木工事がいよいよ終わり、休み明けから内部の仕上げ工事に入ります。
今まで現場は材料に溢れていましたが、それらの材料が納まるべきところに納まったので、いよいよ空間の全貌が見えてきました。
と、同時に「間」も見え始めました。
「間」とはその空間のたたずまい、またはオーラとでも言いましょうか。
縦横の比やバランスが落ち着きをもたらしてくれます。
例えば左右対称の作りはバランスがいいですし、少し目線が低く、横長の造作は安定感も出てきます。
こちらの場合、正面の造作は左右対称ですが、縦長な空間の横から入る大きな日の光がここからは見えない場所まで差し込んでいることにより、見えない部分の想像が一層深まります。
そして、日本人は左右対称や安定感よりも左右非対称、アンバランスに美を求める感覚があります。
日本人独特の「間」だと思います。
階段に光が当たることで影がはっきりと浮かび上がり、階段の立体感が協調されています。
その脇のテーブルは階段の蹴込みと踏み板と線をそろえてあることで焦点が合い、全体の安定感をもたらしています。(言わなきゃわからない様な所で実はバランスを取ることで、アンバランスが落ち着きます)
縦に長すぎる空間ですが、梁の線を見せることで縦横のバランスを調整しています。
ミニストックはこうした「間」が他にもあちこちにあります。
実際に見ていただくことでその立体感をより実感していただけると思います。
5月24日(土)25日(日)の見学会に向けて、事前にメールやお電話を頂戴できれば、時間調整もします。
または
025-378-8715
までご連絡をください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます