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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

壁を突破する!

2023-02-06 18:46:49 | 建築雑談
情報が溢れて、感情移入する間もなく取捨選択だけが容易にできてしまう時代です。

それに押しつぶされない様に何かの指針が必要ですって、いい言葉ですね。
私のお宝ポスターに書かれた言葉。

自宅ができたら飾ろうと思っています。

これも飾ろうかな。
サインとか入れておけばいいんでしょうか。

今日、新潟市が主催するエコハウスセミナーに登壇してきました。

行政がこういうことに力を入れ始めたんですよ。
快適に暮らせる住まいづくりを広げていきたいです。

そして、私のパートは
「住宅を高性能にすると建設費が上がって建てられなくなっちゃうよ。ムリムリ」
という情報に押しつぶされないためのお話し。

30分くらいお話しさせていただいたんですが、結論的にはコレ。
横軸は断熱グレード。
右に行くほど断熱性能が良くなります。

縦軸が金額。
上に行くほど高額。

で、ピンクが断熱施工の費用で、青が全館冷暖房した時の空調費

このグラフは30年間の支払総額を現したものです。

つまり、断熱性能を上げれば上げるほど、建設費は上昇していきますが光熱費はどんどん安くなります。

どんどんて言うほどでもないか。

でも大事なのは住まい手の皆さんが毎月の固定費を誰に払っているかということ。
光熱費はいわばアラブの石油王に払っているようなもの。
アラブの石油王が儲かっても日本の消費は上がりません。

しかし、建設費としてお支払いいただければ国内消費が増えます。
そして、行政も税収が増えます。
つまり、経済が回りやすくなって、より住みやすい街になっていくんです。

誰に払うかってとっても大事っていうお話をしてきました。

30年ローン組んじゃったよって、気が重くなっているあなた。
光熱費は死ぬまで払い続けなければいけません。

そうはいっても、と悩んでいるあなた。

そのための小さい家です。

家づくりを考えている人の信念や感情の一つの指針となれば、ミニストックの存在する意味と役割りはこれからもあり続けると信じています。

NO MINISTOCK,
NO LIFE?

(nativedimensions)

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