S.Boy blog

いかに生きるか いかに撮るか

エコ生活を疑う

2008-08-06 | 社会
武田邦彦氏の『偽善エコロジー』(幻冬舎新書)を読む。産経新聞の広告を見て、即本屋に買いに走った。今まで「どうもおかしい」「納得がいかない」と思っていた環境対策について、いろいろ考えさせられること多し。
この本を読んで、自分のなかでの環境に対する考え方が少し整理されたような気がする。

リサイクルや分別や節約や、頭から否定するわけではないのだけれど、ずっと前から違和感を感じていた。自分でもよく判断がつかないことによる違和感に悩まされていたのだとわかる。

今、自分たちがやっている環境対策とは、凶悪犯罪が続くこの殺伐とした社会のなかで、(お上から教えられた)エコをしているから自分は善人なのだとなんとか自分の正当性をつなぎとめておく手段でしかないんじゃないかと、そんなことを思ったりした。

photo : 福岡県新宮町 by EOS40D