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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-02(lab)】最小限住居-省エネルギーな小さい家-

2020-02-16 20:10:30 | ministock-02(lab)
小さい家のオーナーは暮らし方が上手だなぁと思います。

生活感がちょうどいいっていう雰囲気。

で、今日は昨日の記事の続きです。

先日、

そこそこの断熱性能で、南面に窓がなく北側に超が付くほどの大開口と吹抜けがある
超絶不利な条件のミニストック-05でも快適にお住まいいただけてることをご紹介しましたが、


ミニストック-02は、

今まで設計したお住まいの中でも最小クラスで、且つ窓が少ない家。

つまり、超有利な条件

数字で表すと、ミニストック-02は換気を含めた熱損失が97.42W/Kという超高断熱仕様の住まいとほとんど変わらない性能を秘めています。

Tさんの挑発(うそ)もあり、サーモカメラで撮影してみることにしました。

ずらーっといきますね。
1階和室の壁


19.4℃



1階和室の天井


19.5℃



1階洗面所の壁


20.4℃



1階脱衣室の床


20.6℃

(ロックさん、ありがとう)


1階浴室の壁


21.3℃



階段の床


20.2℃



2階リビングの壁


20.1℃



2階ダイニング


19.2℃



2階ダイニングの床


20.6℃



2階キッチン


20.2℃



ロフト天井


19.1℃



床下


21.1℃



家のつま先からてっぺんまでの表面温度の誤差が2℃程度で、

各層の温度計は、

1階が20.7℃


2階が21.1℃


床下が20.5℃位

(温度計の機種が違うので誤差はあります)

室温と表面温度に差がないので、とても過ごしやすい空間です。
そして暖冬とはいえ、この家全体を床下にある6帖用のエアコン1台でほぼ賄っているという事。

ここまでは他のミニストックと大差ないんですが、私がTさんの挑発(うそ)の何に驚いたかというと、

設定温度が18℃なんです。


6帖用のエアコン1台で設定温度18℃で家中が20℃位になるっていう、

都市伝説にもならない噂が、

噂じゃなくて本当にありました。


窓が少ない分、蓄熱容量が大きいんでしょう。
すごく暖房負荷の少ない家なんです。

先週の寒波の時には、今期初めて2階のエアコンを動かしたって言ってました。

また、ミニストック-02には、秘密兵器とも言えるペレットストーブがあるんですが、


今季使ったのはトータルで1週間程度との事。

そこそこの断熱性能でも、条件がそろうとこうなるんだ。
ほんと、驚きました。

しかし、Tさんの挑発(うそ)は終わらない。


「今やネイティブディメンションズと言えば」

ミニストックを通り越して、

ラボが代名詞になりつつあります。

家中快適なため、冬であってもお風呂上りは汗が止まらなくて困っているそうです。

そこで、ラボに涼みに行くとちょうどいいって。

新しい!

なんか、ノルウェーかフィンランドの情景が頭に浮かんだぞ。
知らんけど。

そう!だって、意図的に分けた空間。
唯一、玄関だけが


9.5℃


このパキっと分けた使い勝手。

私、ラボに関しては相当な使い勝手の良さを過去に提案していますが、

まだあるのかよ~って。

Tさんの挑発(うそ)にやられました。










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