甘酸っぱい日々

面白くても何ともならない世界で 何とかしようとする人達のために

笑わせたもん勝ちトーナメント KYO-ICHI (16/11/11)

2016-11-11 23:55:00 | お笑い全般
感想を一言で言うと、「すみませんでした」という気持ちでいっぱいです……(笑)
前日の夜、私、すごく不安になってしまって。
勝てなかったらどうしようとか、チャンピオンバブルが弾けたら嫌だとか考えていたのですが、
なんか……そういうことじゃなかった(笑)全然そういうことじゃなかった(笑)
上手く言えないけれど、「そういうことじゃなかった」という表現が一番しっくりきます(笑)。
本当にライスさんは、私の想像のずっと上を行く。
いつだってそうだ、私なんかの想像には及ばないところにいる。次元を飛び越えてしまう。
心配なんかしても無駄だって、ちゃんとわかっていなかったな。
記録より記憶。試合に負けて勝負に勝つ。
爪痕を残せるかどうかという「勝負」においては、これ以上ないくらいの捨て身の結果の残し方ですよね(笑)。

しかし本当に何が起こったかわからなかった。
オチで有り得ないくらいの噛み方してそのまま下がっていく姿を見ながら、
「これ…何らかの夢……?」と思っていました(笑)。現実味のない終わり方(笑)。
関町さんがあんなひどい噛み方するところ初めて見たかもしれない。リカバリできなくなってしまうほどの。
でも、そんな派手な噛み方をしている所を見て、初めて、このバナナのネタのセリフ回しのテンポの速さに気付きました。
怒涛の速さなんだなぁって。そしてそれを感じさせない自然さ。
逆に、ふだんよく最後まで噛まずにやっているよねぇ…なんて、甘すぎるファンかな(笑)
オイシイし、ある意味結果残したし、関町さんの派手な噛み方に後ろで肩笑いしている田所さん可愛かったし、ファンとしては満足な気持ちもあるけれど、
その一方で、このネタの純粋な評価を見てみたかったというのも事実で。
勝ち負けではなく、純粋に、どのくらいの人が面白いと思ったのか、知りたかった。
あんな終わり方したからもう投票に値しないと思った方もいらっしゃるだろうし、
逆に噛んだ所が面白かったから投票した方もいらっしゃるだろうし、その時点でもう純粋な評価を知ることはできない。
それが残念で、やっぱりどうしても悔しくて。

そう思ってしまったから、放送直後の2人のツイートに、少し安心した。
そりゃ多少はオイシイと思っているだろうけど、それでも「悔しい」というのを全面に出してくれているから。
当たり前のことだけれど、でも、悔しさを表出するのも恥ずかしいと思うんだ。そこを真っ直ぐやってくれたこと。
最後の関町さんの表情、なんか、まるで悟りを開いたような感じ(笑)。
でもこの一個前、自分が噛んだことを自覚して、苦笑いを浮かべながら顔をカメラから背けたところ、
悔しさを必死に殺して切り替えているように見えて、そこもまたいいです。
関町さんの声、まだ完全復活とまではいかないけれど、だいぶ戻ってきてくれたようでよかった。
何度見ても、「撃ってみろほら撃ってみろ!!」というセリフが大好きで(好みが狭すぎますね・笑)、ここの声が響いてるほど乗っているように思います。

しかし、ちょっと話題は逸れるのですが、今回久しぶりにバナナを見てみて、なんてシステマチックなんだろうと思って。
ものすごい速さで淡々と進んでいく。
最近よく言われる言葉を使うと、「人」が見えてくるネタではないんだなぁと思って。
今までそんなこと、私、意識してなかったかもしれない。
バナナのネタに対して文句を言ってる訳ではないんです。
むしろ私はもともと、こういう、感情が見えてこないような、システマチックなネタが大好きで。
でも最近のライスでは、かなり2人の人間性が見えてくるようなネタを見せてもらっていたから、逆にこういう「初期」っぽいライスが新鮮でした。
そういう意味では、最後に関町さんが盛大に噛み倒したところで、お客さんには初めて「人」が見えてきたのかもしれないなぁと思ったのです。
そしてそういうネタの方が、親しみやすさを感じてとっつきやすくなるのかもしれないなぁ。



なにはともあれ、チャンプとなった今のライスで、地上波生放送で、綺麗な映像で、素晴らしい環境で、バナナをやっているところが見られるなんて感無量です。
今改めてここで「代表作」を定着させる意味。
KOCで初めてライスを知った方にも、このネタが響いてくれると嬉しいなぁと思ったのでした。

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