千町田(せんちょうだ)。
この辺りでは、天井から多数の鍾乳石が垂れさがっており、これらは傘づくしと呼ばれている。天井から下へと伸びる鍾乳石は、英語でstalactiteと呼び、stalagmiteと区別する。
千町田付近から眺めた千畳敷。
大黒柱。stalactiteとstalagmiteが連結してできた石柱(石灰華柱とも呼ばれる)。
空滝。
岩屋観音。ここでレリーズを壊してしまった。
黄金柱。秋芳洞の目玉の一つである巨大な石柱。
黄金柱。
以前に来たときはもっと黄色っぽく見えたと記憶している。しかも小学生だったため、とてつもなく巨大な金の柱に思えた。今見ても大きいとは思うが、照明がLEDに変わったため、金色には見えず、白っぽく見える。
黄金柱から先は黒谷支洞と呼ばれ、景観ががらっと変わる。
巌窟王。上のstalactiteから滴り落ちた水滴から生じた奇妙な形の石筍。
石灰華の滝。
巌窟王と石灰華の滝。この角度から見ると、巌窟王がモンスターのように見える。
くらげの滝のぼり。黒谷支洞では、至る所で、このようなくらげ模様が見られる。
龍の抜穴。巨大な縦穴。
五月雨御殿。槍のように尖ったstalactiteが幾本も天井から突き出している。
マリア観音。
マリア観音の先は、人口トンネルになっており、トンネルを抜けると洞窟の外に出ることができる(黒谷口)。
3億年のタイムトンネル。トンネルの壁に地球の歴史が描かれている。
恐竜の時代。
黒谷口で少し休憩した後、再度トンネルに入り、洞窟を逆に辿って正面入り口に戻った。
30年ぶりに訪れた秋芳洞は、記憶に違わず、世界に誇れる見事な鍾乳洞だった。ぜひ子供たちと一緒に再訪したい。
秋芳洞の欠点を敢えて指摘させてもらうと、前時代的な、でかでかした鍾乳石のネームプレートや解説板は、取り払ってもいいのではないかと思った。取り払わないまでも、もっと目立たないように小さくしたほうが、より手つかずの状態に見せることができるはずだ。
一方、三脚持ち込みが許可されていることは英断だ。おかげで、気が済むまで写真撮影を楽しむことが出来た。日曜日であっても、朝早い時間帯であれば、比較的気兼ねなく撮ることが出来る。アメリカでテツが訪れた洞窟はどこも、三脚使用が禁止されており、ろくな写真が撮れなかった。