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角田光代『マザコン』

2007-11-27 | か行の作家
「空を蹴る」「雨をわたる」「鳥を運ぶ」「パセリと温泉」「マザコン」

「ふたり暮らし」「クライ、ベイビイ、クライ」「初恋ツアー」8編の短編集。


マザコンというタイトルから想像するに、息子と母親のお話かと思いきや

母と娘、父と娘、夫と妻、恋人同士だったりして。


さて感想。


読んでてあんまりピンとこず、まぁ普通かな~という印象。

角田さんだから読ませる内容だし、描写もうまいんだけどね。

なんでだろ~。

心の機微みたいなものが分からない人間なもので…(笑)

繊細な人だと分かるのやもしれませぬ~。


母親の入院モノが多いかも。

自分自身を見つめなおす「パセリと温泉」は、うむむっと思った。


あとがきを読んで、なるほどな~と。


この作品でピカイチで良かったのが「初恋ツアー」

この作品はとっても好きかも。

私と洋文、洋文の母の幸子。

3人で二泊三日の北海道旅行に行くことになるのだが…。

このお姑さんの幸子さんがとってもいいのだ(メージ的には吉行和子)

これは中編で読みたかったかも。★★★


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