調査点検しなければならないでしょう。

 下の石垣は野石積?というのでしょうか、全体的に石垣が膨らんでします。でもきちんと石を削って積み上げた石垣よりも、こういう自然の石を効率よく積み上げた石垣の方が崩れていなかったように思うのですが、これはどうしてでしょうか。

 

 

 杉の木かな、倒れていました。 この先の道路には一面枯葉が覆い、長いこと車が通っていないことを証明しています。 何かとっても裏寂れた感じがしました。

 

 下の写真は帰り道、博物館方面を通ったときにみた石垣の状態です。崩れてはいなかったのですが、かなり危なっかしい状態でした。もちろん近寄れないように柵が設けられています。

 

 これらの石垣の修復には3,4年かかるとか。 文化財ですので、単に元に治せばいいというわけにもいかないのでしょう。修復するために石垣をどけたり、地面を掘ったりすれば新たな埋蔵文化財が発見されるかもしれません。 そうなればますます修復には時間が掛かるということになってしまいます。

 動物園にパンダが来る前に修復されていれば万々歳なのですが、果たしてどうなることやら・・・。

コメント (2)
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