なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

生態園、名残の花たち~京都府立植物園1201#5

2018-12-06 05:23:25 | 植物
昨日は、赤い実特集と予告しましたが、せっかくなので、生態園のなけなしの花をご紹介します。

ふだんは京都府立植物園に行くと生態園に直行し、それ以外のところはちゃちゃっと回るのですが・・・
さすがに12月になると花たちの姿もほとんど見えなくなり、ただただ枯葉を踏みしめてしんみりと歩くのみ。
・・・なのですが、少しだけ待っていてくれた花がありました!

サクラタデ(タデ科イヌタデ属)



本当にビックリしました。
こんな時期まで咲いていることはこれまでありません。
茎が赤く染まっていました。




タツナミソウ(シソ科タツナミソウ属)

花期は5~6月なので、完全に返り咲きですね。
じいちゃんの庭にも白いタツナミソウがありましたし、返り咲きやすい品種なのでしょう。




ノハラアザミ(キク科アザミ属)

アザミの仲間は難しいのですが、この時期にこの姿なので、多分・・・
咲き残りだと思いますが、しっかりと咲いていました。



綿毛になった花も・・・
これがノハラさんかどうかはよく分かりませんが。




綿毛がでたところでもう一つ。
タカネハンショウヅルのお髭です。
絶滅危惧種エリアにある植物で、西日本の低山の林縁に生えるそうです。






ツルソバ(タデ科イヌタデ属)

伊豆以西の海岸近くに分布し、和歌山県白浜で沢山咲いているのを見たことがあります。
銀の蕊が綺麗です。



海岸ではありませんが、年々ぼうぼうに広がっています。




こちらはその辺の林でもよく見かけるヒヨドリバナ(キク科ヒヨドリバナ属)。
まだ咲いていました。




イセハナビ(キツネノマゴ科イセハナビ属)が返り咲いていました。
普通は夏に咲く花です。
花火のように光っています。




同じくイセハナビ属のユキミバナ、まだポツポツ咲いていました。




地味なオオハナワラビが咲き始めていました。



咲くと言っても、シダなので胞子葉です。
こんな光景を見ても、どこにあるのか分かりにくいですよね。
こんなジグソーパズルをするのは嫌です。
(ないと思うけど)



こうやって、生態園は冬に突入。
2月に節分草が咲き始めるまで、静かな眠りに付きます・・・










コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする