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なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

カワウ大群・コガモ小群~宇治川散歩2024/11中旬(後編)

2024-11-29 05:30:33 | 自然

昨日の続きです。
京滋バイパス下を通って先に進むと、遠くに水道橋が見えてきます。



このところ、水道橋の上にはほとんど何もいなかったのですが、この日は・・・



わぁ!沢山いる!
手前と向こう側、両方にびっしりとカワウが羽を休めていました。



最近カワウの害(食害・糞害)が問題になっていますが、宇治川は沢山の魚がいるので大丈夫?
ちょっと心配です。

この先は高水敷を進めないので堤防上の道に上ります。
そこから川の方を見下ろした時に、赤い実を見つけました。



びっしりと付いた実、何かと思ったらマユミの実でした。
そういえば、上流にもマユミの木があります。
実がどんぶらこと流れてここで芽生えたのでしょうか。



なぜか野生化しているイチジクの木(右手)
この手前には広い遊水地があり、そこから川に向けて水が流れています。
ここは水深が浅いので、時々チドリなどの姿をみるのですが、この日は・・・



カモがいるようですね。
ズームで見てみると・・・



これでもよう分からん。もうちょっとズームで。



あ~コガモ(♂)!
以前は昨日ご紹介した工事中の場所によくいたのですが、危険を感じて移動したのでしょうか。



♀もいました。水に首を突っ込んで中に生えている藻を食べていたようです。
(くちばしからびろ~んと藻をぶら下げているコガモもいました)

この先で再び高水敷に下りる階段があります。少しだけ下りてみると・・・



イシミカワの実発見!
他は何もないので、また堤防に上り、サギ山の前の太閤堤経由で宇治駅へ向かいます。



説明板→  (手抜き失礼!)

ここから先は、宇治市が大枚はたいて作った「お茶と宇治のまち歴史公園」です。
私の市民税も使われているはずですが、有料の施設にはまだ入ったことがありません。
文句を言う前に、ちゃんと自分の目でみなくてはなりませんね。



今回も、初夏に茶摘み体験が行われるの茶畑を横目で見ながら、通過しました。



ちょうど花が満開!



白い花弁と、黄色い蕊がゆで卵みたいでいいですね~
ということで、さっさと通過し、宇治橋を渡りました。



ドン曇りなのでイマイチですが、晴れるととても綺麗な光景。
決して嵐山にも負けていません!といつも主張しているのですが(笑)



いつも渡っている朝霧橋です。
もう少ししたら、紅葉も進んでより綺麗な光景になることでしょう!

ということで今回の宇治散歩はこれにておしまい。
明日は道草日記です!

【撮影:2024/11中旬 宇治川】

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ノブドウ・ノイバラ色づく実~宇治川散歩2024/11中旬(前編)

2024-11-28 06:58:05 | 自然

11月も終わりに近づいてきました。
今日と明日は久しぶりの宇治川散歩の様子をお届けします。
何気ない光景に、晩秋の風情を感じていただければ幸いです。

昨今の豪雨による水害防止のためか、最近また宇治川で大規模な工事が行われています。
そのため、平日は高水敷にダンプなどが通るため、立ち入り禁止になっています。
日曜日は工事がお休みなので、久しぶりに歩いてみることにしました。
なお、記事に出てくる植物は例によって写真・名前の順で載せるので、当てっこしてくださいね。

高水敷に通じる階段を降りると、



まずヤマトシジミがお出迎え。
アレチハナガサの枯れた穂に止まっていますが、蜜あるの??



ここから高水敷を歩いていきます。ダンプが通りやすいよう整備され、土手の方は草刈り済み。
でも川の方を見ると



センダンの実が黄色く色づいていました。
葉はまだまだ緑色です。



ローズヒップ、もといノイバラの実が真っ赤に色づいています。
いかにも食べられそうですが、生食するとお腹を下すそうですのでご注意!

     

葉が泥で汚れていますが、こちらはアキニレの実です。
緑が熟して赤くなるのでしょうか。どちらも見られました。



ススキ?オギ?
穂が赤紫色になるのはススキのようです。
でもオギススキというのもあるそうですので、決め手は芒の有無ですね(あるのがススキ)。
この写真を強拡大して見てみると、確かに芒がありました。



ここがまさに工事中の場所。
前に中洲に生えていた木々を撤去し、浚渫した場所です。
早くも沢山の砂が溜まっている模様。



ここに生えているのオギですね。
一本ずつ生えて、芒がありません。



なんかオギとセイタカアワダチソウがおしゃべりしてるみたい~
後ろの太い箒のようにみえるのは、イグサ科がかたまって生えているところ。



ノブドウの実が綺麗に色づいていました。
ここには結構沢山ありましたね~



花の時期は、オオスズメバチの餌場になっていたらしく、よく見かけました。



セイタカアワダチソウもそろそろ花の終盤です。



コセンダングサの実は早くも引っ付き虫に・・・これは厄介です。



アキノノゲシはまだ咲いていました。淡いレモン色だった花が、濃くなってきています。



またまたアレチハナガサの花にチョウ発見。
今度はモンシロチョウですね。

この辺りでちょうど京滋バイパスの下付近。
続きは明日!

【撮影:2024/11中旬 宇治川】

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三段池公園の子福桜とお猿さん~晩秋福知山紀行(4)

2024-11-27 05:31:01 | 自然

福知山紀行最終回は例によって三段池公園です。
晩秋に福知山を訪れるときには必ず立ち寄って、見事なコブクザクラ並木を見に行きます。
今回はどうでしたでしょうか?



見てください!この抜群のお天気。雲一つないいいお天気でした。
でも期待した冬鳥の姿は全く見えず・・・あ、あそこに何か泳いでる。

   

ありゃ、留鳥のカルガモでした。しかもたった二羽・・・まだまだこれからカモ。
池沿いの遊歩道を歩いていくと、何か小鳥が飛び立ちました。
立ち止まって待っていると、地面に降り立って・・・

アトリくんでした!
相変わらず、地面に降り立つと保護色のようになって分かりにくいのなんのって。



京都北部なのでもう少し紅葉しているかと思いましたが、部分的。でも水鏡がいい感じ。



松の木の並ぶ遊歩道、影がいい感じです。



咲き残りのハギにキチョウ。
そして、やっと目的の場所に到着!コブクザクラのトンネルです。
でも、ちょっと早すぎた? 全然トンネルになっていません。



いかにもまばらに咲いています。
咲き始め?今年は少ない?



白い点は飛行機。



ついつい飛行機の方を撮ってしまいます。



白とピンクが混じって咲いてとても可愛いです。





少ないなどと文句を言ってましたが



なんだかんだと、楽しませてもらいました~



コブクザクラ、最初は少なくて物足りないような気がしましたが、こうやって見ると結構素敵ですね。



緑化植物園前の鬼さん。今回は中には入りませんでした。



お庭のバラ園横にあったローゼルの実。



池の周囲をぐるっと回って戻ります。
ここには小さい動物園もあり、子供たちの人気を集めています。
その横に、前回は気づかなかった施設が・・・



ニホンザルが沢山いる、猿ヶ島です。



お猿さんたち、明らかに人間を見物していました。



子連れのお母さんサル



広場のイチョウが見事に黄葉。



のんびり写真を撮っていましたが、時間を見てびっくり。もう14時です。
この日は15時半頃に戻る予定だったので、慌てて三段池公園をあとにしました。

あ、最後の写真は、猿ヶ島から見えたクズの実タワーです。
時間がないといいつつ、こんな写真ばかり撮ってる(笑)

ということで、今回の福知山ツアーもとても充実していました。
春にも再訪したいです。

【撮影:2024/11/9  京都府福知山市】

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花をみつつ新童子橋へ~晩秋福知山紀行(2)

2024-11-25 05:35:47 | 自然

鬼嶽稲荷神社を離れ、花を求めて別の林道(大江山線)に向かいました。
くねくね続く道を進むと、大江山連峰の鍋塚山と鳩ヶ峰の中間くらいの場所に駐車場所があります。
ここに来るのは2回目で、前回は色々な秋の花を見ることができました。
今回はと言うと・・・



咲いていました~
そう、林道にリンドウ。失礼しました・・・

   

閉じている花も多かったですが、日差しが強くなり徐々に開いてきたようです。
やった!目的の花が1つ見られました。
ここでもう一つ見たかった花はセンブリ。残念ながら影も形もありませんでした。
時期が悪かったのか、なくなってしまったのか分かりません。
他に咲いていたのは・・・



白い野菊。舌状花が少ないので、シラヤマギクでしょうか。



鳩ヶ峰方面



鍋塚山方面
こんな感じで大江山をハイキング、あるいは縦走できるようです。
いつかは行ってみたいですが、今回はスニーカーなのですごすご車で戻りました。

林道を下ってしばらく行くと、何かが光っていました。


ススキです!



光って綺麗なので何枚も撮ってしまいました。



さらに進むと、左手に池が現れました。



水鳥さんいないかな~いました!



最初何カモか分かりませんでしたが、どうもコガモのエクリプスのようです。



大江山グリーンロッジ手前の渓流のカエデが赤く色づいていました。時々早熟な木があるようです。
さらに進むと、二瀬川渓流の散策路の駐車場がありました。
そこに車を停めて、徒歩で進みます。車道を。
なぜ車道かと言うと・・・



林内に比べて日当たりのよい道路沿いの林縁の方が花が多いから。
ほらね、車道脇の法面にヤクシソウが咲いていました。それも沢山!

   

他にも、白い野菊。



こちらは舌状花が沢山あるのでシロヨメナでしょうか。ノギクの仲間の区別は難しいです。
しばらく歩くと、紫色の花が沢山咲いていました。



最初、アキチョウジかと思ったのですが、アキチョウジより花がふっくらしています。
しかも花付きのいいこと!



ひょっとして、これは同じヤマハッカ属で日本海側に咲くサンインヒキオコシなのでは。
葉の形なども一致しているようなので、サンインヒキオコシということで。
きゃ~、京都府立植物園では何度も見ていますが、野生の花は初めてです。
そして、その隣には・・・



なんとアケボノソウも咲いていました!
これでセンブリも咲いていたら完璧だったのですが、贅沢言ってはいけませんね。
ということで気分もルンルン。そして、さらにその気分がアップすることが。



なんとすごい吊り橋登場~
こちらは新童子橋という吊り橋です。

  

早速吊り橋を渡りに行きます!
先ほどヤクシソウの写真を撮った場所の横に階段があり、そこを登っていきます。
しばらく歩くと、つり橋の端っこに到達しました。



吊り橋はまあまあ揺れましたが、怖いというほどではありませんでした。
下を見下ろした景色の方がちょっとコワいかも。



山が少しずつ色づいていました(左)。
カラスザンショウの実です(右)。完全に熟すと、鳥さんたちのいい食糧になります。

  

いかがでしょうか。
車での移動ですが、要所要所に駐車スペースがあり、そこから歩くことで色々な発見がありました。
何より、リンドウやサンインヒキオコシが見られたのが嬉しいです。

ということで、先に進みます。

【撮影:2024/11上旬 福知山市】



コメント (12)
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大江山鬼嶽稲荷神社にて~晩秋福知山紀行(1)

2024-11-24 05:18:09 | 自然

もう2週間ほど前になりますが、久しぶりに車で福知山方面に出かけました。
高速の途中、前が見にくいくらいの霧。
日の出時間も遅くなっているので、あわよくば大江山で雲海が見られたら・・と思ったのですが。



あちゃ~
途中の京都縦貫道路では前が見えないくらいの霧だったのに、まさに雲散霧消。

でも、山々が綺麗に見えたので満足です。

先走りましたが、ここは大江山八合目にある鬼嶽稲荷神社(福知山市)の展望所から見た光景です。
大江山は、
「京都府丹後半島の付け根に位置し与謝野町、福知山市、宮津市にまたがる連山である。
標高832メートル。別称、大枝山・与謝大山・千丈ヶ嶽。 酒呑童子伝説で知られる。
また、雲海の名所としても知られている。」(Wikipediaより)
で、新・花の百名山にも選ばれ、年間を通じて多くの登山客が訪れています。
私は?もちろん車で行きましたよ~
大江山には何か所か山の中腹まで登れる道路があり、今回はそこを利用させていただきました。

さて、雲海が見えるはずの展望所の光景の続きです。



紅葉を始めたこの木は何でしょうね。分からないのが悔し~



少し方向を変えて見ると、ほんの少しだけ雲海が残っていました。



中央に見えているのが岩戸山、左側のなだらかな山が空山だそうです。→ 



あ、この木は分かります。紅葉も終盤のトチノキですね。
でも根元の方にはまだ青い葉も残っています。今年の紅葉はこんなのが多いです。

ここから千丈ケ岳に登る登山道がありますが、足元はスニーカーなので行きません。
でもこんな植物を発見。



トチバニンジンの実のあとですね!
そして、横にあった巨木。



大きすぎて望遠でみても葉が見えない~
でもちゃんと名札がありました!



イタヤカエデです。樹名板がミニサイズに見えるほど太い幹。



確かに葉はイタヤカエデ!全く紅葉は始まっていませんでした。
そして、こちらです。



朱塗りの鳥居・・・



そうです。ここが大江山鬼嶽稲荷神社です。



ご由緒を調べましたが、公式HPには全然記載がなく。
個人のブログで書かれていることを総合すると、以前は山頂近くにあった神社を現在の地に移し、
その時に伏見稲荷大社より宇迦之御魂神を勧請した・・・のようです。

    

先にお参りせんとあかんやろ。あ~、おキツネ様に叱られてしまいました。
山の上で商売繁盛もちょっと変な気もしましたが、しっかりお参りしましたよ。



登山しないで雄大な光景を見ることができて満足、満足。
次は、花を求めて別のルートに行ってみることにしました。

【撮影:2024/11/10  福知山市】

コメント (8)
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