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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-11(lab)】相性-新潟の小さい家-

2022-06-28 17:20:36 | ministock-11(lab)
リノベした玄関ドアがついに完成しました。

って、ドアは元々完成してたんですが、なかったのが画像左上の照明。

の、

センサー。

照明の人感センサーが前代未聞の欠品中。
給湯器だったり、トイレだったり、中々現場に入らないのは悪い意味で慣れてきましたが、センサーだけはホントどうにもならん。

全然ない。

やっと取り付けることができて、玄関回りが完成しました。

うん、格好いい。
ありえんくらいに格好いいです。

っていうのがあったからなのか。
ミニストック-11のSさんからご相談があったので、先週末遊びに伺ってきました。
決してデザートをたかりに行ったわけではありません。(毎度のことだけど)
あくまでも
ご実家の玄関ドア直せるかなって。

前回の玄関ドアは元々オイルステインという木に染みこませる系の塗料で、15年間放置されていたので、木そのものの傷みがひどかったんですけど、今回はウレタンニス系の塗膜が貼ってあるタイプのドアです。


にしても、第一印象がとにかく立派な玄関ドアで、昭和が漂っています。確かにこれは直した方がいいと思いました。

すごい存在感だなと思いながらじろじろ舐めまわしたところ、あるものが目に飛び込んできました。
YAMAHA

しかも、前進の日本楽器製造の文字もある。
なぜ、ヤマハと思うかもしれませんが、ピアノしかり楽器って木に塗装するのが基本。

つまり、楽器もドアも考え方は同じなんです。

その考え方とは、
塗膜系の塗料は木肌感は失われますが、木目がくっきりと浮かび上がって、耐久性もある。
そしてなんといっても艶が高級家具を思わせる仕上り。

ただし、塗膜を作るタイプは耐久性がありますが、実は水には弱い。
塗膜は水に触れると白けてきて、その内パリパリと表面が剥がれてきます。

なので、日常的なメンテナンスができないのが欠点で、今回もパリパリ剥がれるような症状でした。


ここ最近多い浸透系の塗料は、耐久性はないけど誰でも塗れるので、簡単にメンテナンスしながら長持ちさせるという使い方。

どっちがいいかは単なるお好みでいいと思います。

またどっちにするかで手直し方法も変わってきますので、玄関ドアリペアプロデュサー(今勝手に作った)としてご提案を考えたいと思います。

私は普段木部には無塗装をお勧めしていますが、それはある意味塗料にこだわりを持っているからこそのご提案。

道具の寿命は使う人次第。
道具に人が合わせるのか、
人に合った道具を使うのかはどちらでもいいですが、
相性を合わせましょう。

そのための玄関ドアリペアプロデュサーです(今勝手に作った)2回目

おまけ
無農薬家庭菜園が絶好調でした。
「家」と「庭」で家庭という言葉も好きですが、
「家」と「畑」で、
えーと
誰か何かいいの考えてください。

とにかく敷地全体で「くつろげる暮らし」が「家にいること」をご提案するネイティブディメンションズです。

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