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fernhaven rd.

狭いベランダで育てているバラのこと、趣味のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

映画〈メイキング・オブ・モータウン〉を観た。

2020-09-28 19:22:24 | 映画

やっと涼しくなってきたので、遠くまで歩いても汗をかかなくなった。

なので、昨日シネリーブル梅田(シネリーブル梅田は駅から遠い)で〈メイキングオブモータウン〉を観てきた。

日曜日と言う事もあって、梅田は人で賑わっていた。

普段、特に土日は家に閉じこもっているので、シニアの夫婦がたくさん街を歩いているのに驚いた。

オシャレな夫婦が多くてみんな仲良さそうでちょっとうらやましかったりした。

うちは仲は悪くはないけれど、趣味がそれぞれ違うので、一緒に出掛けることはほとんどない。

私は映画や絵を見に行きたいし(バラ園もいいな)夫は、ゴルフ、頭の中はいつもゴルフの事でいっぱいなのだ。

 

映画もモータウンと言う事もありシニアのご夫婦が何組も観に来ていた。

〈あらすじ〉

1959年、ベリー・ゴーディが「タムラ・レーベル」をスタートさせたことから始まった音楽レーベル「モータウン」。

スティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイ、ダイアナ・ロス&シュープリームスなどの楽曲が次々とヒットした裏には、

「クオリティーコントロール」と呼ばれた品質管理会議の存在があった。

一方で人種差別や暴動といった苦難を乗り越え、反戦などメッセージ性の強い楽曲なども発表されていく。(シネマトディからのコピペ)

 

映画は、創設者のベリー.ゴーディと副社長だったスモーキー.ロビンソンの二人が

実に楽しそうにモータウンが小さな会社だった頃から巨大なレーベルに成長するまでを語る、という形で進んでいく。

ベリー.ゴーディは、もう90歳近く、スモーキー.ロビンソンは、80歳くらいなのに、二人とも何て元気でキラキラと輝いているんだろう。

そのことに驚いたし元気ももらった。

その二人の話の間に、作曲を担当した人や有名な歌手が出てきてこれまた楽しそうに当時を語る。

もちろん、音楽やステージの映像もふんだんに出てくるので映画は終始楽しい感じで、見終わった後感動もしたし元気にもなった。

それにしても驚くのは集まってきた人たちがみんな天才中の天才だ!と言う事。

スモーキーロビンソンは、あんなに魅力的な声の持ち主である上に、作詞作曲も得意

11歳のスティービーワンダーは、盲目なのに楽器は何でもこなすし作曲も作詞も!!

シュープリームスのダイアナロスのとろけるような魅力的な歌声、テンプテーションズのセクシーなダンスに歌

5歳のマイケルのどう言えばいいのか分からないくらいのオーラ

もうずーっとのこの映画の中に閉じ込められてもいい、と思ったくらい素晴らしかった。

 

ベリーゴーディの事は良く知らないけれど、ミュージカル映画〈ドリームガールズ〉は、シュープリームスがモデルと言われていて

ドリームガールズの中の多分ベリーゴーディがモデルのレーベルのトップの人は、女遊びがひどいずるがしこい悪い奴だったので

ベリーゴーディにもそんな部分があったのかもしれないと思った。

ベリーゴーディは、デトロイトで自動車のフォードの組み立て工場で働いていた時の経験を参考にモータウンを経営した

と言っていたので、シンガーたちをある意味部品と思っていた節があるのかもしれない。

でも、何をするにおいても愛が必要、と映画では言っていたので、その辺あんなに大きなレーベルをすごい天才たちを率いて経営していくのは

本当に大変だし、色々あっただろうと想像できる。

 

最後に映画は、大きく変わるアメリカ社会の波にモータウンレーベルの音楽も変わらざる負えない状況になり

楽しい恋の歌ばかりを歌わせていたベリーゴーディに反旗を翻して

アルバム〈What`s going on〉を作るマーヴィン.ゲイに焦点が当てられる。

楽器や歌声がいくつも重なって出来上がるWhat`s going on、反戦を歌っているこの曲が本当に美しく心に響いた。

 

ドキュメンタリーではいつも寝てしまう私だけれど、この映画は本当に素晴らしかった、ずっと心に残るし時々は思い出したくなる映画だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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