甘酸っぱい日々

面白くても何ともならない世界で 何とかしようとする人達のために

2012年ライブ総括&みなさまへの御礼☆

2012-12-31 23:30:00 | Weblog
これをやるのも、なんと5回目になるようです……。
もう毎年毎年言っていますが、時が経つのが速すぎます……。
あっという間に過ぎ去った一年、
でもお笑いファンとして一番充実していたような一年に感じました。



1月
  6日 神保町花月『WE KISS LOVESTORYⅡ』
  9日 ワンシチュエーションの3人
 29日 ライス単独ライブ「カヴィ」

2月
 13日 G7
 14日 神保町花月『引っ越し先は…?』
 24日 K7

3月
  2日 ずしゃる
 10日 関町KILL押見 ~メガネ頂上決戦~
     ジューシーズ単独ライブ「はっちゃけ大江戸、生真面目のおごりで!
 13日 神保町花月『ソング・グッドバイ』
 16日 コント広場
 30日 ライストークライブ「耳愛撫」

4月
  4日 S7
  7日 別冊 根本宗子
 18日 神保町花月『エクセレント!!』
 22日 神保町花月『エクセレント!!』
 29日 コントバトルG1

5月
  1日 ワラサンLIVE
  4日 しずる単独ライブ「Break out」
 13日 コント広場

6月
  6日 神保町花月『紫陽花と、うん!いたこっこ』
  9日 はじめまして まずは会議をはじめましょう!
     神保町花月『紫陽花と、うん!いたこっこ』
 15日 うしろシティ第2回単独ライブ「走ってるのかと思った」

7月
  8日 ライスのシチサンLIVE
 14日 囲碁将棋58市町村制覇ツアー「お暇なら来てよね。太陽と心だよ。」
 18日 神保町花月『大好きな君に、ひっぷほっぷ!」

8月
 10日 先手文田、後手根建
 11日 ライス関町ファンミーティング~追憶~
 13日 クレオパトラの誰かと喋りたい夜
 14日 シャッフルトーク ライス×ジューシーズ
 28日 ライスと伊藤修子のコント
 29日 TVを意識したコントライブ

9月
  4日 ライスのシチサンLIVE

10月
  1日 芸人+人狼=芸人狼ゲーム
 18日 囲碁将棋58市町村制覇ツアー「お暇なら来てよね。おみやげは鳩サブレだね」

11月
  1日 ライスのシチサンLIVE
  3日 神保町花月『ラフカンパニー』
  6日 Simple Set CONTE4
 18日 ずしゃる
 22日 ライスとジューシーズのオールナイトライブ
 24日 日本コント学会

12月
  1日 芸人狼
  4日 阿佐ヶ谷ケチャップナイトvol.16
 27日 さらば青春の光×ラブレターズ「さらブレ」
 30日 うしろシティ・さらば青春の光合同DVD「cafeと喫茶店」 収録ライブ




今年のライブは、全47本でした。
去年より少し増えちゃいましたが、まあまあ少なめに抑えられたかなぁ。


今年は何と言っても、うしろシティとさらば青春の光を見に行く機会が増えたことが大きかったです。
二組とも、KOCっていう大きな舞台で大活躍したことで、それに関連して色々なライブも増えてくれて。
ずしゃるでは本番の裏話的なものも聞くことができ、コント学会ではがっつり濃密なコントをたくさん見れて、
DVD収録ライブでは、それぞれの個性が存分に出たユニットネタもやってくれて。
仲良しだけどライバル、いい距離感で刺激し合っている二組。
去年のツーマンライブから見ていたけれど、さらにお互いの魅力が増しているような気がしました。
来年、もっともっと見て行きたいな。

そしてライスに関しては、もう言うことがないくらい、いい一年だったんじゃないかなと思います。
素晴らしいクオリティの単独に、
たくさんの人の感動をよんだエクセレント!!、
その直後にこれまた素敵な作品のいたこっこ、
まさかのシチサンライブ復活、
テレビの方ではワラッタメ天国で優等生という結果を残し、
そしてプライベートでは関町さんご結婚。おめでとうございます!
今年の初めに、ライスファンのお友達と新年会をやって、「今年は去年よりも、もっといい年になるといいね」と語り合っていたんです。
それがまさか、ここまでいい一年になってくれるとは思っていませんでした。
個人的に、環境や心境の変化もありまして、なんとなくですが、
ライスへの一極集中は、今年が最後かなぁと思っています。
もちろんライスのことはずっと好きですが、いまはもっと色々な人を見に行きたいなという気持ちが強くなってきて。
そういう意味でも、今年はこれ以上ない一年になったかなと、嬉しく思います。


今年も、こんなブログにお越しくださったみなさま、読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました!
来年も、素敵なコントにいっぱい触れられる一年になればいいなと思っております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!よいお年を☆

12月30日 うしろシティ・さらば青春の光合同DVD「cafeと喫茶店」 収録ライブ

2012-12-31 01:43:20 | ライブ感想♪
うしろシティとさらば青春の光の合同DVD、「cafeと喫茶店」の収録ライブに行ってきました。
なんとこのライブの観覧に、300通を超える応募があったそうで……!
よく私、当選したなぁ……。本当にありがたいです。
多分、来年の分の運まで使い果たしたと思うので、もう来年はいいことないと思います(笑)
収録の内容についてはDVD発売まで触れられないので、それ以外のことで、
かなり抽象的なことにはなってしまいますが、私の感想をざぁっと書かせてもらいます。

これは東口さんもツイートしていたので書いていいかなと思いますが、
全体の構成としては、それぞれのコンビのネタが3本、合同コント4本。
それぞれのネタはみんな見たことがあるものだったのですが、今日はさらに勢いに乗っていて、
初めて見た時のような新鮮さとパワーでした。
そして、まさか合同コントが4本も入るとは思っていなかったので、本当に嬉しくて、そして贅沢でした。
前回のそれぞれのコンビのDVD収録の時は、スタジオ収録だったので、
それでももちろん面白いし、DVDを出してくれているだけでもありがたいのですが、
ちょっと整理されすぎているような感じがして。
その点、今回は、まぁところどころ噛んだり飛んだりがありましたが(笑)それも生の醍醐味ですよね。
それは多少編集されて整えられるとは思いますが、
でも、このライブ感や勢いみたいなものが、そのままDVDに収録されて、
普段なかなかライブに行けない方や、まだ生のライブの魅力を知らない方にも伝わるといいなぁと思ったのでした。

あと、これは完全に個人的な話なのですが……
最近実生活で本当にいいことがなくて、どうしてもネガティブな思考に走ってしまいがちで。
今回の当選もすごく嬉しかったのですが、冒頭に書いたように、これからどうせ悪いことしかないんだろうと思ってしまっていました。
でもそんな中で、最後に森田さんが、300通も観覧の応募があったと聞いた時に、
「ここにいる人達、すごい運がいいですね。来年もいいことがあるんじゃないですか」
という感じで言ってくれて。
あぁ、そういう考え方もあるんだなって。
この言葉がすごく嬉しかったし、何だか救われた。
普段森田さんはゲスいとかクズみたいなキャラですけども(笑)、人当たりという点では本当に素敵な人なんだろうなぁと……
こんなこと書いたら、芸人さんとしての営業妨害になっちゃうかな(笑)


最後に、全てのコントをやりきった4人は、とっても晴れやかな表情で舞台に立っていた。
KOCという大きな舞台を経て、自信と誇りを持った松竹芸能の東西エースは、とってもキラキラ輝いていた。
この4人は、普段の考え方とか価値観とか全然合わないところも多いけれど、
同じ感性で、いいものを作り上げようとしてる。
同じ温度で、目標に向かって走ってる。
それが感じられるから、もっと見たいなぁって、もっと応援したいなぁって、素直に思う。


阿諏訪さん、金子さん、森田さん、東口さん、そして関わったスタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした!
DVD発売を楽しみにしています!!


cafeと喫茶店 [DVD]
クリエーター情報なし
アニプレックス

「関町カリッ」 12月4日 阿佐ヶ谷ケチャップナイトvol.16

2012-12-20 01:13:29 | ライブ感想♪
・池田、関町、村上の順で入場。
 田所さんは、無限大のライブがあるので遅れています

・そして、今日はスターが最初に登場。
 仕事の都合で、先に来るしかできなかったということで。

・登場したのは、ほぼ普段着のゆったり感中村さん
 「どなたですか?」
 「藤木○人です」
 本当に大スターが来てくれたー!!と喜ぶ3人。
 月9の撮影の合間を縫って来てくれた藤木さん。
 CMやっていた関係で、ウコンの力をプレゼントしてくれる。
 住んでいる場所は用賀。

・そんな話をしているところに、赤羽さん乱入。
 「オレが本物の藤木○人だよ!!」

・一通り喋ったあとで、
 中村「お前ら、ふっざけんなよ!中村だよ!!」
 3人「えっ、中村って、あのゆったり感中村??」
 本当にひどい人達。
 中村さんはこの後、神保町でライブがある。
 だからケチャップには行けないと、前日何度も言ったのに、「え?こないの?」と明らかに不満そうだった人達(主に関町)のせいで、「出るよ!!」と言わされてしまった。

・自分から呼んどいて、「もう時間でしょ?行かなきゃ!」と追い出そうとする池田さん。
 中村「もう来ねぇよ!!」
 関町「みなさん、中村もう来ないんですって」
 客席\えー!?/
 中村さんはにかむ
 ……という、2年ぶりのこのくだり。
 関町「久しぶりすぎて、オレらもお客さんもちょっと下手になってる」

・ということで乾杯。
 恒例の池田さんの太鼓。
 ドドン!
池田「えいかんぱーい!!」
村上「これでケチャップナイトの恒例のくだりが2つ終わった」
  「今までは、太鼓で始まって中村で締めてたのに、最初に2つ終わっちゃった」

・今回は、ケチャップ特別メニューのオムライスを頼むと、3人が半紙に筆ペンで好きな言葉を書いた紙がもらえます
 誰のがほしいかお客さんに一人ずつ聞いていくと、関町さんが4連続、その後も池田さんが呼ばれて、
 村上さんが自分の人気の無さに凹み始める。

・関町の習字が上手すぎる
 村上「字が上手すぎてみんなだんだん引いてる」
 関町「29歳にして急に字が上手くなってきた」
 赤羽「もうすぐ死んじゃうんじゃない?」

・池田『年頃?』
 池田『男と女は愛が大事』

・村上「今の俺のキズを癒す薬はないよ」
   「ライブスタンドでうちわ4000本売ったのにな」
   「俺のファンはみんなチケット取りがうまくないんだきっと」
 池田「村上さんの行きましたー!!」
 お客さん拍手
 村上「いいお客さんだな全く!!」

・余った半紙を破いて泣く村上さん
 関町「なんで破っちゃったのー!なんて書いてあったか知りたかった人もいるんじゃないの?」
 赤羽「『村上はつぶやく』って書いてありました」
 村上さんの代名詞的になっているツイッターのことを書いてある紙を破ったことに関して、
 村上「この宿命加減!!」

・ケチャップ始まった当初はしずるの方が人気あるのに、今はライスの方があるのか?
 人気が逆転している
 今回田所さんは無限大の神∞というライブで遅れているしね
 関町「∞総選挙っていう、散々やりたおした企画で」

・ケチャップ2年ぶり。2年間でいろいろあったね。
 村上「まさか4人中2人が既婚者になるとは」
 関町さんの結婚おめでとう→yahooニュースの話
 関町「『ライス関町 一般女性と結婚』って書いてあったけど、大抵の人からしたらライスも一般人」

・関町が結婚なんて、まだ嘘なんじゃないかって思ってる人もいるんじゃない?
 結婚の発表の仕方も、DVDで発表だったから、お客さんはドッキリなんじゃないかと思っていた人もいたと。
 村上「ドッキリで人殺してたりしたしね」
 関町「人は殺してない。オレが死んだんだよ」

・村上「もしかしてさ、関町がある日、黒人の子どもを連れて来て、『オレの子どもでーす!』って言って。
    『これがやりたかったのかー!!』ってことかもしれないじゃん」
 関町「本当に黒人だったらどうすんだよ!!」
 村上「それを見たらきっとオーマイガーって言うだろうね」
 赤羽「逆に黒人じゃなかったらがっかりする」
 池田「もし、本当に関ちゃんの精子なのに、黒人だったら」
 関町「そんなことが起きたら何でも起きるぞ!!」
   「それはもう奥さんが黒人」
 村上「そうなるといよいよ情報が渋滞するよ!!それ最初に言えよってなるよ!!」

・関町結婚報告を聞いたときに厳しい言葉を言った池田さん
 池田「人生設計がぐらぐら」
   「人生何とかなるだろうと思いすぎだ!!」
 関町「池田は、オレの子どもが高校や大学の頃のことを考えてくれてるけど、ライスがその時まで今のままの状態だと思ってるってこと」
   「オレは10年後にはもっと売れてるイメージで、頑張って行こうと思っているのに」
 何かの番組で、子どもを一人大学まで育て上げるとすると、8000万かかるというのを見た池田さん。
 だから自分は、5000万くらい貯金できるまで、結婚しないし子どもも作らない。
 村上「それからしたら、今関町は貯金5000万足りない」

・村上『(関町に)威厳とかどうするの?』
 池田「関ちゃんは、威厳というかふざけてる」

・名前はどうするの?
 関町「名前を考える流れのとき、大喜利みたいになるから嫌だ」
 ライスジューシーズのオールの時に出たのが、
 赤羽「関町我慢」
 村上「ミドルネームみたいにすれば?関町・ガ・マン」
 関町「ふざけんなよ!友達は果たして何て呼ぶんだよ」
 池田「マンちゃん」

・関町のお父さんは小さい
 村上「家のカギ忘れた時、ドアのスキマを何とかすり抜けて入る」
 池田さんによる小さなお父さんが必死にタバコを吸うジェスチャー
 村上「ピアニッシモでこれですから」

・村上さんのお子さんが出来たら「村上奏(かなで)」という名前にしようかと考えている
 池田「でも奏って絶対美人じゃなきゃいけないよね!プレッシャーだよ」
 かわいくなかったら同じ「かなで」という読み方でも「金出」になってしまうと言い出す関町さん
 これに池田さん爆笑

・村上「ここで仮に関町の子どもの名前決めようよ」
 関町「なんで仮で決めなきゃいけないのかな…?」
 じゃあもう「関町カリ」でいいじゃん
 最後に小さい「ッ」をつけて
 池田「関町カリッ」
 村上「関町carry」
 関町「みんな冷静に考えてみてよ。自分だったらヤでしょ?」

・ここで田所さん登場
 ∞総選挙で6位になった田所さん
 村上「6位ってすごいよね!AKBでいったらこじはるぐらいじゃない?」
 タドジン。

・村上「飲み物はどうするの?」
 田所「じゃあ、ジャックダニエルロックで…!」
 これも2年ぶりの恒例のくだり。

・仁は関町の結婚を聞いたときどんな感じだったの?
 渋い感じで「ちょっと待って……」
 関町「名探偵みたいな感じ」
 村上「何の推理もいらないよ!起きてる事件はただのデキ婚!犯人はコイツだよ!!」

・池ちゃんは村ちゃんが結婚したときどうだったのか
 池田「しずるが上手くいかなかったら、村上の奥さんまで食いっぱぐれる
    だから、しずるが3人になったような気持ち」
 田所「わかるわー!!」

・この前松橋さんと話していた田所さん
 関町が住んでいる恵比寿には、池田さんも松橋さんもいる。
 田所「もし、今から6年後位に、関町の子どもが6歳くらいになったとして、その時に子どもを叱って、で子どもが家出するとするじゃん」
    「そしたらその子ども、多分池田かしゅうたの家に行くんだろうなって」
 村上「『あのさ…ウチの、そっち行ってない?』って電話が来るんだよ」
   「確実に見たことのない関町に出会えるよね」
 関町「公園とかに行ってるかもしれない。あのタコ公園に」
 池田「俺笑っちゃうと思う」
 関町「そうなったら大丈夫?ちゃんとシリアルあげれる?」←自分から黒人いじりしてる

・関町、子どもを小道具としてみている疑惑
 単独ライブにもカリッを出すだろ
 村上「よくあるじゃん、単独で、最初が最後につながるみたいな。カリッで始まってカリッで終わるんだろ」
 池田「カリッが板つきで」
 赤羽「確かに、明転してカリッが一人だったらめっちゃウケるだろうね」
 関町「……そろそろいい加減にしろよ」
 田所「おめーが言い出したんだよ」



2部からは、松橋さんも参加。
企画は、1部よりさらに失礼極まりなくて詳細書けないので、ワードだけ拾っていきます。


・池田「それはしょうがない。もうダサいのが悪い」
・フォーマルなダサさ
・この襟プリントじゃないよね?
・赤羽「首絞めてる」
・振りかぶってダサい
・"Welcome to Japan"
・村上「『これ着るー!?』って顔してるよ」
・田所「ど根性ガエルみたいな」
・村上「これは何?トリックアート?」
・関町「全部チャックって可能性もある」
・内面的な変態感
・『気になるアイツ』 村上「気になるわー!!」
・ただのフリに使うな!!

 
関町の子供が産まれたら話聞きたいし、またやりたいですね、という感じで終演でした!



今回、書く時間短縮のために、だいぶ淡々と書いてみたんですが、本当は全ての文末に「(笑)」が入っていると思ってください(笑)
それくらい、最初から最後までずーっと面白かった。
やっぱりケチャップは特別で、幸せな空間で、
そしてライスとしずるは、他の組み合わせには絶対にない魅力があるなぁと感じました。
一度悪ノリが始まったら、坂を勢いよく転がり落ちるボールのように、もう止まらない、止まらない。
この感じは、他のコンビでは出せないよなぁ。

私が初めて行ったケチャップナイトは2009年で、今回は2012年。
3年半という時間は、あっという間だったけれど、やっぱり変化が大きくて。
まさかそこから2人が結婚するとはねぇ。
そうやって人生が大きく変わるタイミングに来てるんだね。
そりゃ私自身も、人生について色々と考えるようになるわけだよねー(苦笑)
だけどそんな中でも、くだらない悪ノリの数々は相変わらず(笑)
また、関町さんがそれを止めるのも、まさにケチャップの恒例のような気がして。
本当になぁ、黒人のくだりとか本当にひどいよ(笑)
でもまぁ、それほど愛されてるってことですよね。
加えて、本当にただの悪ノリだけだったらこんなに笑えるわけはなくて。
みんなの発想とかワードセンスとかが、尋常じゃなく光ってるからこそですよね。
特に村上さんの「起きてる事件はただのデキ婚!犯人はこいつ!」ってところが、最高に面白くて(笑)
こうやって、誰かの発言に対する返しで笑いを増幅させることができるのが、村上さんの強みだよねぇ。

そして前にも書いたけれど、私のケチャップの好きなところは、悪ノリのところも、真面目なトーンの話もできる場だということ。
関町さんが結婚&子供が出来たと報告した時、池田さんが「人生設計がぐらぐらだ!」と怒ったと聞いて
(まぁ、これはライスがふざけた感じで告げたからというのも大きいみたいですが・笑)、
ちょっとびっくりしてしまったんですが、でもそれも、本気で関町さんのことを思っているからですよね。
ライブ中にも言ってましたが、もう9期は出会ってから10年目、小・中学校を共に過ごした友達よりも長い付き合いになるんだよねと。
そして、関町さんの「オレはもっと売れてるイメージで頑張っていこうと思ってる」って言葉に、
もちろんそういうことを普段思っているのは当たり前だろうけど、それをこの場で聞けた時になんだかじんときちゃったなぁ。
これからすっごい大変だと思うけど、頑張ってくださいね。


やっぱりケチャップは特別だ。
2組のスケジュール合わせるの大変だと思うけど、ぜひまた近いうちにやって頂きたいです。
2年ぶりっていうのはさすがにちょっと長かった。せめて1年に2回くらいはお願いしたいな……。
月日が流れて、色んなことが変わるけど、
この空間が素敵なものだっていうことは、この4人が最高の組み合わせだってことは変わらない。
過去から続く今があって、それを踏まえて未来がある、そういうのを一緒に見ていきたい。
どこまで追えるかわからないけど、そんなことを思ったのでした。


11月24日 日本コント学会

2012-12-02 00:48:09 | ライブ感想♪
さらば青春の光が企画するコントライブ。
ゲストに、うしろシティ、かもめんたるを迎え、最高に豪華な布陣。
これだけでもすごく楽しみなのに、実際のライブはその期待値を遥かに超えてきました。
毎度申し訳ないですが、レポではなく、感想をざーっと書いていきます。
あぁ、もう一度見たいなあ。


・ OPコント 医局
白衣姿の森田・東口の二人がすれ違い、背中越しに話し始める。
「森田先生、いつまで金にならない研究を続けるつもりですか?
 私たちも、慈善事業でやってるわけじゃないんだ」
「続けますよ…。私は、人を救うために医者になったんだ!」
初めからがっつり芝居をするさらばの二人が見れて、もう嬉しくて嬉しくて!
緊張感のあるシリアスな演技、とてもかっこよかった。
そこから、色々な人物が入れ替わり立ち替わり登場し、OPコントにふさわしいにぎやかな感じに。
個人的には、名前を間違えまくる槙尾先生と、全力でモップをかける清掃員の金子さんがツボ(笑)


・OPVTR


・さらば青春の光 ギャング
とってもシュールなのに、全体的な雰囲気はすっごいポップ。
結局東口さんが最初から最後まで謎すぎる(笑)


・かもめんたる 白い靴下
もちろんネタ全体がいいんですが、とにかくオチが!秀逸すぎる…!
ありがちといえばありがちな感じなのに、それでもここまで怖くなるのはすごいですね。
なんとも言えない後味の悪さで、しばらく鳥肌がおさまらなかった……。
こういう、オチで全てを持っていくみたいなネタを久しぶりに見たので、とても衝撃的でした。


・うしろシティ 美容室
かもめんたるで、客席のざわざわ感がおさまらない中だったんですが(笑)、
でもそこはしっかり落ちつけて、冒頭で自分達の空気を整えて、お客さんを引きこむ。
演芸大賞で見てから、ずっともう一度生で見たいと思い続けていたので、今回見れて本当に嬉しかった!
もちろんテレビでも面白いけれど、やはりこのネタは生で見ると格別ですね。
客席まで巻き込んで、自分達も二人と同じように、ケンジとユウスケの会話に耳を傾けて、
この先どうなるんだろうとドキドキして。
今回は演芸大賞の時よりもさらにパワーアップしていて、頭の向きを直すところも回数が増えていたり、
金子さんが切っちゃった髪を隠蔽しようとしたり、「お疲れ様でしたー!」で床にへたりこんだり(笑)
何度見てもいいネタ。本当に楽しいなぁ。


・さらば青春の光×阿諏訪
 『クレーマー』
ここからは、さらばに一人ずつ加えたトリオネタを披露。
阿諏訪さん以外の3人は、普段よくコントでやっているキャラという感じがしたのですが、
阿諏訪さんは、普段だったら金子さんがやりそうなキャラのように思えました。
本人には悪気はないのに、どんどん周りを振り回してしまうという(笑)
あまり普段見れないタイプのような気がして面白かったです。


・さらば青春の光×う大
 『ケンカ』
これ素晴らしくよかったなぁ。
まさに、さらば青春の光といえばこういうコント、っていう感じがしました。
「ここで笑ってください」という明示的な説明は一切ないのに、
みんなが、あぁこういうコントなんだと気付いて、じわじわ笑いが広がっていく。
う大さんのイヤミなキャラクターもハマっていた。
それと、野球をdisる流れのときに、う大さんがどうやらアドリブを入れていたみたいで、それも最高に面白かった。
「木の棒で、球を打って、走って、何か踏んで(←たぶんベースのこと)」
思わず笑いをこらえ切れなくなって、後ろを向く東口さん(笑)


・ギャング コント学会バージョン
 (森田・東口・阿諏訪・槙尾)
ここからの3本は、それぞれの本ネタに他のメンバーが加わった、コント学会特別バージョンのネタ。
このコントは、人数が増え、さらに楽しくて華やかになった感じ。
阿諏訪さんのギターも、3人のダンスもとってもよかったー!
ここでしか見れないもの見たー!!


・白い靴下 コント学会バージョン
 (槙尾・う大・金子・東口)
う大さんと金子さんの関係性が…本当に怖い…!!(笑)
そして、その後の金子さんの豹変っぷりがさらに怖い!!(笑)
かもめんたるの本ネタとは、また違った怖さを味わった気がしました。


・美容室 コント学会バージョン
 (金子・阿諏訪・う大・森田)
森田「おい、ケンジ!!」
う大「ユウスケ……」
森田「何やってんだよ!」
う大「見りゃわかるだろ?仕事してんだよ」
森田「そんなこと聞いてんじゃねぇよ!!」
もう、最初の一言で森田さんが登場してからのわくわく感、なんて言ったらいいだろう!
あのコントの、音声だけで想像していた世界が、二人の手によって具現化されていく…!
……と思ったら、思いもよらぬシュールな方向になっていきました(笑)
店長とお客さんが、隣を気になっていた本当の理由はこれだったのか(笑)
すごいよなぁ、台詞はほとんど一緒なのに、
あのドラマチックなコントが、動きだけでここまでシュールなコントになるなんてね(笑)


・さらば青春の光×金子
 『ホームルーム』
全体的にそうなんですが、やっぱりさらばのネタって始まりがすごくいいですよね。
このネタも、東口さんの影のある感じと、それを明るく励ます森田さんの友情がすごくよくて。
そこに登場するあのグラサン先生(笑)
お馴染みのキャラが、さらばとの絡みによってまた新しいエピソードを作ったね。
この先生、毎年接するクラスによって色々問題を起こしてるんだろうなぁ(笑)
そんなところが想像出来ちゃうのもまた楽しい。


・さらば青春の光×槙尾
 『カミングアウト』
東口さんの女好きキャラ全開!!(笑)
「女としてしかみられへん…」って言って、にやっと笑ったところで、客席の空気が変わりましたね(笑)
あー、ホントにゲスいコント!!(笑)
そしてとにかく、槙尾さんの女装が美しすぎて…!!
もう、女装として綺麗とかそういう問題ではない。
普通に女性として綺麗(笑)
あまりの違和感のなさにびっくりしてしまいました。
さらにすごいなと思ったのは、お父さんに告白された時に、「それだけですか?」とちょっと不服そうにしているところ。
物足りないと訴えたい、揺れる女心が忠実に表現されていて。
演技力という言葉で片付けていいのだろうか(笑)
とにかく槙尾さんすごかったなぁ。
全体としても、かなりキツい内容で、多分台本の文字を追っていくだけだったら絶対に笑えないと思うのですが(笑)、
それがちゃんと笑いに昇華されているのは、3人の表情や口調があってこそですよね。
森田「あっき!悪の鬼と書いて、悪鬼!!」(笑)


・『打ち上げ』(全員)
全員のキャラがいかんなく発揮されていて、最後にふさわしいとっても濃くて豪華なコント!
なんだかかわいそうな役回りになってしまう森田さん、
世渡り上手でエースの称号を手にする東口さん、
雰囲気あるプロジェクトリーダーのう大さん、
ピュアすぎて周りを振り回してしまう金子さん、
上手くやってたはずなのに顔が死んでる阿諏訪さん、
そして、紅一点、こういう女の子いそう!というまたまたリアルすぎる女装で登場の槙尾さん(笑)
それぞれのやりとりが複雑に絡み合って、どんどんこのメンバーでしかできない笑いが生まれて行く。
ゲスいオチも合わせて(笑)、最高に楽しくて盛り上がるコントでした!!



「もったいない!!」
ライブが終わった直後、何よりもまず思ったのはこれでした。
こんな最高に楽しくて素晴らしいライブが、たった1回で、たった120人しか見れなかったなんて、
本当に本当にもったいない!!
せめて、あと1公演だけでも増やしてよかったんじゃないかなぁ……。
あまりにこの思いが強すぎて、アンケートに「本当にもったいないと思います」って3回くらい書いた(笑)

今回の出演者、もちろんみんな最高に面白かったのですが、
やっぱり、特にさらばのお二人の印象が一番強いです。
さらば青春の光の企画ライブなので、さらばの二人が基本で、それぞれ出なかったコントは1本だけ。
それ以外はずっと出ずっぱりなのですが、どのコントも当たり前のように色んなキャラクターをこなしていっていました。

こういう言い方は、安直なのであまりしたくはないのですが、それでも言わせてもらうとすれば、
森田さんって本当に、すごい才能がある人なんだと思う。
『ケンカ』のところの感想にも書いたけれど、さらばのネタって、明示的な説明やツッコミがないものが多くて、
観客それぞれが、「あぁ、こういうコントなんだ」と気付いて笑っていく。
真面目にシリアスに、一切笑いがない緊張感漂う導入が多くて、
だけども、初めの笑いが来るところから、ちゃんとコントの空気になる。
強く強くぴーんと張った緊張の糸を、はさみでパチンと切るように、一気に笑いが広がるのが、さらばのコント魅力じゃないかと思います。
でもこんなネタ、誰でも書けるかって言ったらそんなことはなくて、かなり斬新で攻めてることをやってる。
なのに、それを感じさせないように、親しみやすいポップな演じ方。
森田さんって、本当はもっとカリスマ扱いされるべき人なんだと思う。
でも、自分がかわいそうな役のネタばっかり書くから、あまりそれが外に伝わってないんじゃないかなあなんて(笑)
そして、東口さんのブレない演技もまた、さらばのコントの魅力だなぁと改めて感じました。
特に『ホームルーム』では、先生あんなに変な人なのに(笑)、そこには揺られずに徹底的に幸の薄い生徒。
「お芝居」から「コント」へのスイッチがパチンと切り替わるのがさらばのネタだと思うんだけど、
東口さんは淡々と自分のポジションを貫いているから、スイッチが替わって、森田さんがコントっぽい演技になっても、
すごく見やすいんだろうなぁと思うんですよね。
コンビの中で、きれいにバランスがとれているんだろうなと感じるところです。


「いつまで金にならないことを続けるつもりですか?
 私たちも、慈善事業でやってるわけじゃないんだ」
OPコントでのこの東口さんの台詞。
もちろん、コントの中での台詞なんだけれども、このライブ自体のことと重ね合わせてしまった。
さらに、翌朝の東口さんのこのツイート。


さらば青春の光 東口 @sarabahigasi
一夜明けて改めてコント学会、すごい良かったと思うなぁ。う大さんの「サークルの頃の良い意味で楽しいお笑い」確かにその通りのお言葉。忘れがちな気持ちを思い出しますね。初心というかね。生活かかると余計に。 via Twipple for Android
2012.11.25 06:17


この一つのライブのために、何回も打ち合わせして、深夜稽古して。
事務所も拠点も違う3組は、スケジュールを合わせるのも大変だったと思う。
お金だけではなく、かかった時間という観点からしても、割に合わないところがたくさんあるんだと思う。
商業である以上、きれいごとだけではやっていけない。
それでも、このライブに出ていた芸人さん達の思いは、ただ面白いこと、楽しいことをやりたいという、シンプルなものであるように感じられた。
そしてその情熱は、客席にもダイレクトに伝わってきた。
きれいごとだけではやっていけないけど、でもさ。
結局、本当に大切なことは、本当に人の気持ちを動かすのは、そういう純粋で熱い想いのような気がしたんだ。
客席の熱は、ある意味、それぞれの芸人さんの単独ライブよりも高まっている気がした。
それは、これだけの芸人さんが集まって、これだけネタを練ったユニットライブをやるのは、
単独よりもさらに大変で、貴重なことだと感じていたからじゃないかな。
本当に素敵なライブを、素敵な時間を、ありがとうございました。