らく

のんびり好きなコト・モノを書いていこうかと

ウィーン・モダン

2019-11-30 | 美術展
クリムト、シーレ 世紀末のへの道

音声ガイド 
案内は城田優さん
ナレーションは玉川砂記子さん

絵だけじゃなくて
ティーセットとかアタッシュケースとか
椅子とかドレスとか
色々だった

19世紀のウィーンに興味のある人には
楽しかったかもだけど
もっと
クリムトとシーレの絵があるのかと思ってたから
違ってて
ちょっとがっかり


エッシャー展

2018-12-13 | 美術展
生誕120周年 イスラエル博物館所蔵
ミラクル エッシャー展 ようこそ超現実美術館へ 
とチケットに書いてありました

てことで
だまし絵で有名なエッシャー展へ

音声ガイドはバカリズムさん

見てびっくり
これが版画で作られているとは 
ってくらい
緻密
そして
不思議な空間

現実には絶対建てられっこない建物
のぞけない窓
立てない床
登り降りのできない階段

とにかく面白かった

プーシキン美術館展 旅するフランス風景画

2018-08-30 | 美術展
びっくりや

美術館は
傘の持ち込みをしてはいけないのは常識だと思ってた
柄の長い傘は日傘、雨傘問わず、傘立てに預ける
そして
折り畳み傘も、畳んでなければ、注意受けるのは当たり前だと

それが

館内の入り口すぐのところで監視係の女性が
折り畳み傘を手に持ったおば様に、傘の持ち込みを注意されたらしかったのだが
その時の彼女の言いぐさが
「今まで、そんな文句言われたことないわ!!」
と 大層腹を立てたご様子で
いくら身なりが小奇麗で 品があるように見えても
あれじゃ 下品
あんなおばちゃんにはなりたくない と心底思った

さて気を取り直して

今回の音声ガイドは 水谷豊さん
そしてコラム解説は 声優の上坂すみれさん

普段と同じレンタル料金で お二人分が聴けるようなお得感

とは言っても 水谷豊さんは 相棒シリーズとか 探偵左文字進シリーズとか
独特の喋り方が苦手で どうなんだろ~ と思っていたけど
全然普通で とても聴きやすかった

ドラマはそれぞれのキャラクターの喋り方なのね と知りました
毛嫌いしてて すみません

第1章
近代風景画の源流
【クロード・ロラン】
{エウロペの掠奪}
大きい絵で画面の半分以上に海と空が広がっていて
エウロペとか牛とかは下に描かれていて小さいのだけど
衣のひだとか細かく描かれている
空間の広がりと、近景や遠景の人物、山や建物でさらに広がりを感じる

【ニコラ・ラングレ】
{森のはずれの集い}
中央の白ドレスのあなた
相手の胸に手をついて
めっちゃ嫌がってるやん

【フランソワ・ブーシェ】
{農場}
日の当たっている部分の白の使い方が
まさに
日にキラキラしているようで
明るい画面

【クロード=ジョセフ・ヴェルネ】
{日の出}{日没}
船の舳がどっちを向いてるかで
出航、帰航がわかるね
仕事の終わった気怠さもあり

{パンフィーリ邸の庭園、ローマ}
左側刈り込んだ木?
すごい
構図のために 実際の物そのままじゃない
感動薄れるー

【ユベール・ロベール】
{水に囲まれた神殿}
HPに解説あった絵
思ったより小さかった

{ついに開いた牢屋から(春の祭日)}
階段の下の犬 でかすぎ

【ジャン=ルイ・ドゥマルヌ】
{街道沿いの農場}
家畜いっぱい
可愛いー

【ウジェーヌ・ルイ・ガブリエル・イザベイ】
{ムーア式の入口}
土壁が遠くから見ると写真のよう

第2章
自然への賛美
【ジュール・コワニエ / ジャック・レイモン・ブラスカサ】
{牛のいる風景}
倒木リアル
牛と羊可愛い
毛並みもリアル
のんびりした感じが伝わってくる
二人で苦手な部分を補いながらとは
面白い

【コンスタン・トロワイヨン】
{牧草地の牛}
端っこに赤い鶏冠あり
鶏?七面鳥?
柵に顎載せて
こっちを見ている牛
可愛いぞー

【ジャン=バティスト=カミーユ・コロー】
{夕暮れ}
木々や人物に当たる夕日の色が
絶妙
日暮れなのだと分かる
うす暗闇が迫る感じ

【ギュスターヴ・クールベ】
{水車小屋}
白壁に映る屋根の陰
日の当たっているところと当たっていないところの対比

【アンリ=ジョセフ・アルピニー】
{女性のいる森の風景}
緑と水の森の中
匂いがしそう

第3章
大都市パリの風景画
【エドゥアール=レオン・コルテス】
{夜のパリ}
室内の灯が夕暮れの街に
キラキラもれてて
妖しく幻想的
夕暮れに対して
店の灯りが鮮やかで目を惹く
親子連れのご婦人がいたりして
結構な人がいて賑わっているのね

第4章
パリ近郊ー身近な自然へのまなざし
【クロード・モネ】
{ライラック}
穏やかで明るい

第5章
南へー新たな光と風景
【アルマン・ギヨマン】
{廃墟のある風景}
ピンク、紫、彩りが温かく綺麗
春?秋?

【ポール・セザンヌ】
{庭園の木々}
短いタッチの葉が
日と風を含んでいるよう

【アンドレ・ドラン】
{港に浮かぶヨット}
海の波と光の反射の表現が面白い

第6章
海を渡って/想像の世界
【アンリ・ルソー】
{馬を襲うジャガー}
どう見ても馬がカメラ目線で
ジャガーに喰いついてるようにしか見えない

撮影コーナーには 
{馬を襲うジャガー}のジャングルを背景にして撮影できるようになってました

ビュールレに行った時
迷った挙句に図録を買わなかった
でも
買っとけばよかった

なので
今回は
迷ったら買う
という気持ちで行ったので
買ってきた
しかも図録の帯が四種類もあって
これまた 迷ったから
四種類付のを買った
大}満足

至上の印象派展 ビュールレ・コレクション

2018-07-26 | 美術展
またしても
名古屋市美術館での開催

いや 悪いんじゃないよ
ちょっとした日帰り旅行気分に浸れたし

なによりも
名古屋市美術館開館30周年記念
おめでとー
なわけだし
それのおかげで
ビュールレ・コレクションが観られたのだもの

それに
ビュールレ・コレクションの何がすごいって
美術の教科書でよく見た有名な絵の
実物を見られる
それも
一点じゃない

それと
至上の印象派展
とあるだけに
有名どころがゴロゴロと
もうね 
ほんと幸せだった


音声ガイドは 
井上芳雄さん
聴きやすい声質でした


第1章 肖像画

【ピエール=オーギュスト・ルノワール】
{アレフレッド・シスレーの肖像}
親交のあった画家の肖像を描いていて
シスレーの作品もあるから
この画家が描いていたのか と
思いながら見るのも面白かも

【エドガー・ドガ】
{ピアノの前のカミュ夫人}
踊り子ばかりを描いているイメージがあるけど
もちろんそうではなく
知人の人物なども描いてます

第2章 ヨーロッパの都市
【アンリ・マティス】
{雪のサン=ミッシェル橋、パリ}
マティスというと極彩色なイメージあるけど
私にはね
これは雪とあるように色は灰色とか茶色とかで
ちょっと思いもしなかった感じ

第3章 19世紀のフランス絵画
ここも
教科書で見た、知った画家ばっかり

第4章 印象派の風景ーマネ、モネ、ピサロ、シスレー
ここは
好きな人は
ここから暫く動かないかも

第5章 印象派の人物ードガとルノワール
ここも
ドガとルノワールで
好きな人は 
しばらく堪能してください
って感じ
ここにペアチケットの片割れ
{イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)}
がいました

第6章 ポール・セザンヌ
セザンヌづくし
そして
ここにもう片方 
ペアチケットの片割れ
{赤いチョッキの少年}
美術の教科書でよく見た絵
やっぱり
本物はいい
教科書で見ていた時とはぜんぜん違って
実感したというか
納得したというか

第7章 フィンセント・ファン・ゴッホ
当然のことながら
観たことない絵ばっか
{花咲くマロニエの枝}
これが物凄く綺麗
最近は絵葉書とか買わなくなってたんだけど
それよりもっと身近に置きたくて
チケットケースを買ってしまった

第8章 20世紀初頭のフランス絵画
ここは
ピカソとゴーギャンとロートレック

第9章 モダン・アート
モダンアートはちょっと
私は苦手なんだよね

第10章 新たなる絵画の地平
そして圧巻だったのがここ
絵の大きさもそうだけど
右から見たり
左から見たり
真正面から見たり
近寄ったり
離れたり
とにかく 見飽きない
というか
離れがたい
いつまでも
ここに 居たかった

今回も
というか
時々 ジュニアガイド(今回は中学生向け)も置いてあって
それも読んだけど
いいね
こういう分かり易いのも

すっごい暑かったけど
行ってよかった
本当に幸せだったわ~

モネ それからの100年展

2018-07-07 | 美術展
なんでー
今回は関西で無いんだー
中部なんだー
とかいいつつ
行ってきました
名古屋市立美術館

別に驚くほど遠いわけじゃないのに
何となく
中部方面って行かないんだよなー

ハッ
これが心理的距離ってヤツか
↑ 違うと思うぞ ソレ

会期後半だったので
美術館のブログにも
ものすごく人が並んでて
外にも長蛇の列
熱中症予防のために
防止や日傘、水筒など飲み物の用意をしてください
ってあったから
覚悟して行ったのに

あら?
え?
お昼だから?
ってくらいの拍子抜けのまばらな館内
ラッキー以外の何物でもない

そしてお決まりの音声ガイドを借りました

今回は桜井孝宏さん
今期のアニメでいうと
「デビルズライン 菊原桐郎」
「多田君は恋をしない シャルル・ド・ロワール」
なせいか知らんが、若い女性が多かったような気が

ま、それは置いといて
というか 
当然のことながら すごく聴きやすかったのだよ

音声ガイドのいいところは
絵のそばにかかっている文字の解説よりもさらに詳しいことが聴ける点
読むストレスがなくていい

だから 絵のそばの解説に
「字が小さい。もっと大きく書いてくれたらいいのに」
と連れの女性に話していた初老の男性に
そんなこと言うなら
音声ガイド借りたらいいのに 
と思ってしまった

ただ 聞こえに難のある方だと
それも難しいので
一概には言えないのだけど


この美術展は
モネの絵画の遍歴が見てわかるようになってるし
観たことない絵もある


「すべてはモネからはじまった」
とキャッチコピーにもあるように
直接 間接問わず
影響を受けた画家や芸術家の作品もあって

どう影響を受けたのかとか
何から着想を得たのかとか

面白い試みだと思った
そして
こんなにもたくさんの 芸術家を 人々を 
今なお魅せている

【ルイ・カーヌ】
{彩られた空気}
薄い綺麗な色 
空中に色が浮かんでいるようで
ガラスの中の絵みたい


【堂本尚郎】
{1960-5 1960-5}
空に垂れ込める円の雲
色と形が好きかも

{連鎖反応ークロード・モネに捧げる}
抽象画なんだけど
色や形から この題名に ああそうか と思ってしまう
なにが ああそうか なのか 的確な言葉で説明できないのだけど
わけわかんなーい みたいな感想には ならなかった


【中西夏之】
{G/Z夏至・橋の上 To May Vll}
花の映った水面
紫 白 緑が綺麗


【湯浅克俊】
{RGB#1}

{RGB#2}
ふたつとも 見る角度によって色が違って見える
緑 青 赤
面白いつくりだと思う
これが木版画ってことに驚いた


【クロード・モネ】
{サン=タドレスの海岸}
これ つい サンタドレス と続けて読んでしまう
↑ 意味が全然ちがっちゃうからね

夕暮れの空 手前の砂浜の 中間の岩山 
色の対比綺麗

{セーヌ河の日没、冬}
物凄く寒くて 川が凍ったことがあったらしい
その氷が解けて 大解氷をモチーフに描かれている
水面の色と空の色がすき

{ジヴェルニー近くのリメツの草原}
朝靄のかかった景色のよう
陽の光がキラキラしていると感じられる

{ジヴェルニーの積みわら、夕日}
たくさんの色で空気感が伝わる
晩秋の陽のよう

{ジヴェルニーの草原}
木の陰に青や紫で線を際立たせているのが 光を含んだ影に見える

{チャリング・クロス橋}
濃い霧の中

{霧の中の太陽}
これも 霧の中

靄とは違うと はっきりわかる
産業革命がもたらした風景


【モーリス・ルイス】
{ワイン}
茶色の薄汚れたカーテン
色はいろいろ使っているのが
上の色のにじみを見るとわかるんだけど
子供のころに 絵を描いていて使った 筆を洗うバケツの中の水の色みたいだ

{金色と緑色}
大きな黄色と緑の薄汚れてる縦縞カーテン

この画家は 狭いキッチンのテーブルの上でこの絵を描いたらしいんだけど
誰も 絵を描いているところを見たことがない って
奥さんが働きに出ている間に描いて
帰ってきたときには 出た時と同じように部屋は片付いていた と

こんな大きな絵を
どうやって描いたのか 
想像すると面白い


【ゲルハルト・リヒター】
{アブストラクト・ペインティング(CR845-5)}
焦点のぼやけた水面のよう

{アブストラクト・ペインティング(CR845-8)}
川べりの薄汚れた水面に揺らぐ煙突

【丸山直文】
{Garden1}
薄い黄色とピンクの地面
子供のいる広場なんだけど
深層心理を量る絵を見ているみたい