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ブルキナファソ・ワガドゥグ襲撃テロから1年

2017-01-16 14:00:05 | アフリカ情勢
きのうの15日、昨年ブルキナファソの首都ワガドゥグで発生した襲撃テロ事件から1年を迎えた。

事件では3人の実行犯がカフェレストラン・カプシーヌ、そしてスプランデッドホテルなど外国人の多く集まるアセットを攻撃。襲撃は夜通し続き、翌朝までに実行犯を含む33人が命を落とした。

ブルキナファソ・ホテル襲撃事件(3)~いくつかの考察

(RFIウェブサイトより)


この日、クリスチャン・マルク・カボレ大統領や遺族らが、現場となったクワメ・エンクルマ通りで追悼式。また夕刻には現場でミュージシャンによる追悼コンサートが行われた。


犯行はマグレブ諸国のアルカイダ(AQMI)と、共闘関係にあるアル・ムラビドゥーンによって声明が出された。捜査は遅々としているが、これまでの調べで、捜査線上には2015年11月マリ・バマコ、2016年3月コートジボワール・グランバッサンの両襲撃テロとつながりがあることが見えてきているという。時折しも、1月12日、仏軍によるバルカン作戦で4人のテロリストを捕捉。うち1名がグランバッサンの襲撃テロに深く関わっていると見られている。

昨年11月13日、パリの同時多発テロでは外電など国際メディアが一周年を広く話題としたが、西アフリカのテロ事件についてはあまり報道が見られない。しかし西アフリカにおけるテロのリスクは収まったわけではない。マリ北部、中部の治安情勢は、2015年後半から再び悪化の道を辿ってきた。ワガドゥグのテロ襲撃事件一周年の期で、改めてその現実を思い起こした。そしてこのテロリスクは、何も西アフリカに限ったものではなく、世界中どこでもあることを呼び覚まされた。

(おわり)

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