秋葉原にコイズミ無線というその筋では有名な自作スピーカーのためのパーツショップがある。
昨日の土曜日、気晴らしを兼ね久々に出向いてみた。
目当ては小型バックロードホーンスピーカーの視聴会というか実験会みたいなイベントであった。
8cm~10cm口径のフルレンジユニットを使用して側面面積がA3サイズ相当という小型バックロードホーンの可能性を探ろうという趣旨のもの。
小さいと当然ホーン長も短いので低域の再生にも自ずと限界があるはずなのだが、随分しっかりした音を聞かせてくれていた。
貰った周波数特性のグラフでは100hzあたりにやや大きな山があり、マイナス10dbで70hzくらい、マイナス20dbで60hzくらいになっている。
使用しているユニットも私のお小遣いでも買える普及版ユニットで、
単に周波数特性だけで言えば大したことはない普通の小型スピーカー程度だと思われるのだが、
そこはやはりバックロードホーン、歯切れの良さというか、臨場感というか、楽器の存在感がすごくしっかりしている。
同程度のユニットで一度バックロードホーンを作ったことのある私としては正直「悔しいぞ、これは。」と思うには十分な表現力を持っていた。
スピーカーの音の好みは人それぞれで、バックロードホーンは特に好みの分かれる方式であるが、
ちゃんと設計されたバックロードホーンはやはり自作スピーカーの王道だと思い直した次第であった。
少なくとも私にとっては「これ以外に方法はないだろ。」くらいの音に聴こえていた。
スピーカーの決め手は「スピード感」と「ダイナミックレンジ(エネルギー感)」、他のことは全部二次三次要素と前々から感じていたのだが、
今回の経験で確信に変わった感がある。
昨年クラシック専用機を目指して私としてはちょっと奮発したウッドコーンユニットを使ったスピーカーを作ったが、
実のところ長く使うほどに不満点が膨らんで行くという困った状態に陥っている。
確かに歪み感の少ない綺麗で優等生な音色ではあるのだが、それ以上では決してない。
ウッドという素材のせいなのか、振動板質量の大きさのせいなのか、はたまた箱の設計のせいなのか・・・あらためて実験が必要になってしまったのだが・・・。
ともかく「音楽」の再生にはオーディオマニア的なスペックより鮮度感がなにより重要なのだった。
昨日の土曜日、気晴らしを兼ね久々に出向いてみた。
目当ては小型バックロードホーンスピーカーの視聴会というか実験会みたいなイベントであった。
8cm~10cm口径のフルレンジユニットを使用して側面面積がA3サイズ相当という小型バックロードホーンの可能性を探ろうという趣旨のもの。
小さいと当然ホーン長も短いので低域の再生にも自ずと限界があるはずなのだが、随分しっかりした音を聞かせてくれていた。
貰った周波数特性のグラフでは100hzあたりにやや大きな山があり、マイナス10dbで70hzくらい、マイナス20dbで60hzくらいになっている。
使用しているユニットも私のお小遣いでも買える普及版ユニットで、
単に周波数特性だけで言えば大したことはない普通の小型スピーカー程度だと思われるのだが、
そこはやはりバックロードホーン、歯切れの良さというか、臨場感というか、楽器の存在感がすごくしっかりしている。
同程度のユニットで一度バックロードホーンを作ったことのある私としては正直「悔しいぞ、これは。」と思うには十分な表現力を持っていた。
スピーカーの音の好みは人それぞれで、バックロードホーンは特に好みの分かれる方式であるが、
ちゃんと設計されたバックロードホーンはやはり自作スピーカーの王道だと思い直した次第であった。
少なくとも私にとっては「これ以外に方法はないだろ。」くらいの音に聴こえていた。
スピーカーの決め手は「スピード感」と「ダイナミックレンジ(エネルギー感)」、他のことは全部二次三次要素と前々から感じていたのだが、
今回の経験で確信に変わった感がある。
昨年クラシック専用機を目指して私としてはちょっと奮発したウッドコーンユニットを使ったスピーカーを作ったが、
実のところ長く使うほどに不満点が膨らんで行くという困った状態に陥っている。
確かに歪み感の少ない綺麗で優等生な音色ではあるのだが、それ以上では決してない。
ウッドという素材のせいなのか、振動板質量の大きさのせいなのか、はたまた箱の設計のせいなのか・・・あらためて実験が必要になってしまったのだが・・・。
ともかく「音楽」の再生にはオーディオマニア的なスペックより鮮度感がなにより重要なのだった。