甘酸っぱい日々

面白くても何ともならない世界で 何とかしようとする人達のために

「書くこと」が好きです。

2015-02-08 01:20:11 | Weblog
すっごく遅くなってしまいましたが、みなさま、あけましておめでとうございます。
今年も、ゆるゆると雑記ブログを続けていきたいと思います。
よろしければ、ぜひお付き合い頂けると嬉しいです。
さて、今回は、とあるご報告をさせて頂きたいなと。

先日、ルミネtheよしもとのHPにおいて、2014年のライブ感想文を一般募集した「ルミネtheよしもと 感想文大賞」の結果が発表され、
私が応募した作品を、優秀賞に選んで頂きました!
やったー!めっちゃ嬉しい。
本当にありがとうございます!
この作品は、後日、ルミネのHP上やチラシなどで紹介して頂けるかもしれないとのことなのですが、
その前に個人のブログに掲載してもいいとの許可を頂いたので、先にここに載せることに致します。
もし興味を持ったかたがいらっしゃったら、読んでみてくださると、とても嬉しいです。
こちらからどうぞ。



「ルミネtheよしもと感想文大賞」は、今回初めて実施された企画。
このような取り組み、とてもいいなと思います。
最近は、どうしてもツイッターが主流になっちゃって、もちろんそれも楽しくて手軽でいいんですが、
やはり私は、文の長さや「まとめること」を意識せずに、思いの丈を書き綴った長文が読みたい。
だから、お笑いファンの方のブログとかが大好きです。
そういう熱い思いが込められた文章を読むと、そのテーマが自分の守備範囲ではない芸人さんでも、
「ちょっと面白そう」「私こういうライブ好きかも」「今度行ってみようかな」という気持ちになるんですよね。
そのため、すごくいい企画だと思ったし、
これを知った時、私もぜひ出したい、参加したいと思うようになりました。
同じアホなら踊らにゃ損ってやつですね(笑)
ぜひ、今後ルミネ以外の劇場でもやってほしいな。
他の劇場で行われたライブでも、書きたいと思ったこといっぱいあるよ。

それで、じゃあどのライブについて書こうかと思った時、やはり頭に浮かんだのは、ロシモンマキパーの解散ライブでした。
もし、入賞したら、HPとかチラシにも掲載されるかもしれない。
普段ライブに足を運ばない人も、ごらんになるかもしれない。
そう思った時に、ライブならではの熱量を感じたものを書きたいと思ったし、
「テレビに出ない芸人は売れてない」「テレビに出れないなら面白くない」みたいな価値観に、それは違うんだよと伝えられるものを書きたかったのです。
ただ、正直、若干抵抗はありました。
私は、ロシモンとマキパーをメインで追っていたわけではない。
だから、「そんな私が、偉そうに知ったかぶって書いていいのだろうか」という思いもあって。
普段全然書かなかったくせに、解散の時だけ「寂しい」とか言うのは、ズルいのかもしれない。
それでも、やはり二組はとても大きな存在だったから。
AGEAGEライブで、2期~13期あたりの芸人勢がわちゃわちゃしていたなかで、いつだって楽しませてくれた。
彼らは、私の青春の中にいたんだよ。
その最後のステージ、やっぱり書いておきたくて。
私の文章で、こういう思いや感謝がどれだけ表現出来たかはわかりませんが、
でもそういう思いを持ってやり切れて、入選作に選んで頂けたことはとても光栄です。


小学生のころから、「書く」ことが大好きでした。
小学5年生の頃には、県内の読書感想文コンクールで入選したこともあります。
でも、私自身が高校生になったあたりの時期に、急に、文章を書けなくなってしまいました。
特に、読書感想文なんてもってのほか。
小学生の頃は、読書感想文で読む本も、そこまで長くないし、そこまで難解ではない。
でも、学年が上がるにつれて、読む本のレベルもあがってくるため、
私はあらすじをまとめるだけで精一杯になってしまい、「感想文」にならなかった。
ただただ、長々とストーリーを書き写しただけ。何を書いたらいいのかわからなくなってしまったんです。

そんな時期に出会ったのが、ピース又吉さんのエッセイでした。
よしもと無限大ホールの劇場内で配られていたフリーペーパー、「YOOH!」(名前書いてるだけで懐かしいな)。
その中に、又吉さんのエッセイ、「第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)」はありました。
このエッセイは、又吉さんがお勧めの本を紹介しながら、その本に関連した自身のエピソードを紹介していくもの。
正確に言うと、これは「書評」ではないし、「読書感想文」でもない。
自身の体験を語るエッセイで、本の内容にはあまり触れない。
でも、私にはこの文章が、とてもしっくりきたんです。
これ、すごく面白いって。
本のあらすじを、全て説明しなくてもいいんだ。
その本に関連して、自分がどんなことを感じたか、どんなことが琴線に触れたか、
それが書ければ、本の内容を完璧に記述しなくても、面白い文章になるんだと。
又吉さんみたいになりたい…なんて、おこがましいけれど。


この体験が、私のブログの形態を形作りました。
本のあらすじをまとめるのが苦手なように、ライブのレポを書くのは本当に苦手。いつまで経っても上手くはならない。
だけど、文章の中に、自分の気持ちを込めることは、少しは出来るようになってきたかな。
ライブの内容よりも、ライブを見て私がどう感じたかは、書けるようになってきたかな。
「書くこと」が苦手になってしまった私に、
お笑いライブは、もう一度そのきっかけを与えてくれました。
伝えたいことがなければ、書くことはできないから。
これからも、苦手だけれど、上手ではないけれど、
好きな人を見て、好きなライブを見て、たくさんのことを感じて、
「書く」ことを続けたいな。