バボザル

『我が生涯に一片の悔いなし』を目指しているのですが、なかなかそうはいきません・・・

阿蘇・高岳

2014年01月14日 | 

阿蘇五岳の一つ、高岳に登って来ました!!

中岳第一火口は警戒レベルに2に引き上げられ、火口から半径1kmの立ち入りが制限されているので、

今回は仙酔峡登山口からのスタートです。

 

今回歩いたコースはこちら・・・

 


(クリックで拡大できます)

 

仙酔峡から中間地点あたりまでは、すっかり雪も融け、ガレ場の続くいつものバカ尾根です。

上の方には濃いガスがかかり残雪も残っているようですが、確認できません。

登っている間にガスが晴れる事を願いつつ進みます。

 

中間地点まで登ると、徐々に残雪の量も増えてきました。

雪の表面はバリバリに凍っているので、足の置き場に注意しながら進みます。

 

ガスの間に見え隠れする虎と鷲!! 幻想的でカッコイイです・・・んっ!?

よ~~~く見ると・・・

 

矢印の先に人がいるのわかりますか!!

ふたりのクライマーの方が登っていらっしゃいました。

眺めていたいところですが、身体が冷えるので先へと進みます。

 

後ろを振り返るとなかなかの高度感を楽しむことが出来るのもこのコースの特徴です。

 

徐々にガスの中に入り残雪の量も更に増えてきました。

 

岩の表面も凍りついています!!

 

一歩一歩慎重に進まないと、アイゼンが噛まないところも・・・

 

斜面が急なので滑落でもしたらという緊張感はありますが、それ以上に楽しく・・・

 

 

自然の創り出す芸術を楽しみながら・・・

 

おぉ~!! ここへ来て今日初めて太陽の姿を確認しました。

またすぐにガスの中へ隠れましたが、これは期待できます。

 

しっかし凄いですよね~ 綺麗というか気色悪いというか・・・

 

そして・・・

 

高岳の火口縁に到着しました!!

 

稜線の上はカッチンコッチンです。

凍りついた稜線の上をゴリゴリ音をたてながら、まずは天狗の舞台へと歩みます。

 

っと、稜線を歩いていると・・・

 

おぉ!!

 

おおぉ!!!

 

わぁいちゃ~~!!(うちの次男坊の口癖です)

ガスが晴れていきます。 しかも、なんかカッコいい。

 

天狗の舞台が見えてきました。

ガスの流れが、ステージを飾るドライアイスの煙のようにも見えます。

 

天狗の舞台の裾まで来ました。

ビックリするような氷柱を期待していたのですが、まだまだですね。

 

こちらは天狗の舞台の北側になります。

陽のあたる方と陽のあたらない方ではまるで違いますね。

 

薄っすらと仙酔峡が確認できるほどガスが晴れてきました。

 

雲の上に立っているような感じでなんだか気分イイです!!

 

高岳東峰から大鍋へ下り、月見小屋で昼食を食べることにします。

 

天狗の舞台の周りを飾る霧氷がなんとも素晴らしい!!

ガスもすっかり晴れてくれました。

 

月見小屋の中で昼食を・・・と思っていたのですが、

ガスも晴れ、風もあまりなく、日射しがあるとそんなに寒くないので、外で食べることに。

 

薄暗い小屋の中より、だんぜん外でしょ!!

 

カップラーメンで胃袋が温まったら、高岳の頂上を目指します!!

 

雪に囲まれた月見小屋も絵になるなぁ~

 

残雪のおかげで普段よりも歩き易く、頂上近くまでゴリゴリ真っ直ぐ歩みます。

 

頂上付近もカッチンコッチンです。

 

そして・・・

 

高岳 (1592m)頂上です!!

 

 

 

っと、この時・・・丁度この写真を撮っている時でした。

 

携帯電話の呼び出し音が・・・嫁さんからです。

 

嫁・「ちょっと~大丈夫ね~中岳が噴火したってばい!!」



 

俺・「いぃ~~~~~」

 

 

 

しとるやん!! 

噴火しとるやん!!

 

 

いつもとはあきらかに違う噴煙が上がってます。

 

「知らぬが仏」っていいますが、後でニュースや新聞を見ると・・・

カップラーメンを美味しくいただいている時に噴火していたようです。

 

今回は小規模噴火だったから幸いでしたが、これが大規模な噴火だったなら・・・

っと思うと、さすがに恐ろしくなりました。

 

 

っということで、高岳山頂をあとにしてとっとと下山です!!

 

とはいっても、このカチカチの急斜面・・・

慎重に急いで・・・急いで慎重に・・・

 

 

下山中にも地鳴りのような音が聞こえ、モクモクと上がる噴煙を確認しながら下りました。

 

 

山頂でまさかのサプライズでしたが、いろいろと内容の濃い山行になりました。。。

 

コメント (6)
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