らく

のんびり好きなコト・モノを書いていこうかと

擬人化金魚

2018-05-10 | 美術展
チラシの金魚が可愛かったので
行きを決めた 
「江戸の戯画 鳥羽絵から 北斎・国芳・暁斎まで」

国芳は知ってる
北斎も知ってる
でも
鳥羽絵って?
暁斎って?

なくらいの知識で行ったんだけど

見てびっくり

見たことのあるような絵が

第一章の鳥羽絵

この絵の感覚って
マンガの中に 時に出てくる
二頭身キャラとかギャグキャラみたいな感じで
愛らしい

第二章の耳鳥斎

生没年不詳の大阪中心に活躍した絵師のは
地獄の様子をユーモラスに描いてる
 ↑ 江戸時代の鬼灯の冷徹みたいな?
   ↑ ちょっとニュアンスは違う気もするけど
     地獄を描いてるのは同じかもな

第三章は北斎

富士山を描いてるのは有名だけど
鳥羽絵も描いてて 
ユーモラス
かと思うと
動きのある戯画もたくさん描いてて
{北斎漫画}とか見入ってしまう

第四章はお待ちかねの国芳

猫の絵がよく知られているかもしれないけど
今回はなんと言っても
{金魚づくし}
これがメインですな

10図あるといわれているうちの
9図がここに
しかも
そのうちの7図はベルギー王立美術歴史博物館所蔵だし
残り2図は個人蔵だから
この機会を逃すと
一生見れない

これを見るためだけに行ったといっても過言ではない
だから
観れたときはほんと嬉しかった

しかも
おなかパンパンに膨らんでる金魚が
マックスに可愛い

その中でも
尾ひれをペロッとめくって帯を絞めてる
{いかだのり}
とか
雨が降ってきて傘代わりにかぶっている
{にはかあめんぼう}

動きもユーモラスだし
描かれている物語も細かいところまで工夫があって
ずっと見ていられるくらいだった

第五章は滑稽名所

大阪・京都・江戸の名所を入れた滑稽がになってて
これを見て笑っていたのかと思うと
今も昔も
ずっこけとか
失敗とか
うんちー おしっこー
みたいなことって好きなんだなー


第六章は暁斎

鳥獣戯画とか
動物の出てくる戯画がとてもかわいかった

日本画は ちょっとなー
と思っている人でも
こういう 今のマンガにつながってるんじゃないの?
みたいに感じる戯画は
見やすいかも

楽しかったー

物の見方

2018-05-07 | 映画
『DESTINY 鎌倉ものがたり』

これを夫婦愛のファンタジー
と見るか
報われることのない恋に翻弄され続ける異形の者のむなしさ
と見るか


『秘密 THE TOP SECRET』

これ 
当たり前な話だけど 
原作とは別物だと思って観ないと 
色々 こう もやもやする 
かな

まず
原作のような線の細い美青年なんて 
実際には いない
分かってるよ

薪剛のような美青年の俳優さんがいるなんて思ってないよ
生田さんが悪いわけでもないよ
でもさ
やっぱ イメージあるじゃん

というか 清水玲子さんのマンガの主人公は
美形ばっかりなのよ
しかも
シリアスばっかりじゃないとこも彼女の作品の魅力なのよ
それが 
映画になると全くなくって

とはいえ
映像は面白かった
このマンガの脳内映像は 
今の技術があるから
映画化できたんだと思う

でも
やっぱ ごめん
マンガの方の見せ方とかスケール感とか
ほんと凄くて 素敵