らく

のんびり好きなコト・モノを書いていこうかと

影絵

2012-06-21 | 美術展
藤城清治さんの影絵展を観に行った

絵本でしか観たことがなかったので
勝手に小さいものだと思っていたら
1mくらいの大きさ以上のものがほとんどで
驚いた
でもよく考えれば そうだよね
小さかったら 
切り抜いたりが難しいわ


今では 母の形見となった
子供のころに見た絵本の挿絵があって
懐かしさで胸がいっぱいになった

製作工程をビデオで流していた
昔からある片刃のカミソリで切り出していて
しかも柄がついていないカミソリだから
怪我もするだろうに
その創作意欲や体力に
脱帽した
開催場所の観光地なのどのスケッチもあり
全く年齢を感じさせない
線の太さ
絵の持つ迫力に圧倒される

作品は初期の白黒から
現在のカラーに至るまで
様々

水に映し なおかつ両脇に鏡なので
その空間を覗くと
左右に無限に広がる連続絵

影絵劇で使った人形やセットもあって
その大きさと
細かい細工に
気が遠くなるような時間を思った
再演があるなら
絶対に観たい
「ラーマーヤナ」


いつも思う
印刷物では分からない
色彩と造形

本物の持つ迫力

作品の量にも驚いた

今回は ポストカードより
影絵の特性を存分に発揮してる
栞に目を奪われた
といっても
気に入ったポストカードも買ったんだけどね