加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

【おんがく】スキップするのが常識? 半分名作の「ダブル・ファンタジー」

2005年10月01日 10時16分37秒 | 音楽・映画のこと
ダブル・ファンタジー ~ミレニアム・エディション~
ジョン・レノン&ヨーコ・オノ, ジョン・レノン, ヨーコ・オノ
東芝EMI

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「週刊ブログ」になっちまった(笑)。
まあ、また音楽の事です。空が高くなって人恋しい季節になったので、昔の曲のことを書きます。

上のアルバム「ダブル・ファンタジー」は、ジョン・レノンのアルバムではなく、あくまで「ジョン・レノン&ヨーコ・オノ」のアルバムである。

なので、ジョンの曲とヨーコさんの曲が交互に入っているのである。
一曲目は、ジョンの数々の曲の中でも、もっとも輝かしい曲「スターティング・オーバー」である。これは傑作。スロー歌い出しから、プレスリーのロカビリーを彷彿とさせる楽しい部分を経て「スターティング・オーバー」と決める。
ああ、ぞくぞくする。ほんとーに、いい曲だ。

ところが、二曲目。
次にヨーコさんの曲が入っているのだ。わたしはミュージシャンとしてはオノ・ヨーコを評価していない。ジョン・レノンの音楽性の最良の部分を理解していない人だと思うし、権利を巡るポールや他のメンバーとのやりとりにも違和感を感じる。

ジョンの曲はすばらしい。これまた名バラード「ウーマン」も入っている。
このアルバムは音楽好きにはぜひ薦めたい。ただ、先入観を与えるのはいけないし、通して聞いたあとで判断していただきたいのだが、我が家ではこのアルバムをLPで購入してしまったため、飛ばして聞くのが面倒だったとだけ言っておこう。

余談だが、わたしは、以前ファンフィクションで、主人公が親友の結婚式で生ギター一本でこの「スターティング・オーバー」を歌うシーンを書いた事がある。いや、結婚式に友達に歌ってあげる曲としては最高じゃないかと思ったのだ。