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狭いベランダで育てているバラのこと、趣味のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

今でもくすぶる思い、映画〈82年生まれ、キム.ジヨン〉を観た。

2020-10-21 09:59:51 | 映画

疲れていても映画が観たくなったらやっぱり観に行ってしまう。

先週の火曜日〈82年生まれ、キム.ジヨン〉を観てきました。

小説もとても評判になっていましたが、映画も流行っているようです。

普段映画を観ない生徒さんも観たいと言っていたので、興味半分で観に行きました。

〈あらすじ〉

結婚、出産を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨン

常に誰かの母であり妻である彼女は、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。

「疲れているだけ大丈夫」と夫にも自分にも言い聞かせていた彼女だったが

ある日、まるで他人が乗り移ったような言動をとるようになる。

その時の記憶がすっぽりと抜け落ちている妻に、夫のデヒョンは傷つけるのが怖くて真実を告げられず

一人精神科に相談に行くが、本人が来ないと改善することはできないと言われてしまう。

何故、彼女の心は壊れてしまったのか、少女時代から社会人になり現在に至るまでの彼女の人生を通して

見えてくるものとは、、、(フィルマークスからのコピペ)

 

家事育児に追われる毎日、そして女性だからという差別で、孤独感と虚しさで心が壊れていく。

女性ならどの世代でも分かる事ではないでしょうか?

特に私たちの世代は、今と違って女性は家事育児、男性は仕事だけ、とはっきりと役割が分かれていました。

今のようにワンオペ育児などと言う言葉なんかなくて、ワンオペが普通でした。

 

うちも夫は、長男が生まれた時点では子供に全く無関心。

自分がしたいように仕事をし飲みに行き、土日もサッカーなどをしに行って遊ぶ

と言うシンジラレナイ男でした。

せめて土日くらい一緒に子供を見て欲しいと思っても、それを言うと機嫌が悪くなる、、

機嫌が悪くなるのがイヤで我慢していました。

それなのによく3人も産んだなーと自分でも呆れますが、お風呂も大体一人で3人入れていました。

その時の腹立ちが、今でも時々噴出!「あの時、あなたはひどい夫だったよねー、今の若い人は育メン、いいな~。」

と、夫の前でぼやきます。

何とか父親らしくなったのは、3人目が生まれてからなので、子供が思春期の頃は何で3人も産んだのかなーと思うこともありましたが

3人産んでおいて良かったと言う事ですね。

 

あの大変な育児の時に私が壊れなかったのは、自分の母親と周りにいた育児友達のお蔭です。

母には毎日電話して色々聞いてもらっていたし、育児を一緒にしていた友達とは毎日一緒に子供を遊ばせて、楽しいこともいっぱいしました。

それが無かったら、私も壊れていたかもしれません。

 

さて、時代は変わって結婚後も女性が働く時代になりましたが

この映画を観て共感してずっと泣いていた、と言う女性のレビューがたくさんありました。(特に30代の女性)

社会に出たいのに手かせ足かせで出られない、出ても夫は家事育児を手伝うという意識で、共に担ってくれない

大体、子供を産むことでも欲しくないのに義理の両親からせかされる、等々色々とやっぱり今でも問題が山積みなんでしょうね。

 

映画でも、ジヨンの母は苦しむ娘が可哀想で胸を痛めて叫び涙するのですが

ジヨンの時代をとっくに通り越した私も、自分の事より娘の事がとても気になりました。

結構忙しい仕事、家事、二人の育児

ちゃんとお婿さんと向き合って話し合って忙しさを分担しているのかしら?

映画を観て家に帰って、娘に「大丈夫?」みたいな内容のラインを送っちゃいました(~_~;)

彼女は強いので大丈夫とは思いますけどね。

 

共感するという女性のレビュー、分かるという男性もいましたが、ちらほら、不快な内容の映画だったという男性のレビューも。

ここの所を分かってもらえないと先に進めないです。

日本もまだまだ性差別が深刻だと思います。

女性の政治家がこんなに少ない&なよなよした頼りない??な女性議員さん多いです、誰が選んでいるんだ?

男性の政治家が自分に都合のいい女性議員を選んでいるような気がします(~_~;)

 

観終わった後、重い気持ちにはなりますが多くの人に観てほしい映画です。

主役のコンユ、チョンユミ、ジヨンのお母さん役のキムミギョン、みんな繊細な演技が良かったです。

 

次から次へと押し寄せる家事育児、終わりがないから辛い

中にいる子供と離れて一人ベランダで物思いにふける。

壊れていく妻を何とか理解しようとする夫、私には良い夫に見えました。

お母さ~ん

いつでもどこでも子供のことが心配、自分の母親もそうでしたし、母親になった今自分も同じです。

 

 


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