昨日の記事は、在来軸組工法を採用する理由はいくつかあるけど、その理由の大元にあるのは「日本人」だからという結びでした。
(ここまで簡潔に表現できるなら、もっと本文も簡単にしなさい・・・・と思わないでください)
耐震性能や温熱環境など現代の住宅は数値化されて評価される事が多いのに、その中に割り込んで「日本人」というキーワードは理由として成立するのでしょうか。
住み手側にとって、そこまで深く突き詰める話じゃないので、理由としてはぼやけていて当然かもしれません。作り手側の責任の様なお話です。
その昔、イギリスを旅行した時、ホテルの近くにお寿司屋さんがありました。
紫とピンクの看板に書かれていたお店の名前は「スモウバー」
完全に日本がねじ曲がっているな、と失笑した思い出です。
まぁ、どうでもいい話ですが、ミニストックは将来のエネルギー不安に対してどの世代、所得層にも省エネ住宅が提供でき、末長く生活できるように考えた企画です。
つまり、今の状況(年代、所得)に左右されず、未来に備える為です。今日からその先(大分長い期間)の事に対してのご提案です。
私が住み手側に直接アナウンスするのはここまでですが、もう一つ、建築士として未来の人に、これが日本の住宅ですよというアナウンスを口頭で伝えられない可能性があるので、形でアナウンスしなければいけません。
ですから、昨日ツーバイフォーを大絶賛しましたが、唯一の欠点は日本の文化的な財産として残らない事。
日本の住宅(在来軸組工法)が進化する過程にある一つの形として、ミニストックを未来の人に見ていただきます。
失笑されないといいのですが。
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