先日、同級生のM子さんから電話があった。
「体重26キロなの」
「酸素ボンベが頼りで・・・」 M子さんの息遣いが受話器を
通して聞こえてくる。
掛ける言葉も出ないほど痛々しい。
どこにも出かけられない彼女。
そうだ、手紙を書こう。
だけど・・・ いざとなったら難しい。
健康な人宛に書くのならば何でもないことだけれど。
それで、記憶を辿りながら幼い頃のことを書くことにした。
国語の教科書に出ていた文章やその他。 書き次ぐうちに
とっぷりと少女の頃の自分に戻っていて可笑しかった。
「夕空晴れて秋風吹き~♪」
いつも大声で歌いながら下校していた田舎道、今はそれが
どの辺りだったのか、すっかり様変わりしてしまっていて
判らない。
「歌を歌いながら帰るのはやめた方がいいと思います」
ホームルームの時間にH雄さんに言われた。
彼の家は道沿いにあったから当然聞こえたのだろう。
あの頃、男の子は怖かった!
そんなこんなを懐かしみながらM子さんへの手紙を書き
終えたのだった。
ああ心配! 彼女の体調が心配!
「体重26キロなの」
「酸素ボンベが頼りで・・・」 M子さんの息遣いが受話器を
通して聞こえてくる。
掛ける言葉も出ないほど痛々しい。
どこにも出かけられない彼女。
そうだ、手紙を書こう。
だけど・・・ いざとなったら難しい。
健康な人宛に書くのならば何でもないことだけれど。
それで、記憶を辿りながら幼い頃のことを書くことにした。
国語の教科書に出ていた文章やその他。 書き次ぐうちに
とっぷりと少女の頃の自分に戻っていて可笑しかった。
「夕空晴れて秋風吹き~♪」
いつも大声で歌いながら下校していた田舎道、今はそれが
どの辺りだったのか、すっかり様変わりしてしまっていて
判らない。
「歌を歌いながら帰るのはやめた方がいいと思います」
ホームルームの時間にH雄さんに言われた。
彼の家は道沿いにあったから当然聞こえたのだろう。
あの頃、男の子は怖かった!
そんなこんなを懐かしみながらM子さんへの手紙を書き
終えたのだった。
ああ心配! 彼女の体調が心配!