らく

のんびり好きなコト・モノを書いていこうかと

中国王朝の至宝

2013-02-25 | 美術展
神戸博物館で開催の
{中国王朝の至宝}

日本の時代と比較すると
日本が縄文だの弥生だのの時代に既に
文明と文化があって
政治が執り行われてて

そら
邪馬台国の人なんて
ただの田舎の野蛮民族にしか見えなかったんだろうな
な感じ

金印は思ったよりずっと小さかったけど
阿育王塔は思ったよりずっと大きくて
しかも細工が本当に細かくて
特別出品で目玉だけのことはあった


出土年数が近年のものも多く
いまだ
発見されていない宝もまだあるのかもしれない

なんせ4000年だもんな

気に入ったのは
五花形盤
色よりも形が綺麗で
しかも何とも滑らかな表面
秘色が長い間わからなかったらしいけど
これが出土したおかげで
秘色の色が分かったらしい

白でもなく
青でもなく
緑でもなく
好みの色ではないけど
造形のせいか
見ていると
とても落ち着く艶がある

あと
紙にお経を書いてあるものなんだけど
筆跡というか書体というか
どちらも 好ましかった


一番おもしろかったのが
蘊蓄おじさんがいたこと

説明してくれるのはいいんだけど
確かによく知ってたし
説明文の補足とかしてくれて
面白かったんだけど
予備知識がないまま行くのはよくない
みたいな言い方がちょっとね
「それも知らないの?」
って言われても

綺麗なものとか
知らないこととかを楽しんで
あとで調べたりも楽しいんだけど
それがおじさんには理解できないみたいな感じ

中国の歴史小説を読んで
それを具体的にイメージする楽しみとか
美術品としての観方とか
日本の発掘品との違いを楽しむとか
人それぞれの楽しみ方あると思うんだけどね

しかも
「言ってくれたら初めから話したのに」
って
そんな話をしてくれる人がいるなんて
どこかに案内あった?

世界全般の歴史が好きで
実際に中国へも何度も行って
同じものを見てきたりしたようだし
他の国にも言ってるような話ぶりだった

ちょっと独りよがりなとこあったけど
気にしなければ
知識を披露してくれたおかげで
解説ガイドプラスになったし


面白い出会いだった