甘酸っぱい日々

面白くても何ともならない世界で 何とかしようとする人達のために

もうこんな季節2010

2010-12-12 22:18:04 | お笑い全般
こんなのやってたなんて知らなかった。

M-1ランキング最強ネタカウントダウン

もちろん、3ネタ全部投票させてもらいました(笑)
ごめんね、許してよ。
だって本当に全部伝説だなって思うんだもん。
無名の05年にいいところに食い込んで印象を残し、
翌年に2本ともどかんどかんで完全優勝。
この季節になると、毎年このことを思い出す。
そして、また新しいチャンプの誕生にわくわくする。
今年もこの季節が来たな、って思った。
それが今年で最後なんてね……。

M-1グランプリ、今年の大会をもって終了

正直、決勝メンバーを見たとき、「なんでこの人達…?」と思ってしまって。
他にもっと上げるべき人がいたのではないかと思ってしまう。
たくさんの芸人さんの顔が浮かんでくる。
M-1は、有名無名関係なく、面白い人達のための大会であるべきだと思っています。
それだからこそ、彼らがあんなにドラマティックな完全優勝を成し遂げることができたんだからね。
一夜にして環境が変わる。まさにM-1ドリーム。
それなのに、こんなメンバーになっちゃねぇ……。
こういうメンバーを集めて番組をやりたいのなら、別に、M-1じゃなくてもいいじゃない。
年末年始のネタ特番でいいじゃない。
そうではないから面白いんだよ。
そこにこそ、私が求めるM-1があったんだよ。
と、こんなことを考えていた時に終了のニュースが流れてきた。
そして今、この文章を書いているときに文田さんのブログを読みました。
すごく残念です。
こうなったら、敗者復活に期待します。
囲碁将棋、ゆったり感、磁石、タイムマシーン3号、マヂカルラブリー、チーモン……。
行ってほしい人がたくさんいるけど、行けるのは1組だけ。
でもその1組に、たくさんの思いを込めて。

この思いとは全く反するのですが、もう一つ思うこともあります。
売れる可能性は、M-1だけではないってこと。
今回、例え上がって来られなかったとしてもね、
本当に面白ければ、きっとまた違う場所から上がってこれるはずってこと。
ピースだってさ、彼らが売れて、ハリセンボンも売れて、後はピースだけっていう状況でなぜ売れないんだってずっと言われ続けて、やっと今年花が咲いたんだもん。
実力を磨いていれば、きっと違う場所に地上への出口がある。
そう信じてる。

あの頃、関東に住んでた高校2年生のとある女子高生は、お笑いが好きということをあまり周りに言っていませんでした。
言ったら、「誰が好きなの?」って聞かれる。
そう聞かれて、「チュートリアル」と答えても、「ごめん、知らないなぁ」と言われるのが当たり前だったから。
そこで「あっ、全然テレビ出てないから、知らなくて当然だよ!全然大丈夫だから」と言う瞬間が一番さみしかった。つらかった。
彼女に言ってあげたい。
今はつらくても、その年の冬に、思いが報われる日が来るよって。
チュートリアルという人達を、ほとんどの人が知っている時代が来るんだよって。
全員がハッピーになれる結果なんてありえない。
でも願わくば、あの頃の彼女みたいなもどかしい思いをしているファンの方の思いが、少しでも多く報われますように。


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