前回、履帯の色を探していた時にたまたまわかった事がひとつ。
上の写真の矢印の穴、なんの穴かと思ったらどうやら履帯に付いた泥を落とすための穴らしい。
でも出口だけで、入口がありません。
何故かダクトだけはちゃんとパーツ化されていて何のための物か謎だったのでした。
なので穴を開けました。ついでにスクレイパーの役割をすると思われる小さな板も追加。
履帯を履かせると見えなくなる恐れもありますが、このタイミングを逃すと出来なくなるし、至極簡単な工作なので。
で、ざっくり1回目のベタ塗り、迷彩の大まかな塗り分けが出来ればOK。
アップで見るとこんな具合で、とんでもなさがよくわかります。
ある程度乾いたら、2回目の重ね塗り。
こんな感じでだいたいですがムラが解消しました。
筆塗りのコツは「ムラを気にしちゃダメ」という事に尽きます。
ムラを気にして弄り直すと大概ドツボに嵌まります。
ほとんどの場合、3回くらいの重ね塗りでほぼムラは無くなります。
ウェザリング前提のAFVなら大概2回で充分です。
迷彩色の境目に黒のラインを入れて、履帯を履かせました。
砲塔やフェンダーがないとまるでイギリスの菱形戦車マークⅣそのものです。
履帯の色は前回から変更しませんでした。面倒臭くなったので・・・(汗!)。
Wikipediaの写真を根拠としておきます。
前回に重複ですみません。
因みにこの写真の車両は砲塔キューポラのてっぺんにハッチがあるので独軍が改良して使用した車両のようです。
あとはフィギュアを組み立て、
OVMを載っけました、牽引ワイヤーはなくて替わりにチェーンです。
チェーンは毎度ながらのオリジナル履帯色で塗装してます。
最初から古びた色にしといてくれれば良いんですけど、こんな風なものの塗装は意外に面倒です。
あっ、そうそう、例の泥落としの穴はこんな感じでチラ見えします(よかった、よかった)。
って、感じで本日はここまででした。
次回、フィギュア塗装、デカール貼り後、お楽しみのウェザリングに突撃。
これは昨日の写真ですが、
先週の桜はすっかり葉桜になってました。
本日の雨でまた一層花が落ちてます。
で、桜ってやっぱり密集度が大事です。
昨日撮った写真。
ご近所ではなかなか圧倒されるような場所はありませんが・・・。
ま、桜は桜であります(笑)。
本日のBGM
前回に続き、ブーレーズのマーラー。
今回は比較的大人し目め?のNo.3。
CD2枚組で1曲です。通しで聴くと90分超え。
こういう天気の日のBGMにちょうど良いです。
≻ムラを気にして弄り直すと大概ドツボに嵌まります。⇒目から鱗です。ムラを気にするな! これに尽きると言う事だと思います。
水性塗料にトラウマを持っているオッサンなので、水性塗料を使う機会は少ないですが、肝に銘じておきます。
この後の、Choro-Pooマジック、楽しみにしております。
>いつもながらの筆塗り迷彩の妙技、とくと拝見させて頂きました。お見事!<
ありがとうございます。でも、妙技というほどのものは何もなくて、小学生のお絵描きとさほど違いはありません(笑)。
>目から鱗です。ムラを気にするな! <
そうなんです。その場のムラに気を取られるとロクなことがありません。
塗膜を引っ掻き回さないというのが大原則なのでした。
若干まどろっこしいですが、サッと塗って乾いたらまたサッと塗るを繰り返すとムラは自然消滅します。
いずれそのうちに筆塗りでピカピカ塗装に挑みたいとも思ってますが・・・。
>水性塗料を使う機会は少ないですが、肝に銘じておきます。<
万が一、エアブラシが使えないというシチュエーションが起こる時があれば思い出していただければと思います。
>この後の、Choro-Pooマジック、楽しみにしております。<
ありがとうございます。マジックというより騙し技と言うほうがあたってます(笑!)。
泥掻き落とし用のダクトとは!
よく見つけられましたね、やはりガン見していると「見えてくるものがある」のでしょうか!?
発見、そして再現工作、素晴らしいです、これも模型製作の楽しみの一つですね、
ここまでくればもう一息、山の頂はもうすぐですね、楽しみぃ~(^^)。
今回のもの、カッコイイですね!!
2回の重ね塗りでここまで仕上げるなんて凄いです。
泥落としの穴があるなんて、まったく知りませんでした('Д')
確かに足回りの形状を見ると、転輪は小さいし、スカートと履帯の隙間も少ない。
泥がつまりそうな要素たっぷりですものね。
こんな構造で泥を出していくとは全く知りませんでした。
スクレイパーの工作は、完成後に見えてよかったですね。
小さなことですが、素敵なオリジナル品の誕生ですね。
>筆返し
そうですよね。
ついつい何度も筆返しをしたくなりますが、おっしゃる通りドツボに嵌まっていきますよね。
ワタシの場合、わかってはいるのですが根がせっかちなのか、乾かないうちに次を塗り始めたりして失敗することがありました。
ラッカーはすぐ乾くのですが、アクリルはその辺が微妙で......。
アクリルでの筆塗りでの迷彩塗装、いつもとても勉強になります。
泥落とし穴についてですが、履帯色を探りながらネット上の参考作例を見て回っていた時に、ココを工作している人が非常に多かったので、真似してみましたのでした。
実は無線アンテナについてもいろいろあるようなのですが、いまひとつはっきりしないのと面倒臭い半分で手を着けませんでした(汗!)。
あとはウェザリングですが、独仏戦が短期間だったという事を踏まえてあっさり目にするかベタに派手に汚すか思案中です。形状的には錆びてボロボロになった姿がよく似合いそうなんですけどね・・・。
昼間はめずらしく仕事が忙しくリコメが遅くなってしまいました。すみません。
>今回のもの、カッコイイですね!!<
ありがとうございます。前回のR35の時と非常に近いパターンではありますが、色数がちょっと少なくなってまして、その分若干地味な印象もあります。
>2回の重ね塗りでここまで仕上げるなんて凄いです。<
見た目ほどには難しくはないです。ボカシが必要ないので意外と楽なのです。
>泥落としの穴があるなんて、まったく知りませんでした('Д')<
私も知りませんでした。でもどこまで役に立ったのでしょうね。どうせならスプロケットに近い後ろ側にもあった方が良いのではと思ってしまいます。
>>泥<
この泥落とし機構ですが、どの程度役に立ったのか結構謎な部分です。泥にほんとに悩んでいたのならもっと大掛かりな仕組みが必要だったんじゃないかとつい想像してしまったり・・・。
>小さなことですが、素敵なオリジナル品の誕生ですね。<
ありがとうございます。でも、なんかこういう部分は手を入れた部分と手を抜いた部分が対比になって余計にチグハグ感が強調されるような事があったりです。
>>筆返し<
筆返しがいつもダメって訳でもなく(私は結構筆返しやってます)、塗膜の乾燥具合によってというか筆が軽く動いている間は割と大丈夫で、筆を動かす時に抵抗感を感じるようになったら筆返しは絶対NGです。これが感覚的な問題なんですね・・・。
>ラッカーはすぐ乾くのですが、アクリルはその辺が微妙で......。<
重ね塗りの際、ラッカー系は下層の塗膜が溶けやすくないですか?。
水性アクリルの場合は一度乾燥すれば、重ね塗りの際に下層の塗膜が溶けてしまうケースが少ないのではと感じる時がありますが、実際はどうなんでしょうね。
>アクリルでの筆塗りでの迷彩塗装、いつもとても勉強になります。<
ありがとうございます。塗装過程を動画で残すくらいのスキルがあれば良いのですが、機材も腕も足りませんので、すみません・・・(汗!)。
目から鱗と言いますか、筆塗りに挑戦しようかという気持ちにさせて頂けました。
MA誌の最新号でクレオスのアクリジョンの記事が出ていましたが、これを使って筆塗り、健康に為にも、いっそラッカーから乗り換えようかなんてことも考え始めています。
牽引用のチェーンが素晴らしいですが、これは本物のチェーンを使われているんでしょうか?
桜と言えば、相模原警察署の近くで16号線と直角に交差する通りで見事な桜並木の道がありますね。あそこを散歩したことはないのですが、16号から見えたのが素晴らしかったです。
コメントありがとうございます♪。
>筆塗りに挑戦しようかという気持ちにさせて頂けました。<
十和田湖のジオラマといい、海中ジオラマといい、クラキンさんの絵筆スキルが存分に発揮されているので、筆塗り塗装がうまく行かない道理はございません(笑)。是非挑戦してください。
>これは本物のチェーンを使われているんでしょうか?<
キットの付属パーツで、ほんとに金属チェーンなのですが、クロームメッキされていたので塗装に若干苦労しました。
>相模原警察署の近くで16号線と直角に交差する通りで見事な桜並木の道がありますね。<
米軍工廠の正面入り口から続く通りです。いつもの歩行運動コース上にあるのですが、通りの名前は憶えていません(汗!)。
毎年桜祭りが催されています。人込みがもの凄いのでコロナでなくてもまともに見に行ったことはありませんが・・・。