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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-08(modern)】悲喜こもごも。結果。最高-現代版最小限住居

2018-01-19 12:54:15 | ministock-08(modern)
ミニストック-08は昨年末から積算作業に入っているんですが、Wさんからフローリングの色を少し明るくしたいというご要望がありました。

それならば、少し大きい面積で確認した方がいいので、建材屋さんに遊びに行きましょうと提案し、昨年の暮れも暮れに実際のフローリングを見に行ってきました。

そこで一番目をキラキラさせちゃったのが私なんですね。(たぶん)
「うわっ、めっちゃかっけ」と思ったのが駄々洩れだったのか分かりませんが、Wさんにも伝わったようです。

で、改めて手に取ると、なんか触り心地が違う。
寿司職人がシャリを何個握っても重さが同じみたいな職人芸。米粒数えても数粒違わないみたいな、あれ。

私もそんな感覚が背中をさわさわ~と。

そこで、建材屋さんの担当者に、

「このフローリングの厚さは・・・」

「はい、18mmです」

元々予定していたフローリングは15mm

3mm違います。

おっと~。

普段生活するうえで3mmって、「たかが」ですが、設計者にとっての3mmとは、
そうですねぇ、
タンメン頼んだつもりが担々麺来ちゃったよ。みたいな。
(分かりづらい)

要は全然違うっていう意味です。

18mmですって言い切る前、食い気味に私の脳内コンピューターが修正しなければいけない図面を数え始めます。
たぶん、この計算に要した時間1.2356741668・・・秒くらい。

その上でWさんには、これにしましょうという視線を送ります。
そして、無事採用。

一気に私の中でこの建物の完成イメージがかなりはっきりとしたカラー画像で浮かび上がります。

Wさん、本当にありがとうございます。

で、結局修正した図面は作図した119枚のうち、67枚。
半数越え。



泣けるけど泣いた~。



訳:悲しいけど、うれしい~。(業界あるあるの設計者心理です)



で、変更図も工務店さんに流して、今現在積算中。
3月着工目指してハリキリ中。

Wさん、もう少しお待ちください。
いいお住まいにしましょう。






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