私(おじさん)の音楽日記です。
今日は2012年の元日に行われたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の『ニュー・イヤー・コンサート2012』を紹介します。
今年はラトヴィア(旧ソ連)出身のマリス・ヤンソンスさんが指揮をしました。
ヤンソンスさんは2006年にも指揮をしているので2回目の登場となります。
前回とても楽しい『ニュー・イヤー・コンサート』を聴かせてくれましたので、今回も楽しみにしていました。
ただ、我が家では家内と娘たち、それから孫がテレビの主導権を持っているので、DVDレコーダーに録画して後日観るのが慣例となってしまいました。
今年もやっと3日に観ることが出来ました。
さてヤンソンスさんの『ニュー・イヤー・コンサート』、期待通りのメリハリのあるきびきびした演奏だったと思います。
1. ヨハン&ヨーゼフ/祖国行進曲
2. ヨハン/ワルツ「市庁舎舞踏会でのダンス」作品438
3. ヨハン/ポルカ「あれか、これか」作品403
4. ヨハン/トリッチ・トラッチ・ポルカ作品214
5. ツィーラー/ワルツ「ウィーンの市民」作品419
6. ヨハン/アルビオン・ポルカ作品102
7. ヨーゼフ/ポルカ「騎手」作品278
8. ヘルメスベルガー/悪魔の踊り
9. ヨーゼフ/フランス風ポルカ「芸術家の挨拶」作品274
10. ヨハン/ワルツ「人生を楽しめ」作品340
11. ヨハン(父)/シュペール・ギャロップ作品42
12. ロンビ/コペンハーゲン蒸気機関車のギャロップ
13. ヨーゼフ/鍛冶屋のポルカ作品269
14. エドゥアルト/「カルメン」カドリーユ作品134
15. チャイコフスキー/バレエ「眠りの森の美女」から「パノラマ」
16. チャイコフスキー/バレエ「眠りの森の美女」から「ワルツ」
17. ヨハン&ヨーゼフ/ピツィカート・ポルカ
18. ヨハン/ペルシャ行進曲作品289
19. ヨーゼフ/ポルカ「燃える恋」作品129
20. ヨーゼフ/ワルツ「うわごと」作品212
21. ヨハン/ポルカ「雷鳴と電光」作品324
22. ヨハン/チック・タック・ポルカ作品365
23. ヨハン/ワルツ「美しく青きドナウ」作品314
24. ヨハン(父)/ラデツキー行進曲作品228
1曲目から3曲目までが『ニュー・イヤー・コンサート』では初めて演奏される曲だったのですが、いずれもシュトラウス一家の有名な曲のメロディを引用する曲だったので、すぐに演奏会の楽しさに入り込めました。
特に1曲目は「ラデツキー行進曲」のメロディが、そして2曲目は「美しく青きドナウ」のメロディが使われていて、オープニングがエンディングの逆の選曲となっていて、ヤンソンスさんの楽しい演出に感心しました。
曲名だけだと分からなくても、実際に聴いてみると有名な曲の旋律を使っている曲であったり、何度も聴いた曲でもウィーン少年合唱団の合唱が入ったりで、決してがっかりすることも、飽きることもありませんでした。
それから、出身国に因んだチャイコフスキーの『眠りの森の美女』からの2曲は、少し違和感もありましたが、私は楽しく聴くことができました。
さすがに「雷鳴と電光」は、『ニュー・イヤー・コンサート』のライブ中継が始まる前に放送されたカルロス・クライバーさんのものと比較すると落ちてしまいますが(ヤンソンスさん、ごめんなさい)、
「コペンハーゲン蒸気機関車のギャロップ」「鍛冶屋のポルカ」や「チック・タック・ポルカ」などでの演出は面白かったし、メリハリのある楽しい演奏会だったと思います。
来年は誰が登場するでしょうか。
今から楽しみですね。
<ウィーン・フィル『ニュー・イヤー・コンサート』へのリンク>
【1】
カルロス・クライバーさん (1989年,1992年)
【2】
ヘルベルト・フォン・カラヤンさん (1987年)
【3】
ジョルジュ・プレートルさん (2008年,2010年)
【4】
フランツ・ウェルザー・メストさん (2011年)
【5】
マリス・ヤンソンスさん (2006年)
<追記(1月9日)>
録画したDVDをじっくり観て、ビックリしました。
『ニュー・イヤー・コンサート』の演奏会の聴衆の中にジュリー・アンドリュースさんが映っていました。
嬉しいですね!
それから、来年の指揮者はフランツ・ウェルザー・メストさんに決定しているようですね。
楽しみです!