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fernhaven rd.

狭いベランダで育てているバラのこと、趣味のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

こんなモーツアルトもある、、、心に響く〈ロンドイ短調K.511〉

2018-10-12 15:26:42 | Music
昨日は、夫が外食すると言う事で、時間があったので韓国ドラマの〈密会〉の最後二話をじっくりと見ました。

始まりから終わりまで一貫して、抑えた演出と俳優さんたちの演技とで心に残る素晴らしいドラマでした。

何といってもあの長回しのカメラ、一人思いをはせる時間をたっぷりと、ピアノを弾く場面もたっぷり、物憂げに食事を取るシーンも、と

セリフが少なくても主人公たちの心の動きが手に取るように分かる、、、

日本ではドラマはワンクール9話くらいなのでそんな余裕はないでしょうね。

演出家の方で羨ましく思う方もいるかもしれないと思いました。

そして、とにかくキム.ヒエさん、最後横領などの罪を償うために投獄されるのですが、それでもなお毅然として美しく、その姿に圧倒されました。

キム.ヒエとユ.アイン、この二人の最後まで途切れない静かな熱量に、実際に人間としても大した人たちなんだろう、と思いました。


さて、クラシックのピアニストの物語なのでドラマの中で素敵な音楽がたくさん流れました。

ご紹介したい曲がたくさんありますが、最後に投獄されたキム.ヒエを待つユ.アインが弾く曲が心に響きましたので

YouTubeからどうぞ


Mozart by Arrau - Rondo in A minor, K. 511


「毎日がこの曲から始まる、うれしい日も悲しい日もどんな時もこの曲を弾くことから始まる、、、」

モーツアルトは明るく軽やかな曲ばかり、と思っていましたがこんなに悲しみを秘めた曲もあるんですね。

しかもモーツアルトらしい曲調でもありますし。


この曲を作った時期は、父親が病に伏し死が迫っているときでありまた親友であったフォン・ハッツフェルト伯爵が死を迎えた時期でもあって

内面の深い思いが曲に現れているのだろうと思います。

この曲の事を書いていらしゃる方の記事を見つけましたのでリンクしておきます。→こちら

YouTubeのお気に入りに入れました、秋に聴くのにぴったりです。

ピアニストは、クラウディオ.アラウ、この方が弾くこの曲が好きです。

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