甘酸っぱい日々

面白くても何ともならない世界で 何とかしようとする人達のために

「学校に来るって聞いている!」 10月19日 神保町花月『「かつて」の意味』

2009-10-19 23:00:00 | 神保町花月
犬の心はすごいな、とそれに尽きます。

最初は、女性が入っていないことに、ちょっと物足りなさを感じてたんです。
神保町の魅力って、普段絡めない人との共演というところもあると思っていますので。
でも見終わって、これは女性が入っていなくてよかったと思いました。
いい意味で男くさい。
それぞれが自分の愛すべき女性を守り、そして全力で愛していたからこそ狂い始めてしまう。
ここで、女性が実際に出てきてたら、全然意味合いが変わってしまう気がしたんですよね。
私たちの想像に任せてもらえる部分があったからこそ、男たちの強さや切なさがくっきり浮き出てきたんじゃないかななんて感じました。

押見さんは完璧でした。
今まで神保町で見てきた役の中で、ウミネコの次にかっこいいと思ったかもしれない。あ、でも晦のお兄ちゃん役もかっこよかったな。
いいや、結局一番なんてきめられないや(笑)
愛妻家で、いつも誰の前でも強くて、赤城にバンバン指示飛ばして、最後に引っ掛かっていた双二の謎を解く。
誰の目から見ても、仕事も家庭も完璧なカッコイイ刑事さん。
だからこそ、最後が際立って際立って……。
亡くなった奥さんのつながらない携帯に電話をかけ続けているとわかった時、どうしようもなく切なくなりました。
こんなに切なく感じるのは、多分自分が狂ってしまっていることに気付いていないから。
今まで10年間、奥さんに電話をかけ続け、確実に秤には奥さんの声が聞こえている。
いつかその声が聞こえなくなってしまった時、自分が狂っていることに気づいてしまった時、彼はどうなってしまうんだろうか。
奥さんがいるからこそ、今の強さが保てているんだと思うと余計に。
そして、このことを赤城に伝えた射手がどんな思いだったのかと考えてしまうと、もっといろいろ考えてしまいます。
千秋楽しか行けなかったのは本当に残念でした。
この事実を知った上で、最初からもう一度見てみたかった。
奥さんにかけてる電話が全て、自分の思い込みだということを理解しながら見ると、全然違うはなしになりそうだ。
射手と秤の二人だけのシーンも、射手に注目して見てみたい。
そういえば、オープニングのダンスで、秤にスポットが当たった時も、電話かけてましたよね。そういうことだったのか。
オープニングももう一回見たかったなぁ。
あぁ本当にどうして一回しかチケットとらなかったんだ。
とにかく、押見さん完璧でした。
この人には、やっぱりお兄ちゃん役とか先輩役とかが似合う。
「殺し屋~」で、後輩の役やってたけど、結構違和感あったもん(笑)
それって演じる人としてどうなのかと思うけど(笑)、その分先輩役がかっこいいからいいのです。

池谷さんはなんでこんなに上手いの……。
最初、秤と赤城が中学生を取り逃がしそうになり、蟹江が彼の前に立ちはだかった時、「あぁ、蟹江さんナイス!かっこよい!」って思ってしまったんです。なのに、その後まさか蟹江が彼を殺してしまうなんて。
最初にあんなことを思ってしまったので、自分のテンションの落差がすごかったです。信じられなかった。
実は私、秤や赤城よりも事態を受け入れるの遅かったかもしれないぞ(笑)
最後はとっても切ないんですが、重荷を下ろすことができた晴れやかさみたいのも見てとれると、蟹江さんはやっとこれで楽になれたのかと。
もちろん現実にこんな人がいたら、きっと好きにはなれないですが、お芝居の中だからというのと、池谷さんの上手さがそう思わせたのでした。

尾形さん、いい役もらったね!(夕立に続いて二回目)
やっぱり尾形さんは、普通にしていると絶対かっこいいと思うのです。普通に上手いのです。
特に好きだったところ二つ。
前出の、秤と一緒に事情聴取してる時の、逃げようとしている中学生を制しての言葉。
「大丈夫、すぐ終わるからね」とか、「どうした?もう少し話聞かせて」みたいな感じの言葉。
やさしい言葉なんだけど威圧感がある。
すごいかっこよくて、あぁ刑事さんっぽいなぁって。
そしてやっぱり最後に、双二を片腕で抱きしめるとこですよね~。
尾形さんは、普通にしていたら普通に上手いと思うのです。
ただ、時々いろいろやらかすから押見さんに怒られるのです(笑)

あとは私、バックスクリーン星野さんの演技が本当に好きでした!
超良かった!
ちょっとスカしたインテリのブレーン。いる!こういう奴いる!
秤に「お前やたら詳しいな」みたいなこと言われた後の「法学部卒なもので」←この言い方大好きでした!
なんでこんなに好きなのか自分でもよくわかっていないのですが、でもすごくよかったです。
こいつやたら目立ってるな、となんとなくにおわせる感じが好きです。
でも、私が予想していたよりももっと重要な、黒幕だったとは(笑)
星野さん超いいよ、他の演技も見てみたい。
ただ、これはこの役だったからこそ合っていたのかな。


あとは、ざっと笑いどころメモ&エンドトーク!

・今回、千秋楽なのに、尾形さんがやってしまいました。
 向井さん演じる双二との二人だけのシーンで、完全にセリフを飛ばすという(苦笑)
 「明日、お前の学校行くから」といったセリフが全然出てこなかったらしく、全然話が進まないし、何度も同じセリフをぐるぐる……
 ちょっとひどすぎる(苦笑)
 ついにフォローしきれなくなった向井さん、
 「兄ちゃんが明日、学校に来るって聞いている!!」(笑)

・ポカリを飲みながらポカリの粉がおやつ(笑)

・小林「オカマだよな……?」
 の後の、秤と赤城の笑い方がすごくよかったです

・蟹江さんが、「お前、しゃべり方変だよ?」って言ったのは、千秋楽だけだったのでしょうか?
 これ、確かに池谷さんのこのツッコミがなかったら、落ち着かないかもしれませんね(笑)
 あの緊張感あるところでの笑いどころだったので、余計に印象に残っています。

トーク! あまり覚えていないので順不同で!
明転したと同時に尾形さん土下座(笑)
尾形「すみませんでした!」
押見「どうしたの?何もしてないよな?」
尾形「……はい」
押見「後でゆっくり話そう」
尾形「……」

トークで尾形さんが喋るたびいちいち空気が止まる(笑)
押見「こういうの、あなたたちが処理しなさいよ!(向井さん菅さんに)」
 菅「僕たちは、パンサーwith尾形ですから」
はねつけられる尾形さん(笑)
尾形さんは自分がパンサーのキャプテンだと主張。

14期生たちの服装がみんなおかしい(笑)

九次元の河野さんは、ボケどころがない役。でもボケたかった。
だから蟹江に刺されて倒れるとき、
河野「曙対ボブサップの、曙の倒れ方をしようかと思ったんですけど、寸前のところでおもいとどまりました」
押見「……なんだよこの話!」 

ハセさんは日に日にオカマ度合いが増していく(笑)

最後に池谷さんから。
池谷「パンサーは、初めてだったよね」
向井「はい、そうですね」
池谷「クールダウンは……」
桑原&長谷川「いや、クレオパトラです!」
池谷「バックスクリーンもね、」
押見「全員やるのかよ!!そういうのは楽屋でいいですから、みなさんに」
池谷「う~ん、じゃあねぇ、お腹すいた!!」
満面の笑顔(笑)
ついさっきまで、憎しみにあふれた凶悪犯を演じていた人とは思えない。すごいなぁ。
尾形「押見さんは?」
押見「オレはいいだろ、なんなら一番しゃべってたんだから。……お前ホント、なんなの?」
ちょっと、私はこれは抗議したい!
確かに押見さんは一番しゃべってたけど、でもそれはMCとして回すためであって。
押見さん個人としての感想は言ってなかったじゃないですか!
私だって、押見さんの感想聞きたかったよ!
尾形さんは確かに今回ひどかったけど(笑)、でもこれは違うぞ!
……あれ?
私、夕立から尾形さんが気になっているぞ……?
そ、そんなつもりはないはずなのに!(笑)


最後に、ハセさんのブログからこちら
この2枚目の、ノギーと一緒の写真、いい写真~!!
らぶらぶ~。
でもこれ、パソコンからだとなんかノギーしか見れなくないですか?
携帯からもご覧になることをおすすめします☆

そうだ、もう一つ。
演出の方が、宇宙でクロールの方と一緒だったんですよね。
うちゅくろの時みたいに、オープニングかっこよかったです!

強さと弱さと、喜びと切なさがまじりあったような。
いいものを見させていただきました。
犬の心はすごいや。

10月17日 ライス単独ライブ『鈴虫のお腹』

2009-10-17 23:00:00 | 単独ライブ
私はイチゴの方が好きです。
例えの方ではなく、本当の果実の方の話です。
じゃあ今回において、イチゴとザクロどちらが好きだったのかと聞かれると……
正直わかりません。
見終わった後、物足りなかったのはイチゴで、満足だったのはザクロでした。
ただ、全ネタ好きだなと思えたのはイチゴで、どうしても好きになれないネタがあったのはザクロでした。

今後この中のネタをやることもたくさんあると思いますので、簡単なあらすじ&感想のみ書きます。
ブリッジVTRはもう他で見る機会もないと思いますので、簡単に内容を書いてみたいと思います。
あまりネタバレになるようなことは書かないつもりでおりますが、どこかで見るまで待ちたいという方はご注意ください。

……上記は、私が単独のことを書く際に必ず書いているものなのですが、今回はこの中から他の場所でやるようなネタがはたしてあるのかどうなのか(笑)
最初と最後のコントは、おそらく他ではやらないと思いますので、簡単に書いてみたいと思います。
それ以外はレポでもなんでもなく、ただ私の感想を書いているだけですので、ご了承ください。


・オープニング
何者かに狙われている関町さん。
「オレは何もしてないんだよ!!」「お願いだからそんなもんしまってくれよ!!」と叫ぶも、撃たれてしまう。
バンバン撃たれているのに、なぜか全然死なない。
撃たれる間隔がどんどん早くなっていき、ピストルの効果音がリズムを刻み始め、
ミュージックが流れ、関町さん踊り始める!!
しばらくして、白いシャツにメガネというエセミュージシャンみたいな田所さん乱入(笑)
散々好き勝手に踊って終了。なんだこれ!!(笑)

そういえば私、ついこの前のオンバトで、ギースの道案内ネタを見たときに、心から「かっこいい!」と思ったのです。
踊ってる二人が本当にかっこよくて、様になってました。そこだけ何度も繰り返して見てしまったほどです(笑)
で、よく考えたら、これって構造的には同じだよなぁと。
なのになんでこんなにネタの印象に差が出るのかって、それはもうダンスの完成度しかないですよね(笑)
ライスだと笑っちゃうんだよなぁ、真顔で踊ってるのに面白いんだよなぁ。
衝撃的な幕開けでございました。


・オープニング映像


・相談
<霊にとりつかれて……>
ライスだなぁ!最初からすごく見ごたえあって面白かったです!
ボケとツッコミが完全に分かれているネタも、分かれていないネタも、どっちも平然とこなしているのがすごいと思います。
もともとはハッキリ分かれていないネタが好きだったのですが(チャーリーとかね)、でも最近はこれもすごく好きです。ポーカーとか大好きなので。
オチ最高っ!


・ブリッジ
今回のブリッジは全て、田所さんが書いた白黒の絵でした。
絵のどこかに必ず「鈴虫のお腹」という言葉が入っている。
なんでしょう、かわいいというのとはちょっと違いますが、「味がある」とかいうとすごく高貴な印象になってしまうので(笑)、一番近いワードは「かわいい」なのかもしれないです。
この絵、ポストカードとかにして売ってくれたらよかったのに!
300円くらいだったら全然買いますよ!(リアルな金額・笑)
おじいちゃんの絵に吹き出しで、「鈴虫のお腹」


・システム上……
<もしもし? あ~、今ゲーセン来てんの!>
超楽しかった!何これ、何これ!
言っちゃえば毒入りリストの逆パターンなのですが、それだけにとどまらない魅力。
何よりも、関町さんの声が似合うんだよね!!
本当にいい声!
聞いているだけで、ディズニーランドにいざなわれているかのような気持ちになりました。
ここだけ聞いた人は、まさかあんなおなべ顔の人が声の主だとは思うまい(笑)
田所さんのSっぷりもいかんなく発揮され(笑)楽しそうだったな~!!(笑)


・ブリッジ
小さい子が落書きして、そのまま寝ちゃってる感じ。
右上に「鈴虫のお腹」


・秘密
<人ん家来といて暇ってなんだよ?じゃあ、暴露大会しようぜ>
最初は気味悪くて、中盤はウォークマンのネタみたいな爽やかな感じで、後半はぞくっとして、最後はなんだかぬるっと終わるという(笑)
オチ不思議だった~。ハッピーエンドとも言い難いし。
あのままぞくっとした終わらせ方でもよかっただろうに、なんであんな終わり方にしたんだろう。


・ブリッジ
駅のホームにある、駅名を表示している標識。
真ん中が「鈴虫のお腹」
左側が「鈴虫の尻」、右側が「鈴虫の頭」
鈴虫、右向きだったんだね(笑)


・生物の不思議な求愛行動
簡単に言ってしまうと、田所さんが男役、関町さんが女役で、生物の求愛行動を再現しちゃうコントです(笑)
私はしずる単独の時に、「その後の雰囲気」っていうコントが大好きでした。パターンは同じで、設定を変えてどんどん繰り広げられていくショートコント集。
なので今回、そういうスタイルのネタをやってくれてすごく嬉しかったです!こういうの見たかったの☆
どれもこれも本当に面白かった!!
田所さんがメスをジグザグに追い詰めるところが、今回全編通して一番笑いました(笑)
それにしても知子のカツラは何なの(笑)


・ブリッジ
アンケート結果の円グラフ?
どうやらDVDのアンケートらしい(笑)
「ぜひ買いたい」「興味がない」「レンタルで十分」などの項目の中に紛れている「鈴虫のお腹」


・それいけ、シロッペ!
このコントタイトルが表示された時、「シロッペ」の文字だけが、なんかもこもこしててかわいいスタイルになってたんですよね(笑)
でも、黒バックに白文字や、不思議な雰囲気の音楽に影響されてか、そのかわいいスタイルが異常な不気味さを感じさせて(笑)
その後、私の感覚が間違っていなかったことを思い知るのです。

まず、最初に明転した時、思考回路が停止しました(笑)
飛び込んでくる情報が多すぎる(笑)
ポップな音楽、
カラフルで鮮やかな照明、
田所さんスーツでさわやか、
スーツでさわやかのままなぜかダンス、
そして、となりに白い布かぶった関町さんと思われるのがうごめいてる。
情報が多すぎる(笑)
オープニングだけでめちゃめちゃ笑いました。
でもその後、このコントで笑えることはありませんでした。

冒頭で述べたのはこのネタです。
本当にダメでした。
申し訳ないけど、本当に本当にダメでした。
不気味すぎて、怖すぎて、気持ち悪すぎて。
っていうか、ライスさんにとって、こんなファンはいらないのかな?
そうですよね、よく考えたらおかしいんですよね。こういうのこそライスなのに。
なんでブラックなネタがダメなのに、私ライスが好きなんだろう。
そういえばこれ、チュートが好きになってしばらくしてからも同じこと思ってたな。
どんなに好きな芸人さんでも、好きなネタと嫌いなネタがあるのは当たり前だと思ってます。
でもこのネタが好きじゃなきゃ、ライスファンって名乗るのおかしいのかな?
……いいや、もういいや!
私はライスが好き!
でもこのネタはダメだった!
でもライスが好き!
そんでもってチュートも好き!
それでいいや!
……本当にシロッペ怖かった……気持ち悪かった……。
お願いだから夢に出ないでください……(苦笑)


・ブリッジ
四十九手(笑)


・「僕ら」
それまで、コントタイトルが出る時は、黒いバックに白い文字だけのシンプルなつくりでした。
しかしこのコントの時だけは、鮮やかなカラーの野球場の写真を背景に、「僕ら」というタイトルが出ていました。
このコントだけ漂う、なんでしょう、他とは一線を画している様子が感じられて、一気に惹きつけられました。

広場でグローブとボールを持って遊んでいる、東京から引っ越してきたばかりの田所くん(役名出てこなかった)。
そこにやってきた、偉そうにしてる男の子。
オレの持ち場で遊ぶなと怒鳴る。
でも田所くんは「イヤだね!広場はみんなのものだよ!」
ということで、どちらがボールを遠くに飛ばせるかで勝負することに。
田所くんの投げた距離を悠々と越す男の子。
田所くんの驚き方は、基本「ほげぇ~」(笑)(もう私これがツボでツボで)
しょぼしょぼと帰ろうとする彼を、ぼそぼそと引き留める男の子。
「キャッチボールの相手がいねぇんだ――相手してくれよ!」
これが二人の出会いだった。

二人は、大きくなったら日本一のバッテリーを組もうと約束する。
ところが急に、男の子(しんちゃん)は、しばらく広場に来なくなってしまった。
ある日、田所くんが壁当てをしていると(この壁当ての動きが本当に変!なんか児玉さんみたいだったよ・笑)、二週間ぶりに姿を見せたしんちゃん。なぜか元気がない。
「ごめん、オレ、もうここには来れない……」
先天性の病気で、もう野球ができない。今も立っているのがやっとなんだと話すしんちゃん。
「お前と一緒に過ごした数ヶ月間、楽しかったよ!」
そう言い残して去ってしまうしんちゃん。
泣き崩れてしまう田所くん。

時は流れ、大人になった田所くんは、自分の息子とキャッチボールをしている。
昔のことが自然と思い出されてくる。
「すまんな……あ、ほら、もう一回投げてみろ!」
しかし、次々飛んでくるボールをパシッと受け止めながら、涙ぐんでしまう。
「そっくりだ……しんちゃんにそっくりだよ……」
ボールの飛んでくる間隔がどんどん早くなる。
パシッ、パシッ、パシッ……パン、パン、パン!!
ここでミュージックが流れ出す(笑)
踊りだす田所さん(笑)
最初の関町さんと全く同じパターン!!
軽快に踊る田所さんの後ろを、シルクハットかぶってステッキ持った、チャップリンスタイルの関町さんが乱入(笑)
曲に合わせてカッコよくポーズして、暗転。


あ~、最高!!
究極の茶番でした(笑)
最初にも書きましたが、このコントだけ漂うガチ感(笑)に、完全にだまされました!
どんな展開になるのかと思っていたら、まさかこんなオチになるなんて!!
ダンスシーンでは、真顔で踊る二人の印象が強くて忘れられません(笑)
で、なんでこれがこんなに楽しかったかって、やっぱり前半がよかったからですよね~。
あまりにも切なくて、あのダンスシーンまでがもう少し長かったら私泣いてたかもしれない。
しんちゃんが別れを告げる時の関町さんが完璧でした。泣くのを必死にこらえてるような震える声で、「ごめんな……」って。
全然違うところでは、「日本一の、バッテリーになろうぜっ!」っていう言い方が、かわいくてかわいくてきゅん☆
こういうとき、私は関町さんの年下でよかったと心から思います(笑)
大人になった田所さんも上手かったな~。ちょっと口調とか雰囲気を変えるだけで、すぐにいいパパに見えたもん。すごいなぁ。
そんなパパが泣いてるところぐっときました。
そこからのまさかのダンス(笑)
いや、もう、言うことないです。本当にいいものを見せてもらいました。
ただ、シロッペの衝撃が強すぎて、出会いの二人の会話があまり頭に入ってこなかったことだけが心残りです(笑)


エンドロール


エンディング
舞台上の机の上に、提灯みたいな形をしたライトが。そのライトだけをつけて喋りだす二人。バックには鈴虫の泣き声。
机を挟んで左手に田所さん、右手に関町さん。いつもの立ち位置ですね。
「風流ですね~」とか言う関町さんですが、お客さんの気持ちが離れていくのを感じ取る(笑)
関町「ここから見ると、200人の霊に見られてるみたい」
自分からやっといて失礼な!(笑)
心が折れた二人は、「やめよ!」とか言いながら結局照明さんにお願いして、舞台の照明を点けてもらっちゃいました(笑)
この提灯みたいなライト、東急ハンズで3,4000円したそうです。
これだけのためにってことがバレたら、社員さんに怒られるんじゃないかと言い出す二人(笑)
今回、単独祭りとは別に、こういう小さい単独をやらせてもらった。交互にできれば、と思っている田所さん。
こちらの単独は、偉い社員さんが来ないので、向こうではできないことをやろうと思っているそうです。
関町「シロッペとか見せられないもんね!」
むしろ、見せて怒られてほしいと思ったのはきっと私だけでしょう(笑)
田所「今回のはみんな花金寄席行き」
関町「これで花金寄席、半年くらいは安泰」
じゃあ全部AGEで出来ないネタってことじゃないですか!(笑)
また春にも単独やる予定なので――と田所さんが言うと、会場どこからとなく拍手が。いいともみたいにやりたかったのに、なんかぐちゃっとなる関町さん(笑)
またこういう機会があったらぜひお願いします~という感じで終了でした。


最初にも書いたように、私はどちらの方が好みかと言われても正直わかりません。
ただ、春の単独よりこちらの方が満足したのは確かかなぁ。
求愛行動と僕らは甲乙つけがたいくらい好きでしたし、相談はぞくっとしたし、システム上は楽しかったし、秘密はいろいろな面で面白かったし。
ただただ、シロッペがダメだっただけでした(笑)ネタ間の差が激しい(笑)
言葉で説明するのは難しいけど、簡単に言ってしまうと、イチゴの方がポップ、ザクロの方がブラックという印象でした。
ブラックなネタあまり好きじゃないのに、なんで私ライスが好きなんだろう。
自分でもわかりません。
シロッペが本気でダメだった私は、ライスファンに向いてないのかもしれない。
うん、でも、それでもいいや。
今回の単独、本当に楽しかった。見終わった後、会場を去る時になんだかすごく寂しい気持ちになった。
楽しかった。それでいいや。
素敵な単独を、ありがとうございました。