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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-03(modern)】ミニストックの質感-現代版最小限住居

2015-09-28 23:44:56 | ministock-03(modern)
ミニストック-03(モダン)は、吹き抜けの面積も入れると合計25坪です。
世間的には十分小さい部類に入りますが、ミニストックの中ではかなり大きな方。
先日も書いた通り新潟県の平均床面積は48坪ですから、ほぼ半分の大きさなんですね。

で、ミニストック-02でも記事にした通り、ミニストックの特徴はサッシの数が少ない事です。
ただ少ないんじゃなくて少数精鋭。
本当に必要な場所にしかついていないんだけど、それだけにとても重要な役割を担っているサッシばかりです。

その結果、サッシの数は10か所。
うん、少ない。
ミニストックらしく、一般住宅の半分程度しかありません。

しかし、リビングスペースの単純開口率は27%越え。
先日の記事の通り、20%以上で高い評価になりますが、それすらもはるかに超える27%。

言うならば異常に窓だらけの状態です。

高気密高断熱住宅息苦しいとか、自然との調和に欠けていると言われますが、

はっきり言って、

そんなの知らね。

ってはなし。

誰がそんなこと決めました?

調和したい時いつでも調和してください。
その為の開口率27%のリビングスペースです。

でも、24時間365日調和したいとは思わないでしょ。
外気温が体温と同じ位の日は中で涼しく過ごしたいですよね。
外気温が冷蔵庫内より低いとき、中で暖かく過ごしたいですよね。

調和したくない時にコントロールしやすいようにサッシの数を10か所にしています。

これがミニストックらしさ。
ミニストックの触り心地って言っていいかな。

質感っていうかね。

住む人を優しく包んでるだけですよ。





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