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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

「桜咲く公園脇の小さい家」まともな話

2024-05-23 21:55:00 | 桜咲く公園脇の小さい家
玄関ポーチの屋根がない家なんてあるんだって感じですよね。

ごろごろありますよ。

ネイティブディメンションズではよくある設計。

ね。

ほら。

困っていません。


なんででしょうか。

一番の理由は、玄関の中が広いからというのがあげられると思います。
その前提があったうえでコストバランスを踏まえた結果だったり、デザイン上の理由だったりします。

ただし、むやみやたらに採用しているわけではありません。

どの物件に対しても上記理由はもれなく採用していますが、より使い勝手を向上できるのであれば違う提案もします。

つまり、無駄にせり出している。

ふつうはないんかっていうくらいにせり出す

加減知らず

中間のスイッチがないのかな

さて、今回はどちらでしょうか。

正解は加減を知らない方です!

(どっちの?)

こっちの
積雪が3mだろうがお構いなしに出しました。

2段構えで。
今回はこっちのレーダーが反応しました。
至ってまともな感覚です。

さて、今日は外部耐力壁の検査に行ってきました。
ずいぶんと家の形になっています。
そして、右端。
先ほどの屋根がググっとせり出しているのがよく分かります。

肝心の合板の方は、ぱっと見同じに見えますが実は種類があります。
こちらはM3(BMWではありません)

こっちがM1


違いは釘の種類と間隔。
釘の種類と間隔を変えることで強くてバランスのいい耐震性能を確保しています。

で、反対側に来たところでおっきくバツ印が。
私が検査する前に大恭建興の高橋さんが厳しくチェックしてくれていて、張替を指示した場所でした。

理由は、釘がめり込みすぎていたり、端に近すぎたりする場所が多すぎたから。

だから、反対側は順調に見てこれたのか。

私からの指摘は数か所。
そして、改めて再検査しようと思います。

工事側の責任と設計側の責任がバチバチで面白いですね。
間に挟まれた大工さんはというと、なぜかニコニコしていました。

燃えるんでしょうね。
これがまともな感覚。

現場、盛り上がってまいりました。



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