1月5日から9日まで、せんだいメディアテーク1Fオープンスクエアにて、第九回加川広重巨大水彩画展 『巨大画で描かれる東日本大震災』 が開催されています。
まさに巨大という表現がぴったりの、巨大画です。縦が5.4メートル、横は16.5メートルもあります。 会場に入って、その大きさに圧倒されました。
正面から撮った(撮影禁止という張り紙が見当たらなかったもので)のですが、左右が切れています。建物の中を津波の濁流が荒れ狂っている様子が本当に生々しく、凄まじい迫力で描かれています。 建物の後ろに見えるのは、陸に打ち上げられ、漂う巨大なタンカーです。
絵全体の右側半分です。
左側半分です。タンカーのスクリューや舵が見えます。
製作者は、蔵王町に住む画家の加川広重さんで、まだ35歳という若さです。 7月に石巻の被災地を訪問した時見た北上川近くの工場の被害に衝撃を受け、画家として感じたことを描かなければならないと考え、描いたそうです。
パンフレットにはこう書かれています。
””13作目となる今回の最新作で描かれるのは「東日本大震災」。県内で震災を体験した作者が、あの震災で感じた大きな喪失感、そして犠牲者への鎮魂と祈りを表現します。真正面から東日本大震災に取り組んだ巨大水彩画をどうぞご期待下さい。””
9日(月)午後2時から30分は 「コラボレーションコンサート~追悼・復興への祈りを込めて~」 も開かれます。メゾ・ソプラノの後藤さんとピアニスト菅野さんの鎮魂・再生のための演奏となっています。