今日から夫は東京出張。
午前中に銀行へ行ったりの雑事を終えて、家で昼食を食べ
午後からメリルストリープがアカデミー主演女優賞にノミネートされた〈ペンタゴン.ペーパーズ/最高機密文書〉を観に行こうと思っていたが
お天気は雨。
午後からは特にひどく降るらしいので
どうしよう、と決めかねてぐずぐずしているうちに15時20分の上映時間には間に合わない時間になった。
最終上映時間は?と調べて見たら20時50分。
それもどうなんだ、終わったら23時、と考えているうちに面倒になりこの前から少しも進んでいないお雛様のリースを描くことにした。
家事をする時にはTVが付いていると気が散るのに、トールペイントをする時はTVが付いていないとさみしい。
〈直撃ライブグッディ〉、HDDに録った〈ホンマでっか!TV〉〈世界の哲学者に人生相談(PR版)〉などを見ると言うか聞くというかバックグランドTV的に垂れ流しながら描く。
昔から自分や他人の心の動きや哲学っぽいものに興味がある。
4月から新しく始まったEテレの〈世界の哲学者に人生相談〉は、なかなか面白そうだった。
司会は高田純次さん、解説は小川仁志さん(哲学者)、PR編のゲストは西川貴教さん、みちょぱさん、磯野貴理子さん
視聴者からの悩みやゲストの悩みを世界の哲学者の言葉によって解決とはなかなかいかないけれど、解決の糸口を探そう、という内容の番組だ。
先ずは、視聴者からの悩みで「初めての育児であまりにも真剣に子供に向かい合いすぎて、すべての人が敵に見えた」という方の悩み
彼女はニーチェのこの言葉で、自分が間違った考えだったと気づいたそう

周りの人はみんな助けてくれようとしていたのに、自分はそれをかたくなにはねのけていた、敵は自分だったんだ、と気が付いたそうだ。
次も視聴者から、「結婚生活30年、少しづつ夫の性格が変わってきた、男女の感情も薄くなり、昔のような夫の笑顔が無くなったのが悲しいです。
幸せを取り戻すにはどうしたらいいのでしょう?」
それについては幸福論で有名なアランの言葉が用意された。

これについては、私も本当にそう思う。
夫は悲しいけれどやっぱり他人なんだから、それなりに気を使って相手が喜ぶことをなるべく言う、ありがとうとごめんは必ず言う、たまには面白い事を云って笑わせる。
というふうに努力は必要でしょうね、と思う。
まぁ、そんな風に気を使ってるので出張中は気楽とも言えますが、、
又、ボーボワールはこんな風に言っている。

次も視聴者から、「社会に出たら出世して認められる人生を夢見てきました。
でも、同僚は次々と昇進、自分は窓際族で家族からも尊敬されていません。人生の成功って何なのでしょう。」
これは難しい質問、この質問にはサルトルがこう言っている。

そして、ルソーはこんな風に言っている。

これについての私の拙い考えは、成功したと思っていても実はそれが不幸の元だったり、失敗したと思っていてもそのことが案外幸せにつながったりで
ながーい人生、成功や失敗などと言う底の浅い言葉では言い表せないのだから
視聴者の方も、いつか人生を振り返ってみた時に成功はしなかったけれど案外幸せだったのかも、と思えたらいいですね。
最後は、西川貴教さんの悩み(?)「いつかは死ぬと言う事が受け入れられない。」
幼いころから死ぬとはどういう事かと考えてきたらしい。
この悩みにはソクラテスの言葉が

常に正しく哲学していたソクラテスは、死刑を言い渡された時黙ってそれを受け入れたそうだ。
死ぬ、ことについてまだあまり考えることのない私は、いざその時が来たらみっともなくジタバタするのだろうか?
これからこの番組を見て、哲学を学んで死ぬことを練習しようと思う。
生きるのに必要なことに対してはいい加減なのに、描くことには妙にこだわる。
描いたり消したりを繰り返し、やっとここまで。
続きはまた明日、いや、明日は映画を観に行く予定なのでまた明後日。

〈追記〉
死ぬことについてはあまり考えないが、老後については時たま考える。
最近は、ずーっと畑仕事なんかをして元気なご老人も多いので、いつまでも元気でいるつもりだ。
この前友達が「寝たきりになったら、どうするの?」と聞いてきたので
「寝たきりにはならないから。」と言ったら
絶句して「すごい自信やね。」と言った。
何故、寝たきりになった時のことをわざわざ考えなければならないのか、私には分からない。
ならない、と思っていたっていいと思うのだが。
午前中に銀行へ行ったりの雑事を終えて、家で昼食を食べ
午後からメリルストリープがアカデミー主演女優賞にノミネートされた〈ペンタゴン.ペーパーズ/最高機密文書〉を観に行こうと思っていたが
お天気は雨。
午後からは特にひどく降るらしいので
どうしよう、と決めかねてぐずぐずしているうちに15時20分の上映時間には間に合わない時間になった。
最終上映時間は?と調べて見たら20時50分。
それもどうなんだ、終わったら23時、と考えているうちに面倒になりこの前から少しも進んでいないお雛様のリースを描くことにした。
家事をする時にはTVが付いていると気が散るのに、トールペイントをする時はTVが付いていないとさみしい。
〈直撃ライブグッディ〉、HDDに録った〈ホンマでっか!TV〉〈世界の哲学者に人生相談(PR版)〉などを見ると言うか聞くというかバックグランドTV的に垂れ流しながら描く。
昔から自分や他人の心の動きや哲学っぽいものに興味がある。
4月から新しく始まったEテレの〈世界の哲学者に人生相談〉は、なかなか面白そうだった。
司会は高田純次さん、解説は小川仁志さん(哲学者)、PR編のゲストは西川貴教さん、みちょぱさん、磯野貴理子さん
視聴者からの悩みやゲストの悩みを世界の哲学者の言葉によって解決とはなかなかいかないけれど、解決の糸口を探そう、という内容の番組だ。
先ずは、視聴者からの悩みで「初めての育児であまりにも真剣に子供に向かい合いすぎて、すべての人が敵に見えた」という方の悩み
彼女はニーチェのこの言葉で、自分が間違った考えだったと気づいたそう

周りの人はみんな助けてくれようとしていたのに、自分はそれをかたくなにはねのけていた、敵は自分だったんだ、と気が付いたそうだ。
次も視聴者から、「結婚生活30年、少しづつ夫の性格が変わってきた、男女の感情も薄くなり、昔のような夫の笑顔が無くなったのが悲しいです。
幸せを取り戻すにはどうしたらいいのでしょう?」
それについては幸福論で有名なアランの言葉が用意された。

これについては、私も本当にそう思う。
夫は悲しいけれどやっぱり他人なんだから、それなりに気を使って相手が喜ぶことをなるべく言う、ありがとうとごめんは必ず言う、たまには面白い事を云って笑わせる。
というふうに努力は必要でしょうね、と思う。
まぁ、そんな風に気を使ってるので出張中は気楽とも言えますが、、
又、ボーボワールはこんな風に言っている。

次も視聴者から、「社会に出たら出世して認められる人生を夢見てきました。
でも、同僚は次々と昇進、自分は窓際族で家族からも尊敬されていません。人生の成功って何なのでしょう。」
これは難しい質問、この質問にはサルトルがこう言っている。

そして、ルソーはこんな風に言っている。

これについての私の拙い考えは、成功したと思っていても実はそれが不幸の元だったり、失敗したと思っていてもそのことが案外幸せにつながったりで
ながーい人生、成功や失敗などと言う底の浅い言葉では言い表せないのだから
視聴者の方も、いつか人生を振り返ってみた時に成功はしなかったけれど案外幸せだったのかも、と思えたらいいですね。
最後は、西川貴教さんの悩み(?)「いつかは死ぬと言う事が受け入れられない。」
幼いころから死ぬとはどういう事かと考えてきたらしい。
この悩みにはソクラテスの言葉が

常に正しく哲学していたソクラテスは、死刑を言い渡された時黙ってそれを受け入れたそうだ。
死ぬ、ことについてまだあまり考えることのない私は、いざその時が来たらみっともなくジタバタするのだろうか?
これからこの番組を見て、哲学を学んで死ぬことを練習しようと思う。
生きるのに必要なことに対してはいい加減なのに、描くことには妙にこだわる。
描いたり消したりを繰り返し、やっとここまで。
続きはまた明日、いや、明日は映画を観に行く予定なのでまた明後日。

〈追記〉
死ぬことについてはあまり考えないが、老後については時たま考える。
最近は、ずーっと畑仕事なんかをして元気なご老人も多いので、いつまでも元気でいるつもりだ。
この前友達が「寝たきりになったら、どうするの?」と聞いてきたので
「寝たきりにはならないから。」と言ったら
絶句して「すごい自信やね。」と言った。
何故、寝たきりになった時のことをわざわざ考えなければならないのか、私には分からない。
ならない、と思っていたっていいと思うのだが。