らく

のんびり好きなコト・モノを書いていこうかと

ZERO✵TOPIA

2018-07-14 | 舞台
幕が落ち
西川貴教さんの歌声のパワーに圧倒されて舞台が始まる

柚希礼音さんのダンス 歌 動き 台詞の言い回しや 間の取り方全部が 
舞台映えしていて 目が離せない

花澤香菜さんの声 感情表現豊かで もし 目をつぶったとしても 
情景と動き 表情までもが 分かる

寺脇康文さんの ちょっと舌っ足らずな喋り方が 人柄の良さを表していて
コミカルなセリフと動きに 笑いが起こる

岸谷五朗さんの台詞 動き シリアス コミカル 変幻自在で
見逃すまい 聞き漏らすまいと身を乗り出しそうになる


登場人物全員に重い物語りがあって
しかもそれは
この世のどこかで
今も起こっていること

舞台では
ハッピーな結末

だからこそ
現実世界の残酷さが浮かび上がったような気がした



パンフレットが入っていた袋
開け口に気が付かず
鋏で切りました

相変わらず 私の世界は 短慮で回っている
 

昨年に続き二度目の舞台

2015-09-12 | 舞台
勝村政信さんと岡田将生さんの舞台
[ウーマン・イン・ブラック〈黒い服の女〉]
を観に行ってきた


客席から舞台に向かって右側に
舞台に上がる階段があったから
劇中にここから降りたり登ったりがあるんだろうなと思ったら
岡田さん演じる俳優の登場が
客席の右側からで
舞台上の勝村さん演じるアーサー・キップスの
台詞を読む声の小ささに気を取られていたからびっくりした

アーサーの勝村さんが登場した時
舞台なのになんで声が小さいんだろうと思ってたら
彼が家族に自分の身に起きた出来事を語ろうとして
台本を読んでいたからってことが後でわかった

だから始まったあたりのころはアーサーの
声が小さかったりして普通の人がもごもご喋ってる感じ
とは言ってもそこは舞台だから
聞き取れる明瞭さはある
だから余計に 岡田さんの俳優の声が大きく感じる
それが途中から小道具を使ったりして
だんだんアーサーが登場人物を演じ分けるようになっていくところに
笑える部分があったりして

そんなだから 
一幕目は笑えるシーンもあって
それほど怖い感じはしないんだけど
二幕目からどんどん怖くなる

舞台にある道具は椅子
籐で作られたような上が蓋になっていて片方が蝶番で留めてある
足のない箱型の大きな物入れ?みたいなもの
隅に衣裳をかけてある鉄棒みたいなハンガー
その後ろは薄い膜で仕切られてて
そこが墓地だったり 外の荒涼とした場所だったり
二階につながる部屋だったり 二階の部屋だったり
とても少ない
だから想像力を総動員して観ることができる

俳優が演じる台詞ひとつで情景が見える
そこには岡田将生さんが演じているというのではなく
今ここで体験しているとしか思えない
もちろん音響も臨場感があるからこそなんだけど
でも 
本当にそこに見えているようで視線の向いてる方を見てしまう

場面のよっては物音一つしなところがあるんだけど
観客がいるからどうしても音が出てしまうと言うか
咳だったり服の擦れる音だったり
でも一瞬 ほんの一瞬でも無音だったら
館で寝ている彼にこれから起こる何かを
観ているこちらが側がもっと恐ろしい雰囲気で迎えられたかも
なので
ちょっとそこは音を出した観客に文句を言いたくなってしまった


キップスが演じる人物は六人
そのどれもが当たり前だけど
演じ分けられていて
そこにその人がいる
それは仕草や身のこなしや歩き方だけじゃなく声も
そういうのは
ドラマや映像ではあまり感じることがなかったから
とても新鮮だった
もちろん
設定が一人で六人を演じるのだから
演じ分けができないと話にならないんだけど


パンフレットに
作者が「日本で好まれている」と発言しているとあった
宗教的感覚から見ると理解できない人たちもいると思うけど
日本の怪談にもありそうな話だから
日本人には違和感がなく馴染んだんだと思う

2012年にイギリスで映画化されているとあったので
そっちも観たいかも

一幕目は長い感じがしたんだけど
実際は60分
二幕目はあっという間に終わった
実際は50分
たった10分の違いなのに
時間の感覚てホント不思議

でもトータルで感じた時間は
ぎっちり詰まった重さのある長いような短いような時間だった

ランボーとヴェルレーヌ

2014-12-15 | 舞台
≪皆既食≫

シアターBURAV!
初めての劇場で 外から見ただけでもそんなに大きくないと思ったけど
中に入って
狭いというか こじんまりしてる
↑ 気を使ったんか?

席に行って
思ったよりずっと近い
どーしよー
↑ 大丈夫やって。舞台から岡田さんが見詰めたりしないから

これの原作
{太陽と月に背いて}
ランボー役が レオナルド・ディカプリオで
とても残念だった思いが
↑ 顔が好みじゃなくて 
  ランボーの大胆で繊細な感じが足りないように感じたんだよね

アルチュール・ランボーを知ったきっかけが
お酒会社のCM

そのCMの語りに惹かれて
図書館で彼の伝記と詩が載っている本を借りて
その生き方に衝撃を受けた

あんな生き方をする彼が 
とても魅力的で
詩も刺激的で
魅了された

その中で
ヴェルレーヌとのことも書かれていて
ますます興味がわいて

だから
映画も見たんだけど

ところどころ
印象に残っている映像が
舞台を見ながら 蘇ったりして
面白い感覚だった


久々に舞台を見ようと思ったのは
もちろん 
映画版{太陽と月に背いて}を観てたから
日本語で しかも舞台で
どんなことになるんだろうと思ったのと
アルチュール・ランボーを
これが初舞台になる岡田将生さんがするというので
見逃したら 後悔すると思って

結論 
ほんとは外出を極力避けたい寒い時期だけど
観に行って 本当によかった

演出家の方が
キャストが揃わなければ 舞台化しないとおっしゃったそうだけど
すべてが 嵌っていたと思う

特に
アルチュール・ランボー役は 岡田将生さんしかいないわ

確かに
彼と同じ年くらいで 実力もある役者さんは 思いつくだけでもかなりいる
でも
ランボーは彼しかいない

実際は ヴェルレーヌが言うような美少年ではなかったらしいのだけど
ヴェルレーヌが ランボーを美少年だと褒めちぎったから
私の中では 本当に美少年のくくりになっていて

舞台に登場した彼は
金髪がとてもよく似合ってた
声もすんなりと耳に届く

彼が醸し出す雰囲気が
どんな下品な言葉を吐いても
品性が無くなりはしないし
粗野な言動も 愛嬌があるように見えたし
甘える時の無邪気な愛らしさも
鋭い言葉を投げつけてケンカをしながらも
愛してほしいと訴えるような感情の発露も

そして
一番 感情を揺さぶられたのが

ランボーと妻マチルダの間でどっちつかずに揺れ続けるヴェルレーヌに向かって

酒場で二人
アブサンを飲み干して移動
ナイフをテーブルに突き立ててから
ヴェルレーヌに
テーブルの上に両掌を上に向かせて置かせて
その手にナイフを一刺しずつ
その時の台詞が
ランボーの気持ちのすべてを語っているように感じた

胸が詰まって 涙が出そうになった

このままずっと 
すくってもすくっても零れる水のような
乾いてしまえば
何もなかったように見える水なのに
カサカサに乾いた手に それは確かに存在したのだと知らされる
やるせなさと求め続けてしまう想い

ホテルで言い争いの後 笑いながら出ていくランボー
声をあげて笑っているのが 声をあげて泣いてるように見える

ヴェルレーヌが追憶の中で出会うランボーは
両掌にナイフを突き立てる代わりに
口づける

そうやって
ヴェルレーヌは永遠にランボーを愛しいものとして
記憶に刻み語っていく


マチルダ役の 中越典子さん
ドラマとかでは あんまりパっとしない感じだったけど
↑ 印象が薄いと言うか
  ↑ フォローするんか思ったら なんやねんそれ
舞台だと 声もよく通るし
すごくいい感じ
↑ そこが言いたかったんかい
  初めから素直に褒めたらええやん



チケットが結構な値段だったので
一回しか観れなかったけど
できることなら
全日程を見たかった


場面が変わると舞台も変わるんだけど
その転換が また不思議な雰囲気を醸し出していて
何度も見たいと思わせる

DVDにならないのかな~
絶対買うのに

なんかランボーの岡田さん観てたら
久々に『重力ピエロ』観たくなったな

一番似合ってたのは

2014-06-29 | 舞台
「黒執事」

舞台版 3つと
映画版 1つあるけど

セバスチャンは 舞台版の松下優也さんが一番似合ってると思う
顔もだけど
なんといっても声がいい

シエルも舞台版の西井幸人さんが一番似合ってると思う
顔と体型と声
女装が可愛かった

ところで
なんでミュージカル?

テニプリの時も思ったけど
普通に舞台じゃダメなの?
と考えて
う~~~~~~ん
↑ 自分で言っておいて 考えるなよ

  
舞台を沢山見てる人なら何か言えるんだろうけど
ダメだ
私には言えるだけの下地がない
↑ だったらなんでこの話題を選んだんだか
  ↑ だって 
    松下優也さんのセバスチャンがものすごく似合ってて
    よかったんだもん
    ↑ はいはい お気に入りってことね

お気に入りと言えば
岡田将生さん
『オー!ファーザー』
見損ねた
思ったよりずっと早く終わっちゃってて
気が付いたら もうどこにもかかってなかった

DVDを待つしかないか

そして多分
『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』も見損ねそうというか
かかってる時間が 最終なんだもん
行けない可能性大

レンタル待ちの作品ばかり増えるわ

やっぱ ステキ

2011-11-13 | 舞台
ROCK・OF・AGES

満席で 立ち見もあって
会場が鳴ってた

開演前と閉演後のアナウンスが
川平さん
なんという贅沢

どこがアドリブなのか分からないとこもあったけど
笑った
しかも
相手がお笑いの方だったりしたんで
突っ込みいれられてて
今までのミュージカルでは
西川さんが突っ込みいれる方だったのに
逆転してて
おもろかったわ

どの演者も みんなカッコイイ
そしてバンド
ギターが 超絶カッコイイのだ

昼の公演だったので
アンコールの拍手が長引いてたら
それは とても嬉しいのだけど
夜の公演までに 休憩も取らなきゃいけないし
ってんで
西川さん一人が出てきて
「大阪ではじめてこれ歌うから
これ聞いたし気持ちよう帰ろって思ってな」と
某CMのワンフレーズを歌ってくれました

客層が ライブより ずっと様々で
まさに 老若男女

曲が曲だけに
最後なんて 一緒に踊りたかったくらい
とても楽しかったです