パンクと釣り

オールドタックルでのバスを中心にした釣行記
ハードコアパンクバンドNERDとCARCASS GRINDERの活動

屋久島 1日目

2010年11月19日 | 
11/9~11/11で念願の屋久島に行ってきました。

今回が初となるので狙いを宮之浦岳(標高1936m九州最高峰)と永田岳(標高1886m九州第2位)
にしぼり、確実に落とせる行程を組みました。

かなり時間に余裕を見た消極的なスケジュールとなりますが常に単独行の自分の場合これくらい慎重で良いのです。


さて前日の深夜に福岡から夜行バスに乗り朝方鹿児島本港に着きます。そこから高速船トッピーに乗るのですが2時間近く待たされるので軽い朝食をとり昼食を購入。

外に出てみると天気はまずまずで朝焼けの桜島が見えました。

桜島

時間になりいよいよ屋久島に向けて出航!しばらくすると薩摩富士の異名を持つ開門岳が見えてきました。見事な三角で外人にフジヤマだと言ったら信じそうなほど立派です。


開門岳

2時間ほどするとついに洋上アルプス・屋久島が姿を現しました。

屋久島

屋久島宮之浦に到着しレンタカーを借り淀川登山口を目指します。最初は海岸線を行き安坊港から山道に入ります。

登山口の少し手前に紀元杉という年寄りのデカイ屋久杉が現れました。

紀元杉

そして淀川登山口に到着。12:30くらいでした。やはり時間がかかります。

登山の準備をしていると山岳救助隊の方が話しかけてきました。最近行方不明になる登山者が多いそうで今も救助に来たところだそうです。

登山の計画を聞かれたので説明するとOKを頂きました。ただ今晩は雪の可能性があるとのこと。
そういえば寒いし。

雪にビビりながらも憧れの屋久島登山開始!

はじめは屋久島の森を堪能することになります。森の中は固有名こそ付いてはいませんがカッコイイ屋久杉がたくさん。






そして苔!



そして生命力あふれる木の根!

しばらく行くと淀川に到着。キレイな流れと不思議な木ヒメシャラ。

淀川

天気は晴れたり曇ったりですが上空はかなりの強風のよう。しかしうっそうとした森の中には風は届かないようです。明日の宮之浦と今晩の雪が心配です。


屋久島の深い森

花之江河まで来るといったんルートを外れ宿泊予定地の石塚小屋を目指します。ここでも山岳救助隊の人と遭遇。また予定を聞かれたので今から石塚小屋に行くと言うと、道が荒れているから気を付けるよう注意されました。その人の後ろにはションボリとした若い遭難者が2人。

どうも無理な行程で山に入り時間切れで夜道で道迷いというケースが多いようです。やはり慎重すぎるくらいのほうが良いのだと思いつつ小屋に向かいました。

小屋への道は確かに荒廃して丸太の橋や不安定なスチールのタラップなどのデンジャラスアトラクション満載。今日はいいけど明日の朝はすべるんだろうなと心配しつつ通過。

途中でヤックルに遭遇。このヤクシカは小屋の近くを縄張りにしているらしくその後何度も顔を合わせましたが、あんまり可愛くなかったです。他のヤクシカは皆可愛かったんですが。黒くて臭くて威嚇してきます。


今回の旅の友 ヤックル

そして石塚小屋に到着。この小屋は利用者が少ない所で3日間貸切でした。この小屋をベースに2日目は宮之浦・永田ピストン縦走、3日目は黒味岳をやります。

まだ16時過ぎでしたがやることもないので寝る準備をし夕食を食べました。屋久島の小屋は全て無人の非難小屋でもちろん電気も水道もありません。

幸い雪は降りそうになかったのですが上空を吹き抜ける強風に明日の天気を心配しつつ、明日になれば判るさとあきらめて寝ました。

                                       つづく








コメント
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